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公開番号2024147071
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2023059845
出願日2023-04-03
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20241008BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】本体筐体に着脱可能な定着装置の位置決めが不安定になるのを抑制することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置1は、本体筐体10と、本体筐体10に着脱可能な定着装置80と、本体筐体10に配置される第1本体ギヤ310を備える。定着装置は、加熱部材と、加圧部材と、フレームと、加熱部材と加圧部材を圧接させるバネと、フレームに回転可能に支持されるカムと、カムを回転させるカムギヤ88を備える。カムは、バネの付勢力に抗して加圧部材を移動させることでニップ圧を変更する。第1本体ギヤ310は、カムギヤ88と噛み合う。フレーム83は、本体筐体10に位置決めされる第1基準部83Aを有する。本体筐体10は、第1基準部83Aと接触する基準面10Aを有する。第1基準部83Aは、カムが第1方向D1に回転するときにおける第1本体ギヤ310からカムギヤ88に伝わる力によって、基準面10Aに押し付けられる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
本体筐体と、
前記本体筐体に着脱可能な定着装置であって、
ヒータを有する加熱部材と、
前記加熱部材との間でニップ部を形成する加圧部材と、
前記加熱部材および前記加圧部材を支持するフレームと、
前記加熱部材と前記加圧部材を圧接させるバネと、
前記フレームに回転可能に支持され、前記バネの付勢力に抗して前記加熱部材または前記加圧部材を移動させることで前記ニップ部のニップ圧を変更するカムと、
前記カムを回転させるカムギヤと、を備える定着装置と、
前記本体筐体に配置され、前記定着装置が前記本体筐体に装着された状態において前記カムギヤと噛み合う第1本体ギヤと、を備え、
前記フレームは、前記本体筐体に位置決めされる第1基準部を有し、
前記本体筐体は、前記定着装置が前記本体筐体に装着された状態において前記第1基準部と接触する基準面を有し、
前記カムが第1方向に回転するときにおける前記第1本体ギヤから前記カムギヤに伝わる力によって、前記第1基準部が前記基準面に押し付けられることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記基準面は、前記本体筐体に対する前記定着装置の装着方向に沿っていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記カムは、
前記ニップ圧が第1ニップ圧となる第1位置と、前記ニップ圧が前記第1ニップ圧より小さい第2ニップ圧となる第2位置との間で回転可能であり、
前記第1方向は、前記第1位置から前記第2位置に向かう方向であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記フレームは、
前記装着方向において、前記第1基準部から離れて配置される第2基準部を有し、
前記本体筐体は、
前記第2基準部と接触可能であり、前記第2基準部が前記装着方向と直交する方向に移動するのを止めるストッパ面を有し、
前記カムが第1方向に回転するとき、前記第1本体ギヤから前記カムギヤに伝わる力に起因した、前記第2基準部を中心とする第1モーメントが発生し、当該第1モーメントによって、前記第1基準部が前記基準面に押し付けられることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記定着装置は、前記加熱部材または前記加圧部材とともに回転する駆動ギヤを備え、
前記本体筐体には、前記定着装置が前記本体筐体に装着されているときに前記駆動ギヤと噛み合う第2本体ギヤが配置され、
前記カムが前記第1方向とは反対の第2方向に回転するとき、前記第1本体ギヤから前記カムギヤに伝わる力に起因した、前記第1モーメントとは逆方向の第2モーメントが発生し、
前記第2本体ギヤが回転して前記加熱部材または前記加圧部材が回転するとき、前記第2本体ギヤから前記駆動ギヤに伝わる力に起因した、前記第2モーメントとは逆方向の第3モーメントが発生し、
前記カムが前記第2方向に回転するときには、前記加熱部材または前記加圧部材が回転していることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2モーメントの大きさは、前記第1モーメントの大きさよりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1本体ギヤおよび前記第2本体ギヤを駆動させるモータと、
