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公開番号2024176808
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095618
出願日2023-06-09
発明の名称空調機
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 1/0007 20190101AFI20241212BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】熱交換器を流通する第二空気の圧力損失を従来よりも低下させた空調機を提供すること。
【解決手段】空調機1は、筐体2、第一、第二取込口74、熱交換器4、気化フィルタ6、第一吹出口29、及び第二吹出口を備える。熱交換器4は、第一熱交換流路R1と、第二熱交換流路R2とが形成される。気化フィルタ6は、水の潜熱によって第一空気を冷却する。第一吹出口は、第一取込口74から取り込まれ、熱交換器4の第一熱交換流路R1及び気化フィルタ6を流通する第一空気が筐体2外に吹き出される。第一吹出口29は、筐体2に配される。第二吹出口は、第二取込口74から取り込まれ、第二熱交換流路R2を上方向に向かって流通する第二空気が筐体2外に吹き出される。第二吹出口は、筐体2のうちの、熱交換器4の第二熱交換流路R2の出口50よりも上方となる位置に配される。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体の第一側壁に配され、第一空気を前記筐体内に取り込む第一取込口と、
前記第一側壁に配され、第二空気を前記筐体内に取り込む第二取込口と、
前記第一取込口から取り込まれる前記第一空気が流通する第一熱交換流路と、
前記第二取込口から取り込まれる前記第二空気が上方向に向かって流通し、且つ、水が供給される第二熱交換流路と、
が形成される熱交換器と、
水の潜熱によって前記第一空気を冷却する気化フィルタと、
前記第一取込口から取り込まれ、前記熱交換器の前記第一熱交換流路及び前記気化フィルタを流通する前記第一空気が前記筐体外に吹き出される、前記筐体に配される第一吹出口と、
前記第二取込口から取り込まれ、前記第二熱交換流路を前記上方向に向かって流通する前記第二空気が前記筐体外に吹き出され、前記筐体のうちの、前記熱交換器の前記第二熱交換流路の出口よりも上方となる位置に配される第二吹出口と
を備えることを特徴とする空調機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記熱交換器の直上に配され、前記第二熱交換流路に供給される水が流通する第一配管を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の空調機。
【請求項3】
前記気化フィルタの直上に配され、前記気化フィルタに供給される水が流通する第二配管と、
前記第一配管及び前記第二配管の各々に水を送るポンプと
を備え、
前記ポンプ、前記第一配管、及び前記第二配管を含む給水流路において、前記給水流路における水の流通方向の上流から下流に向けて、前記ポンプ、前記第一配管、及び前記第二配管の順番で接続されることを特徴とする請求項2に記載の空調機。
【請求項4】
前記第二配管は、前記第一配管よりも鉛直方向の下方に配されることを特徴とする請求項3に記載の空調機。
【請求項5】
前記第一配管と前記熱交換器との鉛直方向の第一間隔は、前記第二配管と前記気化フィルタとの前記鉛直方向の第二間隔よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の空調機。
【請求項6】
前記筐体は、前記第一側壁の反対の第二側壁と、前記第一側壁及び前記第二側壁に接続される第三側壁と、前記第三側壁の反対の第四側壁とを備え、
前記第一取込口から前記第一吹出口までの、前記第一熱交換流路を含む第一流路に、前記第一空気を流通させる第一ファンと、
前記第一ファンを駆動するファンモータと、
前記第三側壁に沿って配され、前記第一配管に接続される第三配管と、
前記第四側壁に沿って配され、前記ファンモータに電力を供給する給電ハーネスと
を備えることを特徴とする請求項3に記載の空調機。
【請求項7】
前記第二熱交換流路は、前記第二取込口から前記第二吹出口までの第二流路の一部を形成し、
前記熱交換器の直下に配され、前記第二熱交換流路から排出される水を受け、前記第二熱交換流路の上流において前記第二流路の一部を形成するドレンパンを備えることを特徴とする請求項1に記載の空調機。
【請求項8】
前記ドレンパンは、
前記熱交換器と当接し、前記第二熱交換流路から排出される前記水を受ける第一受部と、
前記気化フィルタと当接し、前記気化フィルタから排出される水を受ける第二受部と、
前記第一受部と、前記第二受部とを隔てるドレン壁と
を有することを特徴とする請求項7に記載の空調機。
【請求項9】
前記第一取込口と、前記第二取込口とは、共通の取込口であることを特徴とする請求項1に記載の空調機。
【請求項10】
前記第一熱交換流路に前記第一空気を流通させる第一ファンと、
前記第二熱交換流路に前記第二空気を流通させる、前記第一ファンに比べて出力が小さい第二ファンと
を備えることを特徴とする請求項1に記載の空調機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器を有する空調機に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来の空調機は、筐体、第一流路、第二流路、タンクユニット、冷却ユニット、供給水路、及び回収水路を有する。筐体には、第一吹出口及び第二吹出口が形成される。第一流路は、第一吹出口に連通する。第二流路は、第二吹出口に連通する。タンクユニットは、第一流路に流れる第一空気、及び第二流路に流れる第二空気を冷却するための水を保持する。冷却ユニットは、タンクユニットに保持される水の気化熱によって第一空気を冷却する。冷却ユニットは、熱交換器、及び気化フィルタを備える。熱交換器は、タンクユニットから供給される水との熱交換によって第二空気を冷却し、冷却される第二空気と第一空気との間で熱交換することにより、第一空気を冷却する。気化フィルタは、タンクユニットから供給される水の潜熱によって第一空気を冷却する。供給水路は、タンクユニットに保持される水を冷却ユニットに供給する。回収水路は、冷却ユニットに残存した水をタンクユニットに回収する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-113652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の熱交換器では、第二空気は、第二流路に沿って、熱交換器の上方から下方に向かって流通後、熱交換器の下方を通過し、上方に向かって流通し、筐体の上面に設けられた第二吹出口から吹き出される。第二流路は、U字状に折り返した部分を含むため、第二空気の圧力損失が大きくなることが懸念される。
