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公開番号2024152198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066246
出願日2023-04-14
発明の名称現像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20241018BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】トナーが現像装置の外部に飛散することを抑制できる構成を提供する。
【解決手段】現像ローラ50は、感光ドラムに対向して配置され、回転することで感光ドラムに形成された静電潜像を現像する現像位置に現像剤を搬送する。供給ローラ51は、現像ローラ50に対向して配置され、回転することで現像容器40内の現像剤を現像ローラ50に供給する。遮蔽ローラ53は、現像ローラ50と供給ローラ51との最近接位置P1よりも供給ローラ51の回転方向下流側、且つ、壁部71と現像ローラ50との間で、供給ローラ51と対向する位置に配置されて回転する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
壁部を有し、トナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、
像担持体に対向して配置され、回転することで前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像位置に現像剤を搬送する現像ローラと、
前記現像ローラに対向して配置され、回転することで前記現像容器内の現像剤を前記現像ローラに供給する供給ローラと、
前記現像ローラと前記供給ローラとの最近接位置よりも前記供給ローラの回転方向下流側、且つ、前記壁部と前記現像ローラとの間で、前記供給ローラと対向する位置に配置されて回転する回転部材と、を備えたことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記現像ローラの回転軸線は、前記供給ローラの回転軸線よりも上方に位置し、
前記回転部材は、前記供給ローラの上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記回転部材は、外周面が回転軸線を中心とした円筒面であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項4】
前記回転部材は、長手方向に沿って形成された溝部を、外周面の全周に亘って複数有することを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
【請求項5】
前記回転部材の回転方向は、前記現像ローラの回転方向と同方向であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項6】
前記回転部材の回転方向は、前記現像ローラの回転方向と逆方向であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項7】
前記回転部材の周速は、前記供給ローラの周速に対して1/20以上1/1以下であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項8】
前記回転部材の周速は、前記供給ローラの周速に対して1/10以上3/20以下であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項9】
前記現像ローラ及び前記供給ローラが回転駆動されている際に、前記回転部材にはトナーの正規帯電極性と同一極性の電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項10】
前記回転部材と前記供給ローラとにそれぞれ印加される電圧の直流成分の絶対値が等しいことを特徴とする請求項9に記載の現像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に用いられる現像装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
現像装置では、従来から、非磁性粒子のトナーと磁性粒子のキャリアを含む2成分現像剤(以下、現像剤と略称する)を用いるものが知られている。このような現像装置として、像担持体としての感光ドラムに対向配置される現像回転体としての現像ローラと、現像ローラに対向配置される供給回転体としての供給ローラとを有する、所謂ハイブリッド現像方式を用いた構成が提案されている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載の現像装置の場合、現像ローラと供給ローラとの最近接位置よりも供給ローラの回転方向下流側、且つ、現像容器の壁部と現像ローラとの空間に第1トナー遮蔽部材が配置されている。これにより、この空間の近傍に浮遊するトナーが現像装置の外部に飛散するのを抑制している。また、特許文献1に記載の現像装置の場合、第1トナー遮蔽部材に加えて第2トナー遮蔽部材を、壁部と第1トナー遮蔽部材との間に設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-21278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら特許文献1に記載の現像装置の場合、現像装置の内部の圧力が上昇し、上述の空間近傍の浮遊トナーが第1トナー遮蔽部材と現像ローラとの隙間、又は、現像ローラと供給ローラとの隙間から現像装置の外部へと飛散する可能性がある。
【0006】
本発明は、トナーが現像装置の外部に飛散することを抑制できる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の現像装置は、壁部を有し、トナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、像担持体に対向して配置され、回転することで前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像位置に現像剤を搬送する現像ローラと、前記現像ローラに対向して配置され、回転することで前記現像容器内の現像剤を前記現像ローラに供給する供給ローラと、前記現像ローラと前記供給ローラとの最近接位置よりも前記供給ローラの回転方向下流側、且つ、前記壁部と前記現像ローラとの間で、前記供給ローラと対向する位置に配置されて回転する回転部材と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、トナーが現像装置の外部に飛散することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。
第1の実施形態に係る現像装置の概略構成断面図。
比較例に係る現像装置の概略構成断面図。
第1の実施形態の装置奥側の駆動構成を示す模式図。
第1の実施形態の装置手前側の駆動構成を示す模式図。
第2の実施形態に係る現像装置の概略構成断面図。
第2の実施形態の装置手前側の駆動構成を示す模式図。
(a)第3の実施形態に係る遮蔽ローラの斜視図、(b)第3の実施形態に係る遮蔽ローラの溝部を拡大した模式図。
第5の実施形態に係る現像装置の概略構成断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図5を用いて説明する。なお、本実施形態では、現像装置を、画像形成装置の一例としてタンデム型のフルカラープリンタに適用した場合について説明している。
(【0011】以降は省略されています)

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