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公開番号2024119294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026086
出願日2023-02-22
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240827BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ニップ幅が規格外や不均等になる場合、ローラの相手部品を変えて規定内でなおかつ均等になるように組み直さなければならずニップ調整に工数が掛かっていた。
【解決手段】中央、左右に分割した3個以上のヒータ発熱体(219L,219C、219R)とそれぞれのヒータ発熱体(219L,219C、219R)の温度を検知する温度検知手段220L、220C、220Rを持ち、それぞれのヒータの温調を制御する。それぞれのヒータ位置に対応したニップ幅を確認する手段において、べたパターンを印字したの出力紙を再給紙し、ニップ位置に停止し、トナーTを再加熱することでニップ幅の形状でべたパターンの光沢が変化する。その光沢が変化したニップ幅を確認する。ニップ幅ごとに温度補正テーブル234を持ち、ニップ幅に応じた温度補正値を選択することでニップ幅のバラつきがあっても用紙シートの温度ばらつきを小さくして定着性を向上させる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
トナーTを熱定着させる定着手段が有り、定着手段には、加圧ローラとフィルムユニットが有る。フィルムユニットには、主走査方向に2個以上の分割した、ヒータ発熱手段が有る。フィルムユニットには、ヒータ発熱手段のそれぞれの温度を検知する温度検知手段が有る。
加圧ローラとフィルムユニットで形成するニップの副走査方向の幅を複数の主走査位置で測定する測定モードを有し、測定したニップ幅 (ア、イ、ウ)に合わせて、温度補正テーブルから補正温度を選択して、ヒータ発熱手段の温度を制御することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び定着器における定着ローラと加圧ローラのニップ幅に対する温調制御に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来技術(特開2019-23680号公報)では、分割ヒータを採用し記録材の幅サイズに応じてヒータを発熱させ、ヒータの端部昇温を防止して生産性を向上させる、分割式ヒータの定着装置が提供されている。近年、廉価モデルでも、生産性UPの市場要求が高まっており、各社、分割ヒータの採用が促進される方向性にある。また、ニップ幅のバラつきによる画像影響を軽減するために、定着ローラと加圧ローラのニップ圧の左右差を無くす調整が行われている。調整方法は、定着ローラと加圧ローラのローラ間の距離を調整手段により変化させてニップ圧を調整する方法が主に用いられている。しかし廉価機では、コストを安く抑えるために調整手段レスの製品も多数製品化されている。廉価機では、定着ローラと加圧ローラの組み合わせを変えることによってニップ幅の調整する構成を採用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-23680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
廉価機ではコストを安く抑えるために、定着ローラと加圧ローラ間の位置調整機構やベルト張架部材によるニップ調整は行なわずに、支持部材によって固定された加圧ローラと定着ローラに構成された加圧バネによって一定のニップ圧が掛かるような構成を採用している。
【0005】
ニップ幅が予め規定された規格内でなおかつ、長手方向で均等になるローラ同士の組み合わせを変えることでニップ幅調整を行っている。
【0006】
組み合わせによりニップ幅が規格外や不均等になる場合は、ローラ対の相手部品を変えて規定内でなおかつ均等になるように組み直さなければならずニップ調整に工数が掛かっていた。
【0007】
本発明の目的は、廉価版複写機のようなニップ幅調整機構を持たない機種でも、ニップ幅バラつきに影響されずに紙に与える熱量を均一にすることで、ニップ調整(ローラ対の入れ替え)を行わなくても良好な画像が得られる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、トナーTを熱定着させる定着器(208)が有り、定着器(208)には、加圧ローラ(216)とフィルムユニット(217)が有る。フィルムユニット(217)には、主走査方向に2個以上の分割した、ヒータ発熱体(219L,219C、219R)が有る。フィルムユニット(217)には、ヒータ発熱体(219L、219C、219R)のそれぞれの温度を検知するサーミスタ220L、220C、220Rが有る。加圧ローラ(216)とフィルムユニット(217)で形成するニップ(221)の副走査方向の幅を複数の主走査位置で測定する測定モード(S100~S110)を有し、測定したニップ幅 (ア、イ、ウ)に合わせて、温度補正テーブル(234)選択して、ヒータ発熱体(219L、219C、219R)の温度を制御する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、廉価版複写機のようなニップ幅調整機構を持たない機種でも、ニップ幅バラつきに影響されずに紙に与える熱量を均一にすることで、ニップ調整(ローラ対の入れ替え)を行わなくても良好な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施系のプリンタ全体を示す図である。
本構成の制御主要部分のブロック図である。
定着器内のフィルムユニットと加圧ローラの全体示す図である。
定着器内のフィルムユニットと加圧ローラのニップ部分を拡大した図である。
ヒータとサーミスタの位置関係を示す図である。
べたパターンの光沢が変化したニップ幅を測定するために必要なニップ印刷済みシートを示す図である。
ニップ幅 ア、イ、ウを測定する位置を示した図である。
ニップ幅 ア、イ、ウを入力する操作部を示した図である。
プリント用紙Pに伝える温度を補正するための温度補正テーブルを示した表である。
実施系の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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