TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025026429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024132053
出願日2024-08-08
発明の名称フィルムロール
出願人東レ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B65D 65/02 20060101AFI20250214BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】フィルムが後加工された後や粉砕後でも識別情報を確認でき、トレーサビリティを確保できるフィルムロールを提供すること。
【解決手段】本発明にかかるフィルムロールは、フィルムを巻き取ってなるフィルムロールであって、フィルムの表面に、当該フィルムの処理履歴を読み取り可能な識別情報を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フィルムを巻き取ってなるフィルムロールであって、フィルムの表面に、当該フィルムの処理履歴を読み取り可能な識別情報を有することを特徴とするフィルムロール。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記フィルムの少なくとも一方の幅方向の端部から、当該フィルムの幅の全長に対して0%以上25%以下の領域に識別情報が付与されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルムロール。
【請求項3】
フィルムロールの表層部の最端部および/または巻芯部の最端部に識別情報が付与されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のフィルムロール。
【請求項4】
前記識別情報は、2次元コードまたはバーコードによって表現されること特徴とする請求項1または2に記載のフィルムロール。
【請求項5】
前記識別情報は、前記フィルムを結晶化させてなること特徴とする請求項1または2に記載のフィルムロール。
【請求項6】
前記識別情報は、低視認性を有し、かつフィルム表面全体に付与されてなることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルムロール。
【請求項7】
前記識別情報は、少なくとも、フィルムの材質、フィルムの厚さ、生産ロット番号、ならびに、前記識別情報の付与方法および付与回数を示す情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のフィルムロール。
【請求項8】
前記フィルムが、ポリエステルからなることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルムロール。
【請求項9】
前記フィルムは、幅が400mm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルムロール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特に水平リサイクルに適したフィルムを巻き取ってなるフィルムロールに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
フィルムは、食品や医薬品の包装、電子機器の部品など、様々な分野で使用される。使用後に廃棄されたフィルムは、環境汚染の問題を引き起こすことがあるため、リサイクルが求められている。しかしながら、フィルムのリサイクルには、リサイクルプロセスのトレーサビリティの問題がある。リサイクルされた製品が原材料として使用される他の製品において、リサイクルされたフィルムが使用されているかどうかが判明しないことがある。また、リサイクルされた製品がリサイクルプロセスのどの段階で作られた製品かを把握することが困難であるため、製品の品質管理が困難になることがある。このため、フィルムに識別情報を付与することにより品質管理を行うことが検討されてきた。
【0003】
また、製品の識別情報に関しては、従来、製品の包装にバーコードの付与がされたラベルを付すなどといった技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-87450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、長尺物であることが一般的であるフィルムは、該フィルムの包装に識別情報を付与したとしても、包装を解いてロールから巻き出して、フィルムを使用したり加工したりする。この際、長尺物であるフィルムが途中で破断したり、小巻にするなどして複数のフィルムロールとなったりする際には、フィルムロールの情報がトレースできなくなってしまう可能性が生じてしまう。
【0006】
そこで、本発明では、フィルムが後加工された後や粉砕後でも識別情報を確認でき、トレーサビリティを確保できるフィルムロールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記に鑑み鋭意検討した結果、フィルムの識別情報を製造工程にて織り込むことで、分別を容易にすることにより上記課題を解決できることを見出した。すなわち、本発明の好ましい一態様は以下の通りである。
【0008】
(1)幅が400mm以上のフィルムを巻き取ってなるフィルムロールであって、フィルムの表面に、当該フィルムの処理履歴を読み取り可能な識別情報を有することを特徴とするフィルムロール。
【0009】
(2)前記フィルムの少なくとも一方の幅方向の端部から、当該フィルムの幅の全長に対して0%以上25%以下の領域に識別情報が付与されていることを特徴とする(1)に記載のフィルムロール。
【0010】
(3)フィルムロールの表層部の最端部および/または巻芯部の最端部に識別情報が付与されていることを特徴とする、(1)または(2)に記載のフィルムロール。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東レ株式会社
織物
1か月前
東レ株式会社
分離膜
1か月前
東レ株式会社
シート
1か月前
東レ株式会社
吸着材料
17日前
東レ株式会社
多孔質構造体
19日前
東レ株式会社
水電解用隔膜
1か月前
東レ株式会社
積層フィルム
25日前
東レ株式会社
不織布および衣料
18日前
東レ株式会社
生体成分吸着材料
1か月前
東レ株式会社
有機EL表示装置
1か月前
東レ株式会社
フィルムの製造方法
1か月前
東レ株式会社
再生ポリエステル繊維
17日前
東レ株式会社
多層積層複合断面繊維
17日前
東レ株式会社
シート状物の検査方法
18日前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
17日前
東レ株式会社
有機粒子およびフィルム
1か月前
東レ株式会社
芯鞘複合モノフィラメント
1か月前
東レ株式会社
積層体およびその製造方法
13日前
東レ株式会社
炭素繊維シートの製造方法
10日前
東レ株式会社
フィルム及びその製造方法
1か月前
東レ株式会社
ポリエステル繊維の製造方法
4日前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂の製造方法
1か月前
東レ株式会社
構造部材およびその製造方法
1か月前
東レ株式会社
編物、詰め物および繊維製品
1か月前
東レ株式会社
不織布およびワイピング用シート
18日前
東レ株式会社
不織布およびエアフィルター濾材
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルムの製造方法
24日前
東レ株式会社
二軸配向積層フィルムの製造方法
1か月前
東レ株式会社
人工皮革および人工皮革の製造方法
18日前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂組成物の製造方法
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルムとその製造方法
1か月前
東レ株式会社
感光性樹脂組成物、硬化物、表示装置
4日前
東レ株式会社
積層フィルム、センサー、およびテープ
1か月前
東レ株式会社
積層フィルム、センサー、およびテープ
1か月前
東レ株式会社
積層フィルム、センサー、およびテープ
1か月前
東レ株式会社
離型フィルムとその製造方法、及び積層体
24日前
続きを見る