前記モータの駆動力を前記第1本体ギヤに伝達する第1伝達状態と、前記モータの駆動力を前記第1本体ギヤに伝達させない第1切断状態とに切替可能な第1切替機構と、
前記モータの駆動力を前記第2本体ギヤに伝達する第2伝達状態と、前記モータの駆動力を前記第2本体ギヤに伝達させない第2切断状態とに切替可能な第2切替機構と、を備え、
前記第1切替機構が前記第1伝達状態で、かつ、前記第2切替機構が前記第2伝達状態であるときに前記モータが正回転することで、前記カムが前記第2方向に回転し、かつ、前記加熱部材または前記加圧部材が回転し、
前記第1切替機構が前記第1伝達状態で、かつ、前記第2切替機構が前記第2切断状態であるときに前記モータが逆回転することで、前記加熱部材または前記加圧部材が停止した状態で前記カムが前記第1方向に回転することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記カムギヤは、前記本体筐体に対する前記定着装置の装着方向と直交する方向において、前記第1本体ギヤと前記第1基準部の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記本体筐体に対する前記定着装置の装着方向において、前記駆動ギヤの回転中心は、前記カムギヤの回転中心よりも下流側に配置されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記駆動ギヤは、前記装着方向と直交する方向において、前記カムギヤと前記第1基準部の間に位置することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、本体筐体に着脱可能な定着装置を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置として、本体筐体と、本体筐体に着脱可能な定着装置とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。定着装置は、加圧ローラと、加圧ローラの加圧力を調整するためのカムと、カムを駆動するためのカムギヤとを備えている。本体筐体には、カムギヤと噛み合う本体ギヤと、本体ギヤに駆動力を伝達するモータとが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-025571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、モータを駆動させると、本体ギヤからカムギヤに伝わる力によって定着装置が装着位置からずれ、定着装置の位置決めが不安定になるおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、本体筐体に着脱可能な定着装置の位置決めが不安定になるのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本願の画像形成装置は、本体筐体と、定着装置と、第1本体ギヤと、を備える。
定着装置は、本体筐体に着脱可能である。定着装置は、加熱部材と、加圧部材と、フレームと、バネと、カムと、カムギヤと、を備える。
加熱部材は、ヒータを有する。
加圧部材は、加熱部材との間でニップ部を形成する。
フレームは、加熱部材および加圧部材を支持する。
バネは、加熱部材と加圧部材を圧接させる。
カムは、フレームに回転可能に支持される。カムは、バネの付勢力に抗して加熱部材または加圧部材を移動させることでニップ部のニップ圧を変更する。
カムギヤは、カムを回転させる。
第1本体ギヤは、本体筐体に配置される。第1本体ギヤは、定着装置が本体筐体に装着された状態においてカムギヤと噛み合う。
フレームは、第1基準部を有する。
第1基準部は、本体筐体に位置決めされる。
本体筐体は、基準面を有する。
基準面は、定着装置が本体筐体に装着された状態において、第1基準部と接触する。
第1基準部は、カムが第1方向に回転するときにおける第1本体ギヤからカムギヤに伝わる力によって、基準面に押し付けられる。
【0007】
カムが第1方向に回転するときに、第1本体ギヤからカムギヤに伝わる力によって、第1基準部が基準面に押し付けられる構成とすることで、第1基準部が基準面から離れることが抑制され、定着装置の位置決めが不安定になるのを抑制できる。
【0008】
また、基準面は、本体筐体に対する定着装置の装着方向に沿っていてもよい。
【0009】
また、カムは、第1位置と、第2位置との間で回転可能であってもよい。
この場合、第1位置は、ニップ圧が第1ニップ圧となる位置である。
第2位置は、ニップ圧が第1ニップ圧より小さい第2ニップ圧となる位置である。
第1方向は、第1位置から第2位置に向かう方向である。
【0010】
カムが第1位置から第2位置に回転するときに第1基準部が基準面に押し付けられる構成とすることで、ニップ圧を小さくする場合に、定着装置の位置決めが不安定になるのを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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