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公開番号
2024119122
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-03
出願番号
2023025791
出願日
2023-02-22
発明の名称
印刷版の製造方法
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
G03F
7/32 20060101AFI20240827BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】少ない現像液量でも泡付着を抑制することのできる印刷版の製造方法を提供すること。
【解決手段】支持体上に部分ケン化ポリビニルアルコールを含有する感光性樹脂層を有する感光性樹脂印刷版原版に、紫外線を照射して感光性樹脂層の露光部を光硬化させる露光工程、および、感光性樹脂層の未硬化部を水性現像液により除去する現像工程を有する印刷版の製造方法であって、水性現像液が鉱油およびシリカ粒子を含有する印刷版の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
支持体上に部分ケン化ポリビニルアルコールを含有する感光性樹脂層を有する感光性樹脂印刷版原版に、紫外線を照射して感光性樹脂層の露光部を光硬化させる露光工程、および、感光性樹脂層の未硬化部を水性現像液により除去する現像工程を有する印刷版の製造方法であって、水性現像液が鉱油およびシリカ粒子を含有する印刷版の製造方法。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記水性現像液が鉱油およびシリカ粒子を含む消泡剤を0.05~0.3重量%含有する請求項1に記載の印刷版の製造方法。
【請求項3】
前記現像工程において、プレート上に装着された感光性樹脂印刷版原版に水性現像液を滴下し、ブラシを用いて現像する請求項1または2に記載の印刷版の製造方法。
【請求項4】
前記現像工程において、前記プレート上に装着された感光性樹脂印刷版原版を自動搬送する請求項3に記載の印刷版の製造方法。
【請求項5】
前記現像工程において、ブラシの押し込み量を0.3~1.5mmとする請求項3に記載の印刷版の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷版の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
感光性樹脂印刷版原版にレリーフを形成する方法として、画像マスクや原画フィルムを介して感光性樹脂層に紫外線を照射して画像部を選択的に硬化させ、硬化させなかった部分を、水性現像液を用いて除去する方法が、一般的に用いられている。水性現像液により現像可能な感光性樹脂版印刷原版としては、少なくとも一部がケン化されたポリビニルアルコールなどのイオン性を有する官能基を含む樹脂(A)、光重合開始剤(B)、光重合性モノマー(C)、および樹脂(A)と対イオンを形成しうるイオン性官能基を有するフッ素含有化合物(D)を含む感光性樹脂組成物を用いてなる感光性樹脂版原版などが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、水性現像液としては、例えば、(A)成分:HLBが10以下であるノニオン系界面活性剤、(B)成分:HLBが10超過である、少なくとも一つのオキシアルキレン単位を有する化合物、及び水を含む、感光性樹脂用水性現像液組成物などが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/88336号
特開2021-43401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
部分ケン化ポリビニルアルコールは、水への溶解性が良好で、強靭なレリーフを形成することができることから、特許文献1に記載されるように、水性現像液により現像可能な感光性樹脂印刷版原版に好ましく用いられている。一方、部分ケン化ポリビニルアルコールは、水中に分散されると界面活性剤として作用して泡立ちやすい。近年、環境影響などの観点から、現像液量を少なくするため、感光性樹脂印刷版原版に水性現像液を滴下し、ブラシを用いて現像する現像方法が好ましく用いられているが、かかる現像方法により、従来公知の水性現像液を用いて、部分ケン化ポリビニルアルコールを用いた感光性樹脂印刷版原版を現像すると、印刷版に泡が付着しやすい傾向にあった。微細なレリーフの間に付着した泡は除去しにくく、泡の跡が印刷不具合となることから、泡付着を抑制することが求められている。
【0006】
上記課題に鑑み、本発明は、少ない現像液量でも泡付着を抑制することのできる印刷版の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、主として以下の構成を有する。
(1)支持体上に部分ケン化ポリビニルアルコールを含有する感光性樹脂層を有する感光性樹脂版印刷原版に、紫外線を照射して感光性樹脂層の露光部を光硬化させる露光工程、および、感光性樹脂層の未硬化部を水性現像液により除去する現像工程を有する印刷版の製造方法であって、水性現像液が鉱油およびシリカ粒子を含有する印刷版の製造方法。
(2)前記水性現像液が、鉱油およびシリカ粒子を含む消泡剤を0.05~0.3重量%含有する(1)に記載の印刷版の製造方法。
(3)前記現像工程において、プレート上に装着された感光性樹脂印刷版原版に水性現像液を滴下し、ブラシを用いて現像する(1)または(2)に記載の印刷版の製造方法。
(4)前記現像工程において、前記プレート上に装着された感光性樹脂印刷版原版を自動搬送する(3)に記載の印刷版の製造方法。
(5)前記現像工程において、ブラシの押し込み量を0.3~1.5mmとする(3)または(4)に記載の印刷物の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の印刷版の製造方法によれば、少ない現像液量でも泡付着を抑制することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
本発明の印刷物の製造方法は、支持体上に部分ケン化ポリビニルアルコールを含有する感光性樹脂層を有する感光性樹脂印刷版原版(以下、「印刷版原版」と略記する場合がある)に、紫外線を照射して感光性樹脂層の露光部を光硬化させる露光工程、および、感光性樹脂層の未硬化部を水性現像液により除去する現像工程を有する。前述のとおり、部分ケン化ポリビニルアルコールを含有する感光性樹脂層を有する印刷版原版は、従来の水性現像液を滴下してブラシを用いて現像すると、泡付着しやすい課題があった。本発明においては、かかる泡付着しやすい印刷版原版を、鉱油およびシリカ粒子を含有する水性現像液を用いて現像することにより、少ない現像液量でも泡付着を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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