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公開番号2024151183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064365
出願日2023-04-11
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20241017BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】簡易な構成で画像不良を抑制可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、搬送回転体対のニップ線に対して転写ローラの回転軸の反対側から搬送回転体対にシートを案内する第1搬送路と、ニップ線に対して回転軸と同じ側から搬送回転体対にシートを案内する第2搬送路と、制御部と、を備える。制御部は、転写ニップ部においてシートにトナー像を転写させずに、第1搬送路、転写ニップ部、定着ニップ部を介して、シートを搬送回転体対によって反転搬送部に向けて搬送する第1搬送処理と、反転搬送部によってシートを第2搬送路に向けて搬送する第2搬送処理と、転写ニップ部においてシートにトナー像を転写する第3搬送処理と、を含むモードを実行可能である。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体上のトナー像が1次転写される中間転写体と、前記中間転写体と共に転写ニップ部を形成し、前記転写ニップ部において前記中間転写体上のトナー像をシートに2次転写する転写ローラと、を有する画像形成部と、
前記転写ニップ部に向けてシートをシート搬送方向に搬送する搬送回転体対と、
前記シート搬送方向において前記転写ニップ部の下流に配置される定着部であって、加熱ユニットと、前記加熱ユニットと共に定着ニップ部を形成する、発泡体を含む弾性層を有する加圧ローラと、を有する定着部と、
前記シート搬送方向において前記搬送回転体対の上流に配置され、前記搬送回転体対のニップ線に対して前記転写ローラの回転軸の反対側から前記搬送回転体対にシートを案内する第1搬送路と、
前記シート搬送方向において前記搬送回転体対の上流に配置され、前記ニップ線に対して前記回転軸と同じ側から前記搬送回転体対にシートを案内する第2搬送路と、
前記第1搬送路、前記搬送回転体対及び前記転写ニップ部を通過したシートを前記第2搬送路に搬送する反転搬送部と、
前記画像形成部、前記搬送回転体対及び前記反転搬送部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記転写ニップ部においてシートにトナー像を転写させずに、前記第1搬送路、前記転写ニップ部、前記定着ニップ部を介して、シートを前記反転搬送部に向けて搬送する第1搬送処理と、前記第1搬送処理の後に前記反転搬送部によってシートを前記第2搬送路に向けて搬送する第2搬送処理と、前記第2搬送処理の後に前記転写ニップ部においてシートにトナー像を転写する第3搬送処理と、を含む動作を実行可能であり、
前記第1搬送処理において前記加圧ローラに対向する面が、前記第3搬送処理において前記中間転写体に対向するように、前記動作においてシートが搬送される、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第2搬送路によってシートが案内されるときに、前記第2搬送路に沿って湾曲された状態で前記シートの先端が前記中間転写体に当接するように、前記第2搬送路と前記中間転写体が配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記搬送回転体対は、シートを挟持して搬送する搬送ニップ部を形成し、
前記搬送回転体対の前記搬送ニップ部と前記転写ニップ部の間の第1距離よりも、前記搬送ニップ部と前記第2搬送路の間の第2距離が短い、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部が前記第2搬送路への搬送を許容するシートのうち、最も小さいシートを最小シートとしたとき、前記第1距離は、前記シート搬送方向における前記最小シートの長さから前記第1距離を引いた長さよりも短い、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記搬送回転体対の前記ニップ線は、前記シート搬送方向における前記転写ニップ部の上流で前記中間転写体に交差する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記転写ローラと共に前記中間転写体を挟み込む第1ローラと、
第2ローラと、を更に有し、
前記中間転写体は、前記第1ローラと前記第2ローラとを囲むように配置されており、
前記中間転写体の回転方向において前記第1ローラの上流側かつ前記第2ローラの下流側に位置する前記中間転写体の部分と、前記ニップ線のなす角は、30度以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記発泡体は、発泡ゴムである、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記定着部はヒータを有し、
