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公開番号
2024164695
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023080365
出願日
2023-05-15
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20241120BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】複数のシートの接着処理を行う場合において画像の濃度ムラを抑える。
【解決手段】画像形成装置は、感光体を光で走査方向に走査することで、画像データに基づく第1潜像を感光体の第1領域に形成し、走査方向において第1領域とは異なる感光体の第2領域にシートに対する接着処理のための第2潜像を形成する走査手段と、第1潜像及び第2潜像をトナーで現像する現像手段と、走査手段の発光輝度を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、第1領域の走査を開始する際に走査手段の発光輝度を第1発光輝度に設定し、第2領域の走査を開始する際に走査手段の発光輝度を第1発光輝度より大きい第2発光輝度に設定し、走査方向において、第2領域が第1領域よりも上流側にある場合、制御手段は、第2領域を走査している間、走査手段の発光輝度を第2発光輝度から低下させる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成装置であって、
感光体を光で走査方向に走査することで、画像データに基づく第1潜像を前記感光体の第1領域に形成し、前記走査方向において前記第1領域とは異なる前記感光体の第2領域に前記シートに対する接着処理のための第2潜像を形成する走査手段と、
前記第1潜像及び前記第2潜像をトナーで現像する現像手段と、
前記走査手段の発光輝度を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記第1領域の走査を開始する際に前記走査手段の発光輝度を第1発光輝度に設定し、前記第2領域の走査を開始する際に前記走査手段の発光輝度を前記第1発光輝度より大きい第2発光輝度に設定し、
前記走査方向において、前記第2領域が前記第1領域よりも上流側にある場合、前記制御手段は、前記第2領域を走査している間に前記走査手段の発光輝度を前記第2発光輝度から低下させる、画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記走査方向において、前記第2領域が前記第1領域よりも上流側にある場合、前記制御手段は、前記第2領域を走査している間、前記走査手段の発光輝度を前記第2発光輝度から前記第1発光輝度に向けて連続的又は段階的に低下させる、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記走査方向において、前記第2領域が前記第1領域よりも上流側にある場合、前記制御手段は、前記第2領域の走査が完了する前に、前記走査手段の発光輝度を前記第1発光輝度に設定する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記走査方向において、前記第2領域が前記第1領域よりも上流側にある場合、前記制御手段は、前記第2領域の走査が完了する前に、前記走査手段の発光輝度を前記第2発光輝度から前記第1発光輝度に変更する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記走査方向において、前記第2領域が前記第1領域よりも上流側にある場合、前記制御手段は、前記走査方向において、前記第2領域の所定位置から前記第2領域の最下流側の位置までの間、前記走査手段を消灯させる、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記走査方向において、前記第2領域が前記第1領域よりも上流側にある場合、前記制御手段は、前記第2領域を走査している間、前記走査手段の発光輝度を前記第2発光輝度と0との間で切り替え、かつ、前記第2領域の下流側に向かうにつれて、前記走査手段の発光輝度を前記第2発光輝度と0との間で切り替える頻度を高くする、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記走査方向において、前記第2領域が前記第1領域よりも下流側にある場合、前記制御手段は、前記第2領域を走査している間、前記走査手段の発光輝度を前記第2発光輝度に設定する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記現像手段が前記第1潜像及び前記第2潜像を前記トナーで現像することにより前記感光体に形成された第1画像及び第2画像をシートに転写する転写手段と、
前記シートを加熱及び加圧することで前記シートに転写された前記第1画像及び前記第2画像を前記シートに定着させる定着手段と、
前記第1画像及び前記第2画像が定着された複数の前記シートを積載し、複数の前記シートの前記第2領域を加熱及び加圧することで前記接着処理を行う処理手段と、
をさらに備えている、請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第2領域は、所定の領域であり、
前記第1領域は、前記走査手段により前記感光体に潜像を形成できる領域の内の前記第2領域を除く領域である、請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第2領域は、所定の領域であり、
前記制御手段は、前記画像データに基づき前記第1領域を判定し、
