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公開番号2024164548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080112
出願日2023-05-15
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20241120BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】装着された新品のカートリッジのシール部材を装置本体の駆動力により開封することが可能な画像形成装置において、シール部材の開封動作の負荷が過大になることを抑制しつつ、開封動作にかかる時間を短縮する。
【解決手段】駆動力が第1カートリッジおよび複数の第2カートリッジの開封機構に伝達されるカラーモードと、駆動力が第1カートリッジの開封機構に伝達され複数の第2カートリッジの開封機構に伝達されないモノクロモードと、を切り替え可能な切替部を含む駆動手段を有し、(i)新品状態のカートリッジの数が第1の数以下である場合に、カラーモードで駆動手段を動作する第1開封動作を実行可能であり、(ii)新品状態のカートリッジの数が第1の数よりも多い場合に、モノクロモードで駆動手段を動作させた後、カラーモードで駆動手段を動作する、第2開封動作を実行可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1カートリッジと、複数の第2カートリッジを着脱可能な画像形成装置であって、前記第1カートリッジと前記複数の第2カートリッジのそれぞれは、トナーを収容するトナー室および前記トナー室に連通する開口部を備える枠体と、前記開口部を封止するように構成されたシール部材と、駆動力を受けて前記シール部材を移動して前記シール部材を開封するように構成された開封機構と、を有し
前記画像形成装置は、
前記駆動力を発生する駆動源と、前記駆動力が前記第1カートリッジおよび前記複数の第2カートリッジの前記開封機構に伝達されるカラーモードと、前記駆動力が前記第1カートリッジの前記開封機構に伝達され、前記複数の第2カートリッジの前記開封機構に伝達されないモノクロモードと、を切り替え可能な切替部と、を含む駆動手段と、
前記駆動手段を制御する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記第1カートリッジおよび前記複数の第2カートリッジの少なくとも一つが、新品状態のカートリッジである場合に、(i)前記新品状態のカートリッジの数が第1の数以下である場合に、前記カラーモードで前記駆動手段を動作する第1開封動作を実行可能であり、(ii)前記新品状態のカートリッジの数が前記第1の数よりも多い場合に、前記モノクロモードで前記駆動手段を動作させた後、前記カラーモードで前記駆動手段を動作する、第2開封動作を実行可能である、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記新品状態のカートリッジの数が前記第1の数よりも多く、前記新品状態のカートリッジのうち、第1量以上のトナーを収容するカートリッジの数が第2の数よりも多い場合に、前記制御手段は前記第2開封動作を実行し、
前記新品状態のカートリッジの数が前記第1の数よりも多く、前記新品状態のカートリッジのうち、前記第1量以上のトナーを収容するカートリッジの数が前記第2の数以下である場合に、前記制御手段は前記第1開封動作を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1カートリッジと前記複数の第2カートリッジのそれぞれは、カートリッジメモリを有し、
前記制御手段は、前記カートリッジメモリに格納された情報に基づいて、前記第1カートリッジと前記複数の第2カートリッジのそれぞれが新品か否か、および前記第1カートリッジと前記複数の第2カートリッジのそれぞれが前記第1量以上のトナーを有するカートリッジであるか否かを判断する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の数および前記第2の数に関する情報を記憶した本体メモリを有する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記駆動源の種類に応じて、前記1の数、前記第1量、前記第2の数の少なくとも一つが変化する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1カートリッジと前記複数の第2カートリッジのそれぞれは、カートリッジメモリを有し、
前記制御手段は、前記カートリッジメモリに格納された情報に基づいて、前記第1カートリッジと前記複数の第2カートリッジのそれぞれが新品か否かを判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記駆動源を第1速度で動作させた状態と、前記駆動源を前記第1速度よりも遅い第2速度で動作させた状態とで、前記第1開封動作を実行可能である、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
