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公開番号
2025065060
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2024173870
出願日
2024-10-02
発明の名称
培養システム
出願人
キヤノン株式会社
,
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250410BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】高品質な細胞を培養すること。
【解決手段】実施形態に係る培養システムは、インキュベータと、カートリッジとを備える。インキュベータは、内部空間を有し、前記内部空間内のガスの温度及び湿度の少なくとも一つを調整可能である。カートリッジは、細胞を培養する培養容器、保冷された培地を保存する培地保存部、及び、前記培養容器と前記培地保存部とをつなぎ、前記培地保存部により保存された培地が前記培養容器に向けて流れる流路を収容可能である。培養システムでは、前記カートリッジの一部が前記内部空間に挿入されることで、前記内部空間内のガスが前記培養容器に供給される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
内部空間を有し、前記内部空間内のガスの温度及び湿度の少なくとも一つを調整可能なインキュベータと、
細胞を培養する培養容器、保冷された培地を保存する培地保存部、及び、前記培養容器と前記培地保存部とをつなぎ、前記培地保存部により保存された培地が前記培養容器に向けて流れる流路を収容可能なカートリッジと、
を備え、
前記カートリッジの一部が前記内部空間に挿入されることで、前記内部空間内のガスが前記培養容器に供給される、培養システム。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記カートリッジは、断熱部を有し、
前記断熱部は、前記培養容器と前記培地保存部との間に設けられ、前記培養容器と前記培地保存部とを隔てる、請求項1に記載の培養システム。
【請求項3】
前記断熱部は、前記培養容器と前記培地保存部とを隔てる隔壁及び断熱部材を含んで形成されている、請求項2に記載の培養システム。
【請求項4】
前記インキュベータは、前記内部空間と前記インキュベータの外部との境界部である開口部にシール構造を備える、請求項1に記載の培養システム。
【請求項5】
前記インキュベータは、前記内部空間と前記インキュベータの外部との境界部である開口部に、断熱構造及び加熱構造の少なくとも一つを備える、請求項1に記載の培養システム。
【請求項6】
前記インキュベータは、前記カートリッジが前記内部空間に挿入されていない場合に、前記内部空間と前記インキュベータの外部との境界部である開口部の開口を塞ぐためのシャッターを備える、請求項1に記載の培養システム。
【請求項7】
前記インキュベータは、前記カートリッジが前記内部空間に挿入されていない場合に、前記内部空間と前記インキュベータの外部との境界部である開口部の開口を塞ぐ部材が挿入される、請求項1に記載の培養システム。
【請求項8】
前記インキュベータは、前記カートリッジが前記内部空間に挿入された場合に、前記カートリッジが有する、前記培養容器と前記培地保存部との間に設けられ、前記培養容器と前記培地保存部とを隔てる断熱部が前記シール構造よりも外側に位置するように、前記カートリッジが挿入される方向の移動を規制する規制部材を備える、請求項4に記載の培養システム。
【請求項9】
前記カートリッジは、前記内部空間内のガスを前記培養容器に取り入れるためのガス供給口を備える、請求項1に記載の培養システム。
【請求項10】
前記カートリッジは、前記培養容器内のガスを排出するガス排出口を備える、請求項1に記載の培養システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、培養システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
高品質で細胞を培養する培養システムが求められている。しかし、細胞を培養するためには、細胞を培養する培養容器の温度を、細胞を培養するのに適した温度(例えば37度)に保つ必要がある。一方、培養中に交換しなければならない交換用培地は、上述した細胞を培養するのに適した温度とは異なる温度(例えば5度)で保管しておく必要がある。このため、交換用培地は、培養容器とは別環境で保管する必要がある。このため、培養容器における培地交換の際に、コンタミネーションのリスクがある。コンタミネーションが発生すると、高品質な細胞を培養することが困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2014/136581号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、高品質な細胞を培養することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る培養システムは、インキュベータと、カートリッジとを備える。インキュベータは、内部空間を有し、前記内部空間内のガスの温度及び湿度の少なくとも一つを調整可能である。カートリッジは、細胞を培養する培養容器、保冷された培地を保存する培地保存部、及び、前記培養容器と前記培地保存部とをつなぎ、前記培地保存部により保存された培地が前記培養容器に向けて流れる流路を収容可能である。培養システムでは、前記カートリッジの一部が前記内部空間に挿入されることで、前記内部空間内のガスが前記培養容器に供給される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1の実施形態に係る培養システムの構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施形態に係るカートリッジの内部構造の一例を示す図である。
図3は、第1の実施形態に係るインキュベータの内部構造の一例を示す図である。
図4は、第1の実施形態に係るインキュベータをスロット側から見た場合の一例を示す図である。
図5は、第1の実施形態に係るインキュベータを、観察窓を通る平面で切断した場合の断面図であり、インキュベータをスロット側とは反対側から見た場合の一例を示す図である。
図6は、第1の実施形態に係るインキュベータにカートリッジの一部が挿入された状態の培養システムの内部構造の一例を示す図である。
図7は、第1の実施形態に係るシール構造の構成の一例を示す図である。
図8は、第1の実施形態に係るインキュベータにカートリッジの一部が挿入された状態で、観察窓を通る平面で培養システムを切断した場合の一例を示す断面図であり、インキュベータをスロット側とは反対側から見た場合の一例を示す図である。
図9は、変形例1に係る培養システムのインキュベータの内部構造の一例を示す図である。
図10は、変形例1に係るインキュベータをスロット側から見た場合の一例を示す図である。
図11は、変形例2に係る培養システムのインキュベータの内部構造の一例を示す図である。
図12は、変形例3に係る培養システムのインキュベータの内部構造の一例を示す図である。
図13は、変形例4に係るカートリッジの内部構造の一例を示す図である。
図14は、変形例5に係るカートリッジの内部構造の一例を示す図である。
図15は、第2の実施形態に係る培養システムの構成の一例を示す図である。
図16は、第2の実施形態に係る培養システムが実行する温度制御処理の流れを示すフローチャートである。
図17は、第2の実施形態の変形例に係る培養システムの構成の一例を示す図である。
図18は、第2の実施形態の変形例に係るインキュベータをスロット側から見た場合の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0008】
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る培養システムについて説明する。図1は、第1の実施形態に係る培養システム1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、培養システム1は、台10と、カートリッジ20と、インキュベータ30とを備える。また、培養システム1は、観察装置40(図5参照)も備える。培養システム1では、インキュベータ30がカートリッジ20内の培養容器に対して細胞の培養に適したガスを供給することにより、培養容器内の細胞が培養される。
【0009】
台10は、インキュベータ30を支持するとともに、カートリッジ20が載置されるための台である。台10に載置されたカートリッジ20は、台10上を移動可能である。カートリッジ20は、ユーザ90による手動でインキュベータ30のスロット(挿入口)30aに挿入されるか、又は、図示しない移動機構により自動的にスロット30aに挿入される。
【0010】
カートリッジ20は、培養される対象の細胞が入れられた培養容器を収納する。図2は、第1の実施形態に係るカートリッジ20の内部構造の一例を示す図である。図2に示すように、カートリッジ20は、筐体20a、培地保存部20b、保冷部20c、流路20d、培養部20e、培養容器20f、送液部20g、薬液搭載部20h、前処理部20i及び断熱部20jを備える。なお、図2は、カートリッジ20の筐体20aの正面が透視化された場合のカートリッジ20の正面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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