【0005】
本発明の目的は、熱交換器を流通する第二空気の圧力損失を従来よりも低下させた空調機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る空調機は、筐体と、前記筐体の第一側壁に配され、第一空気を前記筐体内に取り込む第一取込口と、前記第一側壁に配され、第二空気を前記筐体内に取り込む第二取込口と、前記第一取込口から取り込まれる前記第一空気が流通する第一熱交換流路と、前記第二取込口から取り込まれる前記第二空気が上方向に向かって流通し、且つ、水が供給される第二熱交換流路と、が形成される熱交換器と、水の潜熱によって前記第一空気を冷却する気化フィルタと、前記第一取込口から取り込まれ、前記熱交換器の前記第一熱交換流路及び前記気化フィルタを流通する前記第一空気が前記筐体外に吹き出される、前記筐体に配される第一吹出口と、前記第二取込口から取り込まれ、前記第二熱交換流路を前記上方向に向かって流通する前記第二空気が前記筐体外に吹き出され、前記筐体のうちの、前記熱交換器の前記第二熱交換流路の出口よりも上方となる位置に配される第二吹出口とを備える。空調機の熱交換器では、第二空気が第二熱交換流路を流通する方向と、熱交換器の第二熱交換流路の出口に対する第二吹出口が配される方向とが一致する。したがって、空調機は、第二空気を第二熱交換流路から、第二吹出口まで上方向に向かって流通させることができ、従来に比べ、第二空気の圧力損失を小さくできる。第一取込口と、第二取込口とは同じ第一側壁に配されているため、第一取込口と、第二取込口とを互いに異なる側壁に設ける場合に比べ、筐体内の構成を簡単にでき、筐体の大きさを小さくすることに貢献する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
引出し体7が収容位置Q1にある空調機1の斜視図である。
引出し体7が引出し位置Q2にある空調機1の斜視図である。
引出し位置Q2にある引出し体7から、エアフィルタ60、熱交換器4、及び気化フィルタ6を取り外した空調機1の、第三側壁23を省略した斜視図である。
エアフィルタ60、熱交換器4、及び気化フィルタ6を搭載した引出し体7の右側面図である。
エアフィルタ60、熱交換器4、及び気化フィルタ6を搭載した引出し体7の平面図である。
エアフィルタ60、熱交換器4、及び気化フィルタ6を搭載した引出し体7の斜視図である。
熱交換器4の斜視図である。
気化フィルタ6の斜視図である。
エアフィルタ60を搭載し、熱交換器4、及び気化フィルタ6を取り外した引出し体7の斜視図である。
第一ドレンパン81の斜視図である。
図2の11-11線における矢視方向断面図である。
図1の12-12線における矢視方向断面図である。
第一タンク201と、第二タンク202とを取り外した空調機1の斜視図である。
図13の14-14線における矢視方向断面図である。
第一タンク201と、第二タンク202との斜視図である。
第一タンク201と、第二タンク202とを取り外した空調機1の斜視図である。
給水ユニット13と、給電ハーネス99の筐体2内の配置を示す斜視図である。
第一配管96、第二配管97、及び第三配管98の斜視図である。
変形例の第二ドレンパン181と、第二タンク収容部239との右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態を説明する。以下では、図1に示す空調機1の載置状態を空調機1の通常の使用態様とし、図中に矢印で示す左右、前後、及び上下を使用する。空調機1の左右方向を、空調機1の幅方向Wともいい、空調機1の幅方向Wの中心を中心WMという。空調機1が有する各部材の固定方法は適宜選択されればよく、例えば、溶接、接着、又は固定部材で固定されるものとする。固定部材は、例えば、ネジ、ボルト、及びリベットである。
【0009】
図1に示す空調機1は、例えば、工場等の空調対象空間の床面に設置される、気化冷却式の空調機である。図1から図3に示すように、空調機1は、筐体2、レール91、92、引出し体7、エアフィルタ60、冷却ユニット3を備える。本実施形態の冷却ユニット3は、熱交換器4と気化フィルタ6とを有する。図11、図12、及び図17に示すように、空調機1は更に、貯水容器20、第一タンク収容部140、第二タンク収容部39、出口配管19、ドレンパン8、流路形成部37、給水ユニット13、押圧部材331、332、第一壁35、第二壁36、第一ファン101、第二ファン102、ファンモータ103、及び仕切板105を備える。
【0010】
図1に示すように、筐体2は、第一側壁21、第二側壁22、第三側壁23、第四側壁24、上壁25及び下壁26を有する、上下方向に長い直方体状である。筐体2は、樹脂又は金属で形成される。第一側壁21は、筐体2の正面を形成する前壁であり、第二側壁22は、第一側壁21の反対の後壁であり、筐体2の背面を形成する。第三側壁23は、第一側壁21及び第二側壁22に接続される右壁であり、筐体2の右側面を形成する。第四側壁24は、第三側壁23の反対の左壁であり、筐体2の左側面を形成する。筐体2は、熱交換器4と貯水容器20とを収容する。
(【0011】以降は省略されています)

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