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公開番号2024164810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2024064248
出願日2024-04-11
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20241120BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ブラシ部材からの紙粉の流出が発生しにくい画像形成装置を提供する。
【解決手段】回転する像担持体と、帯電手段と、現像手段と、転写手段と、像担持体の回転方向において転写部の下流かつ帯電部の上流で像担持体と接触するブラシ部材と、を備え、転写部において被転写体に転写されなかったトナーが現像部において現像手段に回収される画像形成装置であって、ブラシ部材は、基材と、基材に支持され像担持体と接触するように構成された繊維部と、を有し、繊維部の繊維の50%以上は、捲縮糸であり、捲縮糸の繊維が像担持体の回転方向における繊維部の全域に分散して配置される、画像形成装置。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
回転する像担持体と、
前記像担持体を帯電部において帯電させる帯電手段と、
前記像担持体に形成された静電潜像を、現像部においてトナーを用いてトナー像に現像する現像手段と、
前記トナー像を転写部において被転写体に転写する転写手段と、
前記像担持体の回転方向において前記転写部の下流かつ前記帯電部の上流で前記像担持体と接触するブラシ部材と、
を備え、前記転写部において前記被転写体に転写されなかったトナーが前記現像部において前記現像手段に回収される画像形成装置であって、
前記ブラシ部材は、基材と、前記基材に支持され前記像担持体と接触するように構成された繊維部と、を有し、
前記繊維部の繊維の50%以上は、捲縮糸であり、前記捲縮糸の繊維が前記像担持体の回転方向における前記繊維部の全域に分散して配置される、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
回転する像担持体と、
前記像担持体を帯電部において帯電させる帯電手段と、
前記像担持体に形成された静電潜像を、現像部においてトナーを用いてトナー像に現像する現像手段と、
前記トナー像を転写部において被転写体に転写する転写手段と、
前記像担持体の回転方向において前記転写部の下流かつ前記帯電部の上流で前記像担持体と接触するブラシ部材と、
を備え、前記転写部において前記被転写体に転写されなかったトナーが前記現像部において前記現像手段に回収される画像形成装置であって、
前記ブラシ部材は、基材と、前記基材に支持され前記像担持体と接触するように構成された繊維部と、を有し、
前記繊維部の繊維を所定の方向から平行投影することで得られる曲線の一方の端点を前記曲線の始点とし、前記始点から前記曲線に沿って前記曲線上の任意の点pまで測った長さを変数xとし、前記曲線の両端点を結ぶ直線と前記点pとの間の距離をxの関数f(x)とした場合、前記繊維部の繊維の50%以上は、前記関数f(x)が変曲点を有する繊維であり、前記変曲点を有する繊維が前記像担持体の回転方向における前記繊維部の全域に分散して配置される、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記繊維部の繊維を所定の方向から平行投影することで得られる曲線の一方の端点を前記曲線の始点とし、前記始点から前記曲線に沿って前記曲線上の任意の点pまで測った長さを変数xとし、前記曲線の両端点を結ぶ直線と前記点pとの間の距離をxの関数f(x)とし、
前記繊維部の繊維ごとの前記関数f(x)の最大値を前記基材の単位面積の領域内に配置される全ての繊維について平均した値をα(mm)とし、前記領域における前記繊維部の繊維密度ρ(本/mm^2)から次の式で定まる値をβとした場合、
TIFF
2024164810000008.tif
12
149
α>βである、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記繊維部の繊維ごとの前記関数f(x)の最大値を前記基材の単位面積の領域内に配置される全ての繊維について平均した値をα(mm)とし、前記領域における前記繊維部の繊維密度ρ(本/mm^2)から次の式で定まる値をβとした場合、
TIFF
2024164810000009.tif
12
149
α>βである、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記像担持体の回転軸方向に見た場合に、前記基材が前記繊維部を支持している領域のうちの前記像担持体の回転方向における上流端を通り且つ前記基材に対して垂直な仮想直線を第1の線とし、前記第1の線と前記像担持体の表面との交点における前記像担持体の表面の接線を第2の線とした場合に、
