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公開番号2024116627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-28
出願番号2023022326
出願日2023-02-16
発明の名称定着装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240821BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着装置のガイドがシートの厚み方向に変形するのを抑制することを目的とする。
【解決手段】定着装置は、シートを加熱する加熱部と、加熱部との間でシートを挟む加圧部と、筐体4と、ガイド5を備える。加熱部は、第1方向に長い。加圧部は、加熱部との間にニップ部を形成する。筐体4は、加熱部および加圧部を支持する。ガイド5は、筐体4に取り付けられる。ガイド5は、シートの面と接触してシートをニップ部に向けて案内する。ガイド5および筐体4のうち一方は、第1方向の中央部に突起53を有する。ガイド5および筐体4のうち他方は、第1方向の中央部に穴43を有する。突起53は、穴43に嵌まる。ガイド5および筐体4のうち一方は、第1方向の両端部に第1長穴55を有する。第1長穴55は、第1方向に長い。ガイド5および筐体4のうち他方は、第1方向の両端部に第1ボスを有する。第1ボスは、第1長穴55に入る。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
シートを加熱する加熱部であって、第1方向に長い加熱部と、
前記第1方向に直交する第2方向においてシートを前記加熱部との間で挟む加圧部であって、前記加熱部との間にニップ部を形成する加圧部と、
前記加熱部および前記加圧部を支持する筐体と、
前記筐体に取り付けられ、シートの面と接触してシートを前記ニップ部に向けて案内するガイドと、を備え、
前記ガイドおよび前記筐体のうち一方は、前記第1方向の中央部に突起を有し、他方は、前記第1方向の中央部に前記突起が嵌まる穴を有し、
前記ガイドおよび前記筐体のうち一方は、前記第1方向の両端部に、前記第1方向に長い第1長穴を有し、他方は、前記第1方向の両端部に、前記第1長穴に入る第1ボスを有することを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記ガイドは、前記突起を有し、
前記筐体は、前記穴を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記突起は、シートの搬送方向下流側に向けて突出することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記突起は、断面形状が四角い部分を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記ガイドは、前記第1長穴を有し、
前記筐体は、前記第1ボスを有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
前記ガイドの前記第1方向の中央部は、前記筐体に第1ネジにより固定されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項7】
前記ガイドは、前記第1ネジのネジ部が入る貫通孔を有し、
前記筐体は、前記第1ネジの頭部との間で前記ガイドを挟む座面を有し、
前記貫通孔の前記第1方向の寸法および前記第2方向の寸法は、前記ネジ部の直径よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
【請求項8】
前記筐体は、前記第1方向の両端部に第2ネジが取り付けられる第2ボスを有し、
前記第2ボスは、
ベース面を有するベースと、
前記ベース面から突出し、前記第2ネジの頭部と接触する座面を有するスリーブと、を有し、
前記ガイドは、前記スリーブが入る第2長穴であって、前記第1方向に長い第2長穴を、前記第1方向の両端部に有し、
前記スリーブの前記ベース面からの突出量は、前記ガイドのうち前記第2長穴を有する部位の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項9】
前記ガイドは、樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項10】
前記加熱部は、
無端状のベルトと、
前記ベルトの内側に位置する板状のヒータと、を備え、
前記加圧部は、前記ヒータとの間で前記ベルトを挟む加圧ローラであることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートにトナー像を熱定着させる定着装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、定着装置として、加熱ローラと加圧ローラの間にシートを案内するガイドを備えたものが知られている(特許文献1参照)。ガイドは、シートの幅方向に長い部材である。ガイドの幅方向の両端部は、加圧ローラの軸受部材に回動可能に支持されている。
【0003】
ガイドは、幅方向の両端部に、一対の当接部を有する。加熱ローラは、幅方向の両端部に、一対の被当接部を有する。ガイドは、バネによって加熱ローラに向けて付勢される。これにより当接部が被当接部と接触して、ガイドの位置が定まっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-222320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、ガイドの幅方向の両端部が加圧ローラの軸受部材および加熱ローラで支持されるだけなので、定着装置の熱によりガイドがシートの厚み方向に変形するおそれがある。
【0006】
そこで、本発明は、定着装置のガイドがシートの厚み方向に変形するのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、加熱部と、加圧部と、筐体と、ガイドと、を備える。
加熱部は、シートを加熱する。加熱部は、第1方向に長い。
加圧部は、第1方向に直交する第2方向においてシートを加熱部との間で挟む。加圧部は、加熱部との間にニップ部を形成する。
筐体は、加熱部および加圧部を支持する。
ガイドは、筐体に取り付けられる。ガイドは、シートの面と接触してシートをニップ部に向けて案内する。
ガイドおよび筐体のうち一方は、第1方向の中央部に突起を有する。
ガイドおよび筐体のうち他方は、第1方向の中央部に穴を有する。突起は、穴に嵌まる。
ガイドおよび筐体のうち一方は、第1方向の両端部に第1長穴を有する。第1長穴は、第1方向に長い。
ガイドおよび筐体のうち他方は、第1方向の両端部に第1ボスを有する。第1ボスは、第1長穴に入る。
【0008】
ガイドが、突起、穴、第1ボスおよび第1長穴によって筐体に取り付けられる構成とすることで、ガイドの第1方向の中央部と両端部が第2方向、つまりシートの厚み方向に位置決めされるので、ガイドが厚み方向に変形するのを抑制することができる。ガイドの第1方向の中央部が突起と穴によって第1方向に位置決めされ、ガイドの第1方向の両端部が第1ボスと第1長穴により第1方向に移動可能になるので、ガイドの熱膨張による延びを第1方向に逃がしてガイドのひずみを抑えることができる。ガイドの第1方向の中央部が第1方向に位置決めされ、ガイドの第1方向の両端部が第1方向に移動可能になるので、ガイドが熱膨張する際、ガイドの中央部の位置がずれるのを抑制できる。
【0009】
また、ガイドは、突起を有していてもよい。この場合、筐体は、穴を有する。
【0010】
また、突起は、シートの搬送方向下流側に向けて突出していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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