前記制御部は、前記動作において、前記第1搬送処理の時の前記ヒータの温度と、前記第3搬送処理の時の前記ヒータの温度が異なるように、前記ヒータを制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記動作において、前記第1搬送処理の時の前記ヒータの温度よりも、前記第3搬送処理の時の前記ヒータの温度が高くなるように、前記ヒータを制御する、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記動作において、前記第1搬送処理の時の前記ヒータの温度よりも、前記第3搬送処理の時の前記ヒータの温度が低くなるように、前記ヒータを制御する、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ロータリ現像装置と、ロータリ現像装置によって表面にトナー像が形成される感光体と、感光体に形成されたトナー像が転写され、該トナー像をシートに転写する中間転写装置と、を備えた画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。中間転写装置は、トナー像が1次転写される中間転写ベルトを有し、中間転写ベルト上のトナー像は、2次転写位置において2次転写ロールによってシートに転写される。このような画像形成装置において、2次転写位置の直前においてシートと中間転写ベルトの間に隙間が生じると、該隙間における放電によって、シートに転写されるトナー像に白抜け等の画像不良が生じることがある。
【0003】
そこで、特許文献1に記載の画像形成装置では、シートを中間転写ベルトへ押し付けるシート案内部材が設けられている。シート案内部材は、押し付けばねによって中間転写ベルト側に付勢されており、押し付けばねの付勢力は、シートの種類又は温湿度に応じて変更される。
【0004】
また、特許文献2によると、待機搬送ローラ対によって中間転写ベルトと2次転写ローラとの間の転写ニップにシートを搬送する画像形成装置が開示されている。待機搬送ローラ対によるシートの搬送速度は、転写ニップにおけるシートの搬送速度よりも速く設定され、待機搬送ローラ対と転写ニップとの間でシートは撓む。待機搬送ローラ対と転写ニップとの間には、シートが中間転写ベルトと反対側に撓むことを規制するシート規制部材が設けられている。これにより、シートを中間転写ベルトに押し付けることができ、シートと中間転写ベルトとの間に放電の原因となる隙間ができないようになっている。待機搬送ローラ対と転写ニップとの間のシートの搬送速度差は、シートの種類に応じて変更される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-064748号公報
特開2009-204642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、シートへの押し付け力を可変する複雑な構成かつ大型のシート案内部材を設ける必要があり、画像形成装置の大型化やコストアップの要因となってしまっていた。
【0007】
また、特許文献2に記載の画像形成装置では、待機搬送ローラ対と転写ニップとの間にシートの搬送速度差があるため、転写ニップを形成する中間転写ベルトとシートとが摺擦する。これにより、トナー像が擦れ、画像不良が発生する虞があった。
【0008】
そこで、本発明は、簡易な構成で画像不良を抑制可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、画像形成装置において、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体上のトナー像が1次転写される中間転写体と、前記中間転写体と共に転写ニップ部を形成し、前記転写ニップ部において前記中間転写体上のトナー像をシートに2次転写する転写ローラと、を有する画像形成部と、前記転写ニップ部に向けてシートをシート搬送方向に搬送する搬送回転体対と、前記シート搬送方向において前記転写ニップ部の下流に配置される定着部であって、加熱ユニットと、前記加熱ユニットと共に定着ニップ部を形成する、発泡体を含む弾性層を有する加圧ローラと、を有する定着部と、前記シート搬送方向において前記搬送回転体対の上流に配置され、前記搬送回転体対のニップ線に対して前記転写ローラの回転軸の反対側から前記搬送回転体対にシートを案内する第1搬送路と、前記シート搬送方向において前記搬送回転体対の上流に配置され、前記ニップ線に対して前記回転軸と同じ側から前記搬送回転体対にシートを案内する第2搬送路と、前記第1搬送路、前記搬送回転体対及び前記転写ニップ部を通過したシートを前記第2搬送路に搬送する反転搬送部と、前記画像形成部、前記搬送回転体対及び前記反転搬送部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記転写ニップ部においてシートにトナー像を転写させずに、前記第1搬送路、前記転写ニップ部、前記定着ニップ部を介して、シートを前記反転搬送部に向けて搬送する第1搬送処理と、前記第1搬送処理の後に前記反転搬送部によってシートを前記第2搬送路に向けて搬送する第2搬送処理と、前記第2搬送処理の後に前記転写ニップ部においてシートにトナー像を転写する第3搬送処理と、を含む動作を実行可能であり、前記第1搬送処理において前記加圧ローラに対向する面が、前記第3搬送処理において前記中間転写体に対向するように、前記動作においてシートが搬送される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、簡易な構成で画像不良を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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