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公開番号
2024146967
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023059699
出願日
2023-04-03
発明の名称
ドラムカートリッジ
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
21/18 20060101AFI20241008BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】ドラムカートリッジの部品点数を減らすことができる構造を提供する。
【解決手段】ドラムカートリッジは、ドラムフレーム、感光体ドラム60、クリーニングローラ70、および軸受部材90を有する。軸受部材90は、感光体ドラム60を回転可能に支持するとともに、クリーニングローラ70を回転可能に支持する。また、軸受部材90は、壁面96を有する。壁面96は、ドラム軸A1に対する径方向外側へ突出する。壁面96は、第1方向においてドラムフレームの外表面よりも外側に位置する。本構造によれば、感光体ドラム60を回転可能に支持する機能と、クリーニングローラ70を回転可能に支持する機能と、ドラムカップリング62に対するジョイントシャフトの誤挿入を壁面96により防止する機能とを、1つの軸受部材90で実現できる。これにより、ドラムカートリッジの部品点数を減らすことができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ドラムフレームと、
第1方向に延びるドラム軸について回転可能な感光体ドラムであって、前記第1方向における一端部にドラムカップリングを有する感光体ドラムと、
前記第1方向に延びるクリーニング軸について回転可能なクリーニングローラであって、前記第1方向に対して交差する第2方向において前記感光体ドラムと接触するクリーニングローラと、
前記ドラムフレームに取り付けられた軸受部材であって、
前記感光体ドラムを回転可能に支持するとともに、前記クリーニングローラを回転可能に支持し、
前記ドラム軸に対する径方向外側へ突出する壁面であって、前記第1方向において前記ドラムフレームの外表面よりも外側に位置する壁面
を有する軸受部材と、
を備えることを特徴とする、ドラムカートリッジ。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のドラムカートリッジであって、
前記ドラムカップリングは、
前記第1方向における前記感光体ドラムの他端部へ向けて凹むカップリング穴
を有し、
前記壁面は、前記第1方向において前記カップリング穴よりも外側に位置することを特徴とする、ドラムカートリッジ。
【請求項3】
請求項1に記載のドラムカートリッジであって、
前記軸受部材は、
前記軸受部材を前記第1方向に貫通する第1軸受孔であって、前記ドラムカップリングが挿入される第1軸受孔
を有することを特徴とする、ドラムカートリッジ。
【請求項4】
請求項1に記載のドラムカートリッジであって、
前記ドラムカップリングとともに前記ドラム軸について回転するドラムギア
をさらに備えることを特徴とする、ドラムカートリッジ。
【請求項5】
請求項4に記載のドラムカートリッジであって、
前記クリーニングローラとともに前記クリーニング軸について回転するクリーニングギアであって、前記ドラムギアと噛み合うクリーニングギアと、
前記クリーニングギアから前記第1方向に突出するギアシャフトと、
をさらに備え、
前記軸受部材は、
前記軸受部材を前記第1方向に貫通する第2軸受孔であって、前記ギアシャフトが挿入される第2軸受孔
を有することを特徴とする、ドラムカートリッジ。
【請求項6】
請求項5に記載のドラムカートリッジであって、
前記第2軸受孔は、前記第2方向に延びる長孔であり、
前記クリーニングローラを前記感光体ドラムへ向けて前記第2方向に押圧するばね
をさらに備えることを特徴とする、ドラムカートリッジ。
【請求項7】
請求項1に記載のドラムカートリッジであって、
前記感光体ドラムは、前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3方向における前記ドラムフレームの一端部に位置し、
前記壁面は、前記第3方向において前記ドラムフレームの他端から離れる向きに突出することを特徴とする、ドラムカートリッジ。
【請求項8】
請求項7に記載のドラムカートリッジであって、
画像形成装置の本体フレームに対して、前記第3方向に装着可能であることを特徴とする、ドラムカートリッジ。
【請求項9】
請求項8に記載のドラムカートリッジであって、
前記画像形成装置は、
前記本体フレームに前記ドラムカートリッジが装着された状態において、前記ドラムカップリングに挿入可能なジョイントシャフト
を備え、
前記本体フレームに対する前記ドラムカートリッジの装着が不十分な状態において、前記壁面は、前記ジョイントシャフトと、前記第1方向に向かい合うことを特徴とする、ドラムカートリッジ。
【請求項10】
請求項1に記載のドラムカートリッジであって、
前記感光体ドラムは、前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3方向における前記ドラムフレームの一端部に位置し、
前記軸受部材は、
前記ドラムカップリングよりも前記ドラムフレームの他端部の近くに位置する凹部であって、前記ドラムカップリングへ向けて前記第3方向に凹む凹部
をさらに有することを特徴とする、ドラムカートリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ドラムカートリッジに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置には、ドラムカートリッジが使用される。従来のドラムカートリッジについては、例えば、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-054061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のドラムカートリッジは、感光体ドラムと、感光体ドラムをクリーニングするためのクリーニングローラと、を有する。感光体ドラムおよびクリーニングローラは、ドラムカートリッジのフレームに対して、回転可能に支持される。
【0005】
また、感光体ドラムは、端部にカップリングを有する。画像形成装置にドラムカートリッジが装着されると、画像形成装置のシャフトが、カップリングに接続される。これにより、画像形成装置は、感光体ドラムを回転させることが可能となる。その際、カップリングに対して画像形成装置のシャフトが、誤った位置に挿入されることを防止する必要がある。
【0006】
しかしながら、感光体ドラムを回転可能に支持する機能と、クリーニングローラを回転可能に支持する機能と、ドラムカップリングに対してシャフトが誤った位置に挿入されることを防止する機能とを、別々の部品で実現すると、ドラムカートリッジの部品点数が多くなる。
【0007】
本開示の目的は、ドラムカートリッジの部品点数を減らすことができる構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願の第1開示は、ドラムフレームと、第1方向に延びるドラム軸について回転可能な感光体ドラムであって、前記第1方向における一端部にドラムカップリングを有する感光体ドラムと、前記第1方向に延びるクリーニング軸について回転可能なクリーニングローラであって、前記第1方向に対して交差する第2方向において前記感光体ドラムと接触するクリーニングローラと、前記ドラムフレームに取り付けられた軸受部材であって、前記感光体ドラムを回転可能に支持するとともに、前記クリーニングローラを回転可能に支持し、前記ドラム軸に対する径方向外側へ突出する壁面であって、前記第1方向において前記ドラムフレームの外表面よりも外側に位置する壁面を有する軸受部材と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本願の第2開示は、第1開示のドラムカートリッジであって、前記ドラムカップリングは、前記第1方向における前記感光体ドラムの他端部へ向けて凹むカップリング穴を有し、前記壁面は、前記第1方向において前記カップリング穴よりも外側に位置することを特徴とする。
【0010】
本願の第3開示は、第1開示または第2開示のドラムカートリッジであって、前記軸受部材は、前記軸受部材を前記第1方向に貫通する第1軸受孔であって、前記ドラムカップリングが挿入される第1軸受孔を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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