TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025038595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145312
出願日2023-09-07
発明の名称編物、詰め物および繊維製品
出願人東レ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類D04B 21/00 20060101AFI20250312BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】衣料・寝具用の詰め物に好適に用いられる圧縮性と回復性に優れたモールヤーンを含む編物およびそれを用いた繊維製品を提供する。
【解決手段】モールヤーンを含む編物であり、JIS L1097:1982に準じて評価した編物の圧縮率が75%以上であることを特徴とする編物により達成することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
モールヤーンを含む編物であり、JIS L1097:1982に準じて評価した編物の圧縮率が75%以上であることを特徴とする編物。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記編物であって、JIS L1097:1982に準じて評価した編物の圧縮回復率が70%以上であることを特徴とする請求項1に記載の編物。
【請求項3】
前記モールヤーンの花糸の単糸フィラメント数が15本以上、60本以下であり、花糸の総繊度が70dtex以上、400dtex以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の編物。
【請求項4】
前記モールヤーンの芯糸の合計繊度が150dtex以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の編物。
【請求項5】
前記編物の目開きが100mm

以上、650mm

以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の編物。
【請求項6】
前記編物の編目のヨコ/タテの比が2.0以下であることを特徴とする請求項5に記載の編物。
【請求項7】
請求項1または2に記載の編物を用いた詰め物。
【請求項8】
請求項7に記載の詰め物を用いた繊維製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はモールヤーンを含む編物およびそれを用いた詰め物、繊維製品に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
衣料や寝具等の詰め物は、動物繊維や植物繊維等の天然繊維からなる素材や、合成繊維からなる合繊中綿等の素材が中綿として使用されることで、内部の熱が外部に放出されることが抑制され、寒冷地等での寒い環境下でも保温性が確保される。
中綿に使用される天然繊維の代表として羽毛などがある。
羽毛は、その複雑な構造や、タンパク質繊維由来の吸湿性、発熱性等、様々な機能を有し、優れた中綿素材であるものの、動物愛護の観点や原則的に家庭洗濯ができないことや、なによりタンパク質によって構成されるため、所望の機能を追加で付与することが困難な場合があり、機能性の付与が可能な合成繊維からなる合繊中綿の需要が高まっている。
合繊中綿としては、不織布綿、粒綿、長繊維綿等の各種素材形態で多くの技術提案があり、これらの形態を活かして、単に保温性を追求した製品だけでなく、顧客の使い方に合わせて快適性、利便性を訴求した製品の開発も増えている。
【0003】
しかしながら、従来の合繊中綿は、充填量に粗密があると、粗の部分から内部の熱が逃げるコールドスポットが発生してしまうため、これを抑制するためにジャケット等の側地に縫製によって形成された袋、すなわち、ダウンポケットの容積に対して過剰に合繊中綿を充填し、粗密がない状態を作る必要がある。
一方、長繊維中綿については、短繊維中綿と比較して、ダウンポケット内での移動が抑制され、過剰に充填した状態としない場合でもコールドスポットが形成されにくく、特に嵩高性に優れるモールヤーンを用いた編物等で構成されるシート状物においては、隣り合うモールヤーン間に拘束点が形成されているため、ダウンポケット内での移動がほとんど起こらず、中綿の粗密によるコールドスポットの発生が抑制され、縫製品の形態に合わせて中綿の充填量をコントロールしやすいというメリットがある。
【0004】
このようなモールヤーンを用いたシート状の素材について、いくつかの提案がある。
特許文献1では、嵩高性とクッション性に優れ、反発性と形態回復性に優れ、ヘタリの少ない柔らかなモールヤーンと、当該モールヤーンを用い、その風合いが極めて優れ、嵩高軽量にも拘わらず優れたクッション性を有する織編物が提案されている。
本発明者らは、特許文献2において、モールヤーンの芯糸と押さえ糸との間に花糸が融着固定され、捲縮を有した花糸を用い、嵩高性を向上させたモールヤーンからなる編物として、縫製時の取扱い性やイージーケア性に優れた詰め物用の編物を提案した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-048412号公報
特願2023-023413号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のモールヤーンは、モールヤーンとしての用途である装飾用の飾り糸やマット等への使用においては、嵩高であり、反発感や回復性に優れた素材であるが、花糸部分の構造が緻密で嵩高性は低く、これに起因して圧縮性、回復性も低くなるため、衣料や寝具等に用いた場合は、収納容易性、回復性が不十分なものであった。
特許文献2に記載のモールヤーンからなる編物は、衣料や寝具等の繊維製品として用いることのできる嵩高い形態の合繊中綿であり、編地で構成されたシート状の素材を用いることにより、側地内において中綿は移動し難く、側地内に十分な量を充填しなくとも、均一に中綿が充填された状態とすることができる。
【0007】
昨今は、機能性を訴求するために合繊中綿を用いたインナーダウンの展開が増えており、この様な用途においては、コンパクトに収納でき、圧縮、回復に優れることが要求される。このようなインナーダウンの用途に特許文献2の編物を適用した場合、モールヤーンの糸構成、編物の構成については、圧縮、折り畳み易さの観点で適正化が不十分であり、編物の厚み方向においては、圧縮への抵抗が低すぎることにより、各種製品とした際の厚みが低下し易いこと、また、取り出した際の回復が遅く、製品特性を発現するまでに時間が必要となるといった課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の編物は、以下の(1)~(8)の構成を有する。
(1)モールヤーンを含む編物であり、JIS L1097:1982に準じて評価した編物の圧縮率が75%以上であることを特徴とする編物。
(2)前記編物であって、JIS L1097:1982に準じて評価した編物の圧縮回復率が70%以上であることを特徴とする(1)に記載の編物。
(3)前記編物に含まれるモールヤーンの花糸の単糸フィラメント数が15本以上、60本以下であり、花糸の総繊度が70dtex以上、400dtex以下であることを特徴とする(1)または(2)に記載の編物。
(4)前記モールヤーンの芯糸の合計繊度が150dtex以上であることを特徴とする(1)~(3)のいずれかに記載の編物。
(5)前記編物の目開きが100mm