前記回転方向における下流側に向かうほど、前記第1の線の方向における前記基材と前記第2の線との間の距離が広がるように、前記ブラシ部材は前記第2の線に対して傾斜している、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記繊維部の繊維密度は、40kF/inch^2以上200kF/inch^2以下である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記ブラシ部材はパイル織物であり、前記繊維部は前記パイル織物のパイル糸である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記ブラシ部材にトナーの正規極性と同極性の電圧を印加する電圧印加手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記被転写体は、記録材である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記被転写体は、中間転写体であり、
前記中間転写体に転写されたトナー像を記録材に転写する二次転写手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置の一形態として、像担持体から被転写体に転写されなかった転写残トナーを現像部で回収して再利用するクリーナーレス方式(現像同時クリーニング方式)が提案されている。クリーナーレス方式では、転写部において感光ドラムに付着した紙粉や填料等が後の工程に影響を及ぼす場合がある。特許文献1は、感光ドラムの表面に当接するブラシ部材を設けることにより、紙粉等の付着物を回収する構成を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-96237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ブラシ部材の繊維部に割れ(毛束割れ)が生じることで、ブラシ部材に蓄積された紙粉が局所的に流出し、帯電不良とそれに伴う画像不良が発生する場合があった。
【0005】
そこで、本発明は、ブラシ部材からの紙粉の流出が発生しにくい画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、回転する像担持体と、前記像担持体を帯電部において帯電させる帯電手段と、前記像担持体に形成された静電潜像を、現像部においてトナーを用いてトナー像に現像する現像手段と、前記トナー像を転写部において被転写体に転写する転写手段と、前記像担持体の回転方向において前記転写部の下流かつ前記帯電部の上流で前記像担持体と接触するブラシ部材と、を備え、前記転写部において前記被転写体に転写されなかったトナーが前記現像部において前記現像手段に回収される画像形成装置であって、前記ブラシ部材は、基材と、前記基材に支持され前記像担持体と接触するように構成された繊維部と、を有し、前記繊維部の繊維の50%以上は、捲縮糸であり、前記捲縮糸の繊維が前記像担持体の回転方向における前記繊維部の全域に分散して配置される、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0007】
本発明の他の一態様は、回転する像担持体と、前記像担持体を帯電部において帯電させる帯電手段と、前記像担持体に形成された静電潜像を、現像部においてトナーを用いてトナー像に現像する現像手段と、前記トナー像を転写部において被転写体に転写する転写手段と、前記像担持体の回転方向において前記転写部の下流かつ前記帯電部の上流で前記像担持体と接触するブラシ部材と、を備え、前記転写部において前記被転写体に転写されなかったトナーが前記現像部において前記現像手段に回収される画像形成装置であって、前記ブラシ部材は、基材と、前記基材に支持され前記像担持体と接触するように構成された繊維部と、を有し、前記繊維部の繊維を所定の方向から平行投影することで得られる曲線の一方の端点を前記曲線の始点とし、前記始点から前記曲線に沿って前記曲線上の任意の点pまで測った長さを変数xとし、前記曲線の両端点を結ぶ直線と前記点pとの間の距離をxの関数f(x)とした場合、前記繊維部の繊維の50%以上は、前記関数f(x)が変曲点を有する繊維であり、前記変曲点を有する繊維が前記像担持体の回転方向における前記繊維部の全域に分散して配置される、ことを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ブラシ部材からの紙粉の流出が発生しにくい画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る画像形成装置の概略図。
第1実施形態に係るブラシ部材の斜視図(a)及び模式図(b、c)。
捲縮糸の判別方法を説明するための図。
ブラシ部材のパラメータについて説明するための図(a、b)。
参考例(a)と第1実施形態(b)のブラシ部材に紙粉が蓄積された場合の挙動を説明するための図。
紙粉回収試験における画像不良の例を示す図。
ブラシ部材の上流端における毛束割れの様子を示す図。
第2実施形態に係るブラシ部材の構成を説明するための模式図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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