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公開番号2024163437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079031
出願日2023-05-12
発明の名称定着装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20241115BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 定着装置における非通紙部昇温を抑制するとともに、FPOTを短縮することを目的とする。
【解決手段】 均熱部材は、短手方向における幅が一定である第1の領域と、長手方向において第1の領域より端部側にあって、第1の領域の端から定着装置に搬送可能な最大サイズの記録材の端が通過する位置までの第2の領域と、第2の領域より端部側にあって、第2の領域の端から均熱部材の端までの第3の領域と、を有しており、短手方向における第2の領域および第3の領域の幅は、第2の領域から第3の領域にわたって連続して小さくなっている。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1の回転体と、
通電発熱抵抗層が配置されている細長いヒータであって、前記第1の回転体の内部空間に配置されるヒータと、
前記第1の回転体の外周面に接触し、前記第1の回転体を介して前記ヒータと共に記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、
前記ヒータに当接するように配置され、前記ヒータの温度分布を均す均熱部材と、を備え、前記ニップ部において記録材上の未定着のトナー像を記録材に定着させる定着装置であって、
前記ヒータにおいて、ニップ部を形成する面における記録材搬送方向を短手方向、記録材搬送方向と直交する長辺の方向を長手方向とする場合、
前記均熱部材は、前記短手方向における幅が一定である第1の領域と、
前記長手方向において、前記第1の領域より端部側にあって、前記第1の領域の端から前記定着装置に搬送可能な最大サイズの記録材の端が通過する位置までの第2の領域と、
前記長手方向において、前記第2の領域より端部側にあって、前記第2の領域の端から前記均熱部材の端までの第3の領域と、を有しており、
前記短手方向における前記第2の領域および前記第3の領域の幅は、前記第1の領域の幅より小さく、前記短手方向における前記第2の領域および前記第3の領域の幅は同じである、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
第1の回転体と、
通電発熱抵抗層が配置されている細長いヒータであって、前記第1の回転体の内部空間に配置されるヒータと、
前記第1の回転体の外周面に接触し、前記第1の回転体を介して前記ヒータと共に記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、
前記ヒータに当接するように配置され、前記ヒータの温度分布を均す均熱部材と、を備え、前記ニップ部において記録材上の未定着のトナー像を記録材に定着させる定着装置であって、
前記ヒータにおいて、ニップ部を形成する面における記録材搬送方向を短手方向、記録材搬送方向と直交する長辺の方向を長手方向とする場合、
前記均熱部材は、前記短手方向における幅が一定である第1の領域と、
前記長手方向において、前記第1の領域より端部側にあって、前記第1の領域の端から前記定着装置に搬送可能な最大サイズの記録材の端が通過する位置までの第2の領域と、
前記長手方向において、前記第2の領域より端部側にあって、前記第2の領域の端から前記均熱部材の端までの第3の領域と、を有しており、
前記短手方向における前記第3の領域の幅は、前記第2の領域の幅より小さく、前記短手方向における前記第2の領域の幅は、前記第1の領域の幅より小さいことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
第1の回転体と、
通電発熱抵抗層が配置されている細長いヒータであって、前記第1の回転体の内部空間に配置されるヒータと、
前記第1の回転体の外周面に接触し、前記第1の回転体を介して前記ヒータと共に記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、
前記ヒータに当接するように配置され、前記ヒータの温度分布を均す均熱部材と、を備え、前記ニップ部において記録材上の未定着のトナー像を記録材に定着させる定着装置であって、
前記ヒータにおいて、ニップ部を形成する面における記録材搬送方向を短手方向、記録材搬送方向と直交する長辺の方向を長手方向とする場合、
前記均熱部材は、前記短手方向における幅が一定である第1の領域と、
前記長手方向において、前記第1の領域より端部側にあって、前記第1の領域の端から前記定着装置に搬送可能な最大サイズの記録材の端が通過する位置までの第2の領域と、
前記長手方向において、前記第2の領域より端部側にあって、前記第2の領域の端から前記均熱部材の端までの第3の領域と、を有しており、
前記短手方向における前記第2の領域および前記第3の領域の幅は、前記第2の領域から前記第3の領域にわたって連続して小さくなっていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
