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公開番号2024150277
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063617
出願日2023-04-10
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G03G 21/14 20060101AFI20241016BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着手段からの熱による部品の温度上昇を抑制しつつ、画像形成装置のスループットの低下を抑制する。
【解決手段】画像形成装置は、定着手段においてシートが通過しない非通過領域の温度が所定の第一限界温度以下に抑制され、かつ、シート検知手段の温度が所定の第二限界温度以下に抑制されるように、定着手段を通過する先行するシートと後続のシートとの間の間隔であるシート間隔を制御する。なお、シート検知手段は、シートの搬送方向において、定着手段よりも下流側に配置されている。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートにトナー像を形成する画像形成手段と、
前記シートに形成された未定着のトナー像を前記シート上に定着させる定着手段と、
前記定着手段の熱が伝搬する部品と、
前記定着手段を通過する複数のシートのシート間隔を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記定着手段において前記シートが通過しない非通過領域の温度が所定の第一限界温度以下に抑制され、かつ、前記部品の温度が所定の第二限界温度以下に抑制されるように、前記定着手段を通過する先行するシートと後続のシートとの間の間隔であるシート間隔を制御するスループット制御を実行する、画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記定着手段を連続して通過する所定サイズよりも小さい複数のシートにおいて、1枚目のシートからj枚目のシートについての前記シート間隔を段階的に拡張することで前記定着手段のスループットを下げて行き、前記j枚目のシートとj+1枚目のシートとの間の前記シート間隔を、j-1枚目のシートと前記j枚目のシートとの間の前記シート間隔よりも削減することで前記スループットを上げる、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記定着手段を連続して通過する所定サイズよりも小さいn枚のシートにおいて、1枚目のシートからj枚目のシートについての前記シート間隔を段階的に拡張することで前記定着手段のスループットを下げて行き、j+1枚目のシートからn枚目のシートについての前記シート間隔は、拡張および削減、または、削減および拡張が交互に繰り返される、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記定着手段のスループットの低下度合いを示す複数のレベルと、複数のシート間隔とを一対一で関連付けて記憶する記憶手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記定着手段を連続して通過する所定サイズよりも小さいシートの枚数に応じて、前記複数のレベルから一つのレベルを選択し、当該選択された前記一つのレベルに対応する前記シート間隔を前記記憶手段から読み出し、前記読み出された前記シート間隔にしたがって前記搬送手段を制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記複数のレベルのうちで所定レベルが選択されると、前記所定レベルに対応する前記シート間隔と、前記所定レベルに対応する前記シート間隔よりも短いシート間隔と、を交互に適用する、請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記複数のレベルのうちで所定レベルが選択されると、前記所定レベルに対応する前記シート間隔をm枚のシートに適用することと、前記所定レベルに対応する前記シート間隔よりも短いシート間隔をk枚のシートに適用することと、を交互に実行する、請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記k枚と前記m枚とが等しい、請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記k枚が前記m枚よりも多い、請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記所定レベルは、前記複数のレベルのうちでの最大レベルである、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記所定レベルに対応する前記シート間隔よりも短い前記シート間隔は、前記記憶手段に記憶されている前記複数のシート間隔のうちで最小のシート間隔である、請求項5に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真プロセス等を利用したカラー画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真プロセスによりトナー像をシートに定着させる定着装置は、シートおよびトナー像に熱を加えることで、トナー像をシート上に定着させる。定着装置の幅(搬送方向と直交する方向における長さ)は、想定される最大サイズのシートが定着装置を通過できるように設計される。したがって、最大サイズよりも小さいサイズのシートが定着装置を通過すると、定着装置においてシートが通過しない領域(非通過領域)の温度が上昇してしまう。これは、非通過領域はシートに熱を奪われないことが原因である。非通過領域の温度が高くなりすぎると、定着装置のヒータを支持する支持部材などが熱の影響を受ける。そこで、特許文献1によれば、定着装置を通過する複数のシートの間隔を空けることで、非通過領域における温度の過度な上昇を抑制することが提案されている。これは、スループットダウン制御と呼ばれる。スループットとは、単位時間あたりに処理されるシートの枚数を言う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-149103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、定着装置の外部にはジャムを検知するためのシートセンサが配置されることがある。この場合、定着装置から放出される熱からシートセンサを保護する必要がある。そこで、本発明は、定着手段からの熱による部品の温度上昇を抑制しつつ、画像形成装置のスループットの低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、たとえば、
シートを搬送する搬送手段と、
シートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートにトナー像を形成する画像形成手段と、
前記シートに形成された未定着のトナー像を前記シート上に定着させる定着手段と、
前記定着手段の熱が伝搬する部品と、
前記定着手段を通過する複数のシートのシート間隔を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記定着手段において前記シートが通過しない非通過領域の温度が所定の第一限界温度以下に抑制され、かつ、前記部品の温度が所定の第二限界温度以下に抑制されるように、前記定着手段を通過する先行するシートと後続のシートとの間の間隔であるシート間隔を制御するスループット制御を実行する、画像形成装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、定着手段からの熱による部品の温度上昇を抑制しつつ、画像形成装置のスループットの低下を抑制することが可能となろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成装置を説明する図
コントローラを説明するブロック図
定着装置を説明する図
ヒータを説明する図
ヒータ、幅センサおよびシートの通過領域を説明する図
スループット制御を説明する図
スループット制御を説明する図
CPUの機能を説明する図
シート間隔の決定方法を示すフローチャート
シート間隔の拡張方法を説明する図
CPUの機能を説明する図
シート間隔の決定方法を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
<実施例1>
(1)画像形成装置の構造
図1は四つのステーションを用いてフルカラー画像を形成する画像形成装置100を示している。第1ステーションはイエロー(Y)色のトナー画像を形成する。第2ステーションはマゼンタ(M)色のトナー画像を形成する。第3ステーションはシアン(C)色のトナー画像を形成する。第4ステーションはブラック(K)色のトナー画像を形成する。なお、図1において参照符号の末尾に付与されているabcdは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを示している。本明細書において四つの色に共通する事項が説明される際には、参照符号からabcdの文字は省略される。
【0010】
プロセスカートリッジ9は、画像形成装置100の本体から着脱可能に設けられている。プロセスカートリッジ9は、感光体ドラム1、帯電ローラ2、クリーニングユニット3、現像ローラ4、非磁性一成分の現像剤5、現像剤塗布ブレード7および現像ユニット8を一体化することで、形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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