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公開番号2024123544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031050
出願日2023-03-01
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/14 20060101AFI20240905BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】分離部材を清掃でき、分離部材の汚れに起因する異常画像の発生を抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体1と、前記像担持体と対向して設けられ、前記像担持体上の像を記録媒体4に転写させる転写部材3と、前記像担持体に当接するように設けられ、前記像担持体と前記転写部材の間を通過した後の前記像担持体の表面に担持された前記記録媒体を分離する分離部材6と、を備える。通常画像形成モードと、清掃モードとを有する。前記清掃モードは、前記像担持体と前記転写部材の間を通過した後の前記記録媒体を前記分離部材に接触させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体と、
前記像担持体と対向して設けられ、前記像担持体上の像を記録媒体に転写させる転写部材と、
前記像担持体に当接するように設けられ、前記像担持体と前記転写部材の間を通過した後の前記像担持体の表面に担持された前記記録媒体を分離する分離部材と、を備え、
通常画像形成モードと、清掃モードとを有し、
前記清掃モードは、前記像担持体と前記転写部材の間を通過した後の前記記録媒体を前記分離部材に接触させる
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記清掃モードは、前記転写部材の印加電圧の絶対値を、前記通常画像形成モードにおける前記転写部材の印加電圧の絶対値よりも大きくする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記転写部材よりも前記記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、前記転写部材により帯電された前記記録媒体に対して除電を行う除電部材を備え、
前記清掃モードは、下記(1)~(3)のいずれか一つを満たす
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(1)前記除電部材に印加する電圧は、前記転写部材に印加する電圧と逆極性であり、かつ、前記通常画像形成モードにおける前記除電部材に印加する電圧よりも絶対値が小さい。
(2)前記除電部材に印加する電圧は、前記清掃モードにおける前記転写部材に印加する電圧と同極性である。
(3)前記除電部材に印加する電圧は、ゼロである。
【請求項4】
前記清掃モードは、前記通常画像形成モードにおける前記像担持体の表面電位の絶対値よりも、前記像担持体の表面電位の絶対値を大きくする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記清掃モードにおいて、前記転写部材の印加電圧を大きくする期間は、前記記録媒体の先端が前記像担持体と前記転写部材の間に到達してから、前記像担持体上と前記分離部材上とを進み、前記分離部材から離れるまでの期間である
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記清掃モードにおいて、前記除電部材に印加する電圧を上記(1)~(3)にする期間は、前記記録媒体の先端が前記像担持体と前記転写部材の間に到達してから、前記像担持体上と前記分離部材上とを進み、前記分離部材から離れるまでの期間である
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記清掃モードにおいて、前記像担持体の表面電位の絶対値を大きくする期間は、前記記録媒体の先端が前記像担持体と前記転写部材の間に到達してから、前記像担持体上と前記分離部材上とを進み、前記分離部材から離れるまでの期間である
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記清掃モードは、1つの前記記録媒体を2回通紙させ、1回目の通紙において、前記通常画像形成モードにける前記記録媒体の加熱温度よりも高い温度で前記記録媒体を加熱してカールさせる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記清掃モードは、前記通常画像形成モードで用いられる前記記録媒体よりも、体積抵抗率が大きい記録媒体、剛度が低い記録媒体、又は、体積抵抗率が大きくかつ剛度が低い記録媒体を用いる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来技術では、像担持体上の像を記録媒体に転写させる画像形成装置が知られている。画像形成装置では、記録媒体上の像を記録媒体に定着させる定着部材、記録媒体の搬送を行う搬送部材、転写後の記録媒体が像担持体から分離させる分離部材などが用いられている。
【0003】
このような画像形成装置では、定着部材や搬送経路などに汚れが生じ、異常画像などの問題が生じる。これに対して、特許文献1では、定着ローラに付着した汚れを、印刷条件を変更した通紙を行うことで除去する。また、特許文献2では、清掃モードを行うようにしており、清掃モードでは、印刷時に紙が触れる位置に搬送経路が移動することで、通紙により搬送経路を清掃する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、分離部材を清掃できず、分離部材に付着した汚れを除去できない。そのため、分離部材に付着した汚れにより、異常画像が生じてしまうという問題があった。分離部材を清掃するには、装置を分解する必要が生じてしまう。
【0005】
そこで本発明は、分離部材を清掃でき、分離部材の汚れに起因する異常画像の発生を抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体と対向して設けられ、前記像担持体上の像を記録媒体に転写させる転写部材と、前記像担持体に当接するように設けられ、前記像担持体と前記転写部材の間を通過した後の前記像担持体の表面に担持された前記記録媒体を分離する分離部材と、を備え、通常画像形成モードと、清掃モードとを有し、前記清掃モードは、前記像担持体と前記転写部材の間を通過した後の前記記録媒体を前記分離部材に接触させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、分離部材を清掃でき、分離部材の汚れに起因する異常画像の発生を抑制できる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通常画像形成モードの一例を説明するための概略図(A)及び(B)である。
分離部材の配置の一例を説明するための平面概略図である。
異常画像が生じる場合の一例を説明するための概略図(A)及び(B)である。
実施例1の清掃モードを説明するための概略図である。
実施例2の清掃モードを説明するための概略図(1)~(3)である。
実施例4の清掃モードを説明するための概略図(A)~(C)である。
実施例5の清掃モードを説明するための概略図(A)~(C)である。
画像形成装置の一例を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0010】
本発明の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体と対向して設けられ、前記像担持体上の像を記録媒体に転写させる転写部材と、前記像担持体に当接するように設けられ、前記像担持体と前記転写部材の間を通過した後の前記像担持体の表面に担持された前記記録媒体を分離する分離部材と、を備え、通常画像形成モードと、清掃モードとを有し、前記清掃モードは、前記像担持体と前記転写部材の間を通過した後の前記記録媒体を前記分離部材に接触させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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