前記第2の領域の前記長手方向における長さは、20mm以上、40mm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記記録材搬送方向と前記長手方向とから成る平面の法線方向に見て、前記第1の領域において通電発熱抵抗層は前記均熱部材の内部に収まっており、前記第3の領域において通電発熱抵抗層の一部は前記均熱部材からはみ出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式の複写機・レーザープリンタ等の画像形成装置に用いられる定着装置及びそれを用いた画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式で用いられる定着装置として、従来からフィルム加熱方式が知られている。特許文献1に示すように、フィルム加熱方式の定着装置は、セラミック製の基板上に通電発熱抵抗層を有する加熱体と、加熱体と接触しつつ加熱され回転する定着フィルムと、定着フィルムを介して加熱体とニップ部を形成する加圧ローラなどを有している。未定着トナー画像を担持する記録材はこのニップ部で挟持搬送されつつ加熱されることで記録材上のトナー画像が記録材に定着される。特許文献1には、発熱部材の裏面に熱伝導部材を設けることで、小サイズ紙の定着を続けた際に紙が通らない部分の昇温(以下、非通紙部昇温と記載する)を抑制するフィルム加熱方式の定着装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-84919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、画像形成装置の高速化に伴い、ユーザが印刷開始を指示してから、1枚目の記録材が排出されるまでの時間(ファーストプリントアウトタイム、以下、FPOTという)を短縮し、ユーザの待ち時間を削減することが求められている。定着装置の立ち上げにおいては加熱体で生成される熱エネルギーにより定着フィルムおよび加圧ローラが昇温する。ニップ部の記録材搬送方向と直交する方向の両端部にある加熱体の非発熱部は加熱体の発熱体が存在する領域から熱が伝わるまで昇温しないため、定着装置の立ち上げ時に定着に必要な温度に到達するまでに時間がかかる。記録材上のトナー像を定着させるためには、加熱体の発熱体が存在する領域の端部の温度が定着に必要な温度に上昇するまで待つ必要がある。FPOTを短縮するために昇温を早めるには、加熱体の通電発熱抵抗層を長くしたり、端部発熱量を大きくするなどが手段として挙げられる。しかし、通電発熱抵抗層を長くしたり、端部発熱量を大きくすると、非通紙部昇温が悪化する懸念がある。
【0005】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、定着装置における非通紙部昇温を抑制するとともに、FPOTを短縮することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
【0007】
第1の回転体と、通電発熱抵抗層が配置されている細長いヒータであって、前記第1の回転体の内部空間に配置されるヒータと、前記第1の回転体の外周面に接触し、前記第1の回転体を介して前記ヒータと共に記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、前記ヒータに当接するように配置され、前記ヒータの温度分布を均す均熱部材と、を備え、前記ニップ部において記録材上の未定着のトナー像を記録材に定着させる定着装置であって、前記ヒータにおいて、ニップ部を形成する面における記録材搬送方向を短手方向、記録材搬送方向と直交する長辺の方向を長手方向とする場合、前記均熱部材は、前記短手方向における幅が一定である第1の領域と、前記長手方向において、前記第1の領域より端部側にあって、前記第1の領域の端から前記定着装置に搬送可能な最大サイズの記録材の端が通過する位置までの第2の領域と、前記長手方向において、前記第2の領域より端部側にあって、前記第2の領域の端から前記均熱部材の端までの第3の領域と、を有しており、前記短手方向における前記第2の領域および前記第3の領域の幅は、前記第2の領域から前記第3の領域にわたって連続して小さくなっていることを特徴とする画像形成装置。
【0008】
また、本発明における別の構成として、以下の構成を備える。
【0009】
第1の回転体と、通電発熱抵抗層が配置されている細長いヒータであって、前記第1の回転体の内部空間に配置されるヒータと、前記第1の回転体の外周面に接触し、前記第1の回転体を介して前記ヒータと共に記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、前記ヒータに当接するように配置され、前記ヒータの温度分布を均す均熱部材と、を備え、前記ニップ部において記録材上の未定着のトナー像を記録材に定着させる定着装置であって、前記ヒータにおいて、ニップ部を形成する面における記録材搬送方向を短手方向、記録材搬送方向と直交する長辺の方向を長手方向とする場合、前記均熱部材は、前記短手方向における幅が一定である第1の領域と、前記長手方向において、前記第1の領域より端部側にあって、前記第1の領域の端から前記定着装置に搬送可能な最大サイズの記録材の端が通過する位置までの第2の領域と、前記長手方向において、前記第2の領域より端部側にあって、前記第2の領域の端から前記均熱部材の端までの第3の領域と、を有しており、前記短手方向における前記第2の領域および前記第3の領域の幅は、前記第1の領域の幅より小さく、前記短手方向における前記第2の領域および前記第3の領域の幅は同じである、ことを特徴とする画像形成装置。
【0010】
また、本発明におけるさらに別の構成として、以下の構成を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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