TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024160828
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2023076235
出願日2023-05-02
発明の名称トナー
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 9/097 20060101AFI20241108BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】機内汚染の抑制と耐オフセット性とを両立しうるトナー。
【解決手段】結着樹脂及びワックスを含有するトナー粒子を有するトナーであって、該トナーが、フマル酸を含有し、該ワックスが、ペンタエリスリトール及びジペンタエリスリトールからなる群から選択される少なくとも一のアルコールと、炭素数16~25の脂肪族モノカルボン酸からなる群から選択される少なくとも一のカルボン酸と、のエステル化合物を含有し、該トナーの全質量を基準とした、該トナー中の該エステル化合物の含有量を含有量bとしたとき、該含有量bが、1~20質量%であり該トナーの全質量を基準とした、該トナー中の該フマル酸の含有量を含有量aとしたとき、該含有量aが、10~1200質量ppmである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結着樹脂及びワックスを含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該トナーが、フマル酸を含有し、
該ワックスが、
ペンタエリスリトール及びジペンタエリスリトールからなる群から選択される少なくとも一のアルコールと、
炭素数16~25の脂肪族モノカルボン酸からなる群から選択される少なくとも一のカルボン酸と、のエステル化合物を含有し、
該トナーの全質量を基準とした、該トナー中の該エステル化合物の含有量を含有量bとしたとき、該含有量bが、1~20質量%であり
該トナーの全質量を基準とした、該トナー中の該フマル酸の含有量を含有量aとしたとき、該含有量aが、10~1200質量ppmである、
ことを特徴とするトナー。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記エステル化合物が、炭素数18~22の脂肪族モノカルボン酸からなる群から選択される少なくとも一と、ペンタエリスリトールと、のエステル化合物を含む、請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記含有量aが、150~850質量ppmである、請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項4】
前記含有量a(質量ppm)及び前記含有量b(質量%)が、下記式(1)を満たす、請求項1又は2に記載のトナー。
2≦含有量a/含有量b≦120 ・・・(1)
【請求項5】
前記結着樹脂が、ポリエステル樹脂を含む、請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項6】
前記トナー粒子が、下記式(2)で示されるマゼンタ顔料を含有する、請求項1又は2に記載のトナー。
TIFF
2024160828000009.tif
34
153
【請求項7】
前記トナーが、外添剤としてハイドロタルサイト粒子を含有する、請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項8】
前記トナーのSTEM-EDSマッピング分析におけるライン分析において、
前記ハイドロタルサイト粒子の内部にフッ素及びアルミニウムが存在し、
前記トナーのSTEM-EDSマッピング分析による前記ハイドロタルサイト粒子の主成分マッピングから得られた、前記ハイドロタルサイト粒子における該フッ素の該アルミニウムに対する原子数濃度の比の値F/Alが、0.01~0.60である請求項7に記載のトナー。
【請求項9】
前記トナー粒子が、前記フマル酸を含有する、請求項1又は2に記載のトナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真法などの画像形成方法に用いられるトナーに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、複写機やプリンターの高速化が進んでおり、高速プリント時においても安定した画質を提供するトナーが求められている。
高速化する印刷においては溶融状態のトナーが定着ローラ表面に付着/転移することで、次の紙に印刷されてしまうオフセット現象が課題となる。この対策の一つとして、ペンタエリスリトール/ジペンタエリスリトールからなるワックスを用いてオフセットを改善させた方法が開示されている。
【0003】
特許文献1ではペンタエリスリトール脂肪酸エステルをオレフィン系ワックスと組み合わせることで結着樹脂との相性を上げつつオフセットの発生が抑制されることが開示されている。
特許文献2ではトナーの軟化温度T

、流出開始温度T
fb
、及びガラス転移温度T

をそれぞれ特定の範囲内とすることにより、低温定着性、耐オフセット性に優れるトナーが提供できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-191219号公報
国際公開第2013/047296号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら高速化する複写機やプリンターにおいてこのような方策を用いた場合でも、定着器周辺の機内汚染において未だ改善の余地が見られることがわかった。本開示は、機内汚染の抑制と耐オフセット性とを両立しうるトナーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、結着樹脂及びワックスを含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該トナーが、フマル酸を含有し、
該ワックスが、
ペンタエリスリトール及びジペンタエリスリトールからなる群から選択される少なくとも一のアルコールと、
炭素数16~25の脂肪族モノカルボン酸からなる群から選択される少なくとも一のカルボン酸と、のエステル化合物を含有し、
該トナーの全質量を基準とした、該トナー中の該エステル化合物の含有量を含有量bとしたとき、該含有量bが、1~20質量%であり
該トナーの全質量を基準とした、該トナー中の該フマル酸の含有量を含有量aとしたとき、該含有量aが、10~1200質量ppmである、トナーに関する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、機内汚染の抑制と耐オフセット性とを両立しうるトナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
STEM-EDSマッピング分析におけるEDSライン分析の模式図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示についての実施の形態を挙げて、さらに詳しく説明するが、これらに限定されることはない。なお、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
【0010】
本開示は、結着樹脂及びワックスを含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該トナーが、フマル酸を含有し、
該ワックスが、
ペンタエリスリトール及びジペンタエリスリトールからなる群から選択される少なくとも一のアルコールと、
炭素数16~25の脂肪族モノカルボン酸からなる群から選択される少なくとも一のカルボン酸と、のエステル化合物を含有し、
該トナーの全質量を基準とした、該トナー中の該エステル化合物の含有量を含有量bとしたとき、該含有量bが、1~20質量%であり
該トナーの全質量を基準とした、該トナー中の該フマル酸の含有量を含有量aとしたとき、該含有量aが、10~1200質量ppmである、トナーに関する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
鏡筒
29日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
ボトル
29日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
電気機器
29日前
キヤノン株式会社
撮像装置
18日前
キヤノン株式会社
撮像装置
23日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
22日前
キヤノン株式会社
現像装置
22日前
キヤノン株式会社
記録装置
8日前
キヤノン株式会社
現像装置
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
22日前
キヤノン株式会社
電子機器
29日前
キヤノン株式会社
撮像装置
22日前
キヤノン株式会社
発光装置
24日前
キヤノン株式会社
撮像装置
23日前
キヤノン株式会社
撮像装置
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
17日前
キヤノン株式会社
電子機器
23日前
キヤノン株式会社
撮像装置
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
23日前
キヤノン株式会社
電子機器
8日前
キヤノン株式会社
定着装置
22日前
キヤノン株式会社
電子機器
8日前
キヤノン株式会社
撮像装置
23日前
キヤノン株式会社
撮像装置
22日前
キヤノン株式会社
記録装置
18日前
キヤノン株式会社
撮像装置
16日前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
続きを見る