以上、650mm

以下であることを特徴とする(1)~(4)のいずれかに記載の編物。
(6)前記編物の編目のヨコ/タテの比が2.0以下であることを特徴とする(5)に記載の編物。
(7)(1)~(6)のいずれかに記載の編物を用いた詰め物。
(8)(7)に記載の詰め物を用いた繊維製品。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、厚み方向への圧縮において低応力で柔軟に変形することにより、圧縮が容易でコンパクトに折り畳んで収納することができ、回復性にも優れた衣料および寝具用の詰め物、および前記詰め物を用いた衣料や寝具製品等の繊維製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の編物に含まれるモールヤーンの一例を示す概略図である。
図2は、編物の組織を説明するための概略図である。
図3は、本発明の編物に含まれるモールヤーンについて、花糸の融着固定箇所の間隔を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東レ株式会社
織物
9日前
東レ株式会社
シート
22日前
東レ株式会社
分離膜
15日前
東レ株式会社
防刃材
1か月前
東レ株式会社
積層構造体
2か月前
東レ株式会社
水電解用隔膜
11日前
東レ株式会社
積層フィルム
1か月前
東レ株式会社
積層フィルム
3日前
東レ株式会社
複合仮撚加工糸
1か月前
東レ株式会社
フィルムロール
1か月前
東レ株式会社
液体展開用シート
1か月前
東レ株式会社
有機EL表示装置
23日前
東レ株式会社
生体成分吸着材料
22日前
東レ株式会社
フィルムの製造方法
15日前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
1か月前
東レ株式会社
有機粒子およびフィルム
23日前
東レ株式会社
芯鞘複合モノフィラメント
23日前
東レ株式会社
フィルム及びその製造方法
8日前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂の製造方法
23日前
東レ株式会社
編物、詰め物および繊維製品
17日前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
1か月前
東レ株式会社
スパイラル分離膜エレメント
1か月前
東レ株式会社
構造部材およびその製造方法
23日前
東レ株式会社
複合半透膜およびその製造方法
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
1か月前
東レ株式会社
ペレット製造時の制御システム
1か月前
東レ株式会社
ゴルフクラブシャフトの製造方法
1か月前
東レ株式会社
不織布およびエアフィルター濾材
29日前
東レ株式会社
ポリエステルフィルムの製造方法
2日前
東レ株式会社
二軸配向積層フィルムの製造方法
23日前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂組成物の製造方法
29日前
東レ株式会社
ポリエステルフィルムとその製造方法
9日前
東レ株式会社
積層フィルム、センサー、およびテープ
8日前
東レ株式会社
積層フィルム、センサー、およびテープ
8日前
東レ株式会社
積層フィルム、センサー、およびテープ
8日前
東レ株式会社
ナイロン6樹脂組成物およびその製造方法
23日前
続きを見る