前記走査方向において、前記第2領域が前記第1領域よりも上流側にあり、かつ、前記第2領域と前記第1領域との間の前記走査方向における長さが所定値より小さい場合、前記制御手段は、前記第2領域を走査している間に前記走査手段の発光輝度を前記第2発光輝度から低下させる、請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに画像を形成し、画像を形成した複数のシートに対して接着処理を行う画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、走査装置が射出する光により感光体を走査・露光することで感光体に潜像を形成し、当該潜像をトナーで現像することで感光体に画像を形成する。そして、画像形成装置は、感光体の画像を、直接、或いは、中間転写体を介してシートに転写することで、シートに画像を形成する。画像を形成した複数のシートに対して綴じ処理等を行う後処理装置を有する画像形成装置が使用されている。一般的に、綴じ処理は、電動ステープラにより金属製の針を用いて行われる。金属製の針により綴じ処理が行われた複数のシートをリサイクルするには、金属製の針を除去する必要がある。このため、複数のシートに接着剤を付着させて接着処理を行う画像形成装置が提案されている。
【0003】
特許文献1は、トナーを接着剤として使用する構成を開示している。具体的には、ユーザからの印刷ジョブで受信した画像データに基づく画像用の潜像(以下、ユーザ潜像)と、接着用の潜像(以下、接着潜像)と、を感光体に形成し、ユーザ潜像については画像データに基づき現像し、接着潜像については残量の多いトナーで現像することを特許文献1は開示している。接着潜像に付着したトナーにより、複数のシートは接着される。また、特許文献2は、接着力を確保するために、接着潜像に付着させるトナーの載り量を増加させることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-209858号公報
特開2005-162352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
トナーの載り量を増加させるには、感光体の露光量、つまり、走査装置の発光輝度(発光強度)を増加させる必要がある。一方、ユーザ潜像を形成するための走査装置の発光輝度については画像形成条件により決定される。したがって、接着力を高めるには、ユーザ潜像を形成する画像領域においては走査装置の発光輝度を画像形成条件で決定される第1発光輝度に設定し、接着潜像を形成する接着領域においては走査装置の発光輝度を第1発光輝度より大きい第2発光輝度に設定する必要がある。
【0006】
しかしながら、走査装置で光源として使用される半導体レーザは、一般的に、素子の温度上昇に伴い発光効率が低下する。接着力を確保するために接着領域での走査装置の発光輝度を大きくすると、光源の発光効率が低下し得る。その状態で、画像領域の走査のために走査装置の発光輝度を第1発光輝度に切り替えると、発光効率の低下により、走査装置の発光輝度が本来必要な第1発光輝度より低い第3発光輝度になり得る。第1発光輝度より低い第3発光輝度で形成された画像の濃度は目標濃度より低くなる。この濃度の低下は、光源の温度が低下して発光効率が戻るまで継続する。したがって、この様な場合、画像領域に形成される画像に濃度ムラが生じる。
【0007】
本発明は、複数のシートの接着処理を行う場合において画像の濃度ムラを抑える技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によると、シートに画像を形成する画像形成装置は、感光体を光で走査方向に走査することで、画像データに基づく第1潜像を前記感光体の第1領域に形成し、前記走査方向において前記第1領域とは異なる前記感光体の第2領域に前記シートに対する接着処理のための第2潜像を形成する走査手段と、前記第1潜像及び前記第2潜像をトナーで現像する現像手段と、前記走査手段の発光輝度を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1領域の走査を開始する際に前記走査手段の発光輝度を第1発光輝度に設定し、前記第2領域の走査を開始する際に前記走査手段の発光輝度を前記第1発光輝度より大きい第2発光輝度に設定し、前記走査方向において、前記第2領域が前記第1領域よりも上流側にある場合、前記制御手段は、前記第2領域を走査している間、前記走査手段の発光輝度を前記第2発光輝度から低下させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、複数のシートの接着処理を行う場合において画像の濃度ムラを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
幾つかの実施形態による、画像形成装置の概略的な構成図。
幾つかの実施形態による、処理装置の概略的な構成図。
幾つかの実施形態による、走査装置の断面図。
幾つかの実施形態による、走査装置の斜視図。
幾つかの実施形態による、走査方向とシートの各領域を示す図。
画像の濃度ムラが発生する理由の説明図。
幾つかの実施形態による、走査装置の発光輝度の時間パターンを示す図。
幾つかの実施形態による、走査方向とシートの各領域を示す図。
幾つかの実施形態による、走査装置の発光輝度の時間パターンを示す図。
幾つかの実施形態による、走査方向とシートの各領域を示す図。
幾つかの実施形態による、走査装置の発光輝度の時間パターンを示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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