トナーを収容するトナー室と現像ローラを収容する現像室とを有するカートリッジにおいて、トナー室と現像室とを連通する開口部をシール部材で封止し、使用開始までトナーが現像室に流入しないようにしたものがある。このようなカートリッジを使用する画像形成装置において、新品のカートリッジが装置本体に装着された際に、装置本体からカートリッジに入力される駆動力を利用してシール部材を自動開封する技術がある。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の複数のカートリッジを装着してカラー印刷が可能な画像形成装置にカートリッジのシール部材の自動開封機構を適用した技術が特許文献1に記載されている。特許文献1の画像形成装置では、カラー画像記録モードにおいてY、M、C、Kの4色全てのカートリッジを駆動し、モノクロ画像記録モードにおいてK色のカートリッジのみ駆動する。そして、装着された新品カートリッジのうちにカラーカートリッジが含まれる場合、カラー画像記録モードで画像形成装置を駆動して当該新品カートリッジのシール部材を開封する。一方、装着された新品カートリッジがK色のみの場合、モノクロ画像記録モードで画像形成装置を駆動して当該新品カートリッジのシール部材を開封する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-184546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
新品カートリッジにおいて、輸送時の振動や保管状態によっては、収容するトナーが固まってしまい、シール部材を開封するためのカートリッジの駆動に必要なモータのトルクが、使用時よりも大きくなることがある。そのような新品カートリッジが複数ある場合、複数の新品カートリッジを並列的に駆動してシール部材を開封すると、モータにかかる負荷が過大になる可能性がある。本発明は、装着された新品のカートリッジのシール部材を装置本体の駆動力により開封することが可能な画像形成装置において、シール部材の開封動作の負荷が過大になることを抑制しつつ、開封動作にかかる時間を短縮することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、第1カートリッジと、複数の第2カートリッジを着脱可能な画像形成装置であって、前記第1カートリッジと前記複数の第2カートリッジのそれぞれは、トナーを収容するトナー室および前記トナー室に連通する開口部を備える枠体と、前記開口部を封止するように構成されたシール部材と、駆動力を受けて前記シール部材を移動して前記シール部材を開封するように構成された開封機構と、を有し
前記画像形成装置は、
前記駆動力を発生する駆動源と、前記駆動力が前記第1カートリッジおよび前記複数の第2カートリッジの前記開封機構に伝達されるカラーモードと、前記駆動力が前記第1カートリッジの前記開封機構に伝達され、前記複数の第2カートリッジの前記開封機構に伝達されないモノクロモードと、を切り替え可能な切替部と、を含む駆動手段と、
前記駆動手段を制御する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記第1カートリッジおよび前記複数の第2カートリッジの少なくとも一つが、新品状態のカートリッジである場合に、(i)前記新品状態のカートリッジの数が第1の数以下である場合に、前記カラーモードで前記駆動手段を動作する第1開封動作を実行可能であり、(ii)前記新品状態のカートリッジの数が前記第1の数よりも多い場合に、前記モノクロモードで前記駆動手段を動作させた後、前記カラーモードで前記駆動手段を動作する、第2開封動作を実行可能である、
ことを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0006】
装着された新品のカートリッジのシール部材を装置本体の駆動力により開封することが可能な画像形成装置において、シール部材の開封動作の負荷が過大になることを抑制しつつ、開封動作にかかる時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成装置の構成例を示す断面図
図2(a)は画像形成装置のブロック図、図2(b)は駆動接続モードの遷移図
実施例1に係る負荷条件と駆動接続モードの関係を示す図
実施例1に係る開封動作のフローチャート
実施例2に係る負荷条件と駆動接続モードの関係を示す図
実施例2に係る開封動作のフローチャート
実施例3に係る負荷条件と駆動接続モードの関係を示す図
実施例3に係る開封動作のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0009】
(実施例1)
(画像形成装置の構成)
図1は、電子写真方式の画像形成装置の構成を示す断面図であり、図1を用いて画像形成装置の構成及び基本動作を説明する。画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ6を着脱可能な装置本体1Aと、装置本体1Aに装着されるプロセスカートリッジ6と、を有する。画像形成装置1は制御部(コントローラ、制御手段)40を有していて、制御部40には画像形成装置1の制御を行うためのCPU31、及びデータ等が記憶されるメモリ32が搭載されている。CPU31は、記録媒体Pの搬送に関わる駆動源の制御や画像形成に関する制御など、画像形成装置1の動作を一括して制御する。
【0010】
画像形成装置1は着脱可能なプロセスカートリッジ6Y(イエロー)、6M(マゼンタ)、6C(シアン)、6K(ブラック)を備えている。これら4つは同一構造であるが、異なる色のトナー(黒色トナー又はカラートナー)による画像を形成する点で相違している。
(【0011】以降は省略されています)

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