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公開番号
2024134760
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023045111
出願日
2023-03-22
発明の名称
定着装置及び画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20240927BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】導電性部材の回転による位置ずれを防止する構成を提供すること。
【解決手段】回転部材と、回転部材を加圧し、回転部材との間で定着ニップを形成する加圧部材と、回転部材の内側に接触する面状の加熱体と、加熱体を保持するとともに回転部材をガイドする保持部材(ヒータフォルダ23)と、保持部材を支持する支持部材(ステー24)と、接地され、回転部材の内面に接触する導電性部材(導電性部材40)と、を備える定着装置であって、支持部材に導電性部材の回転規制形状(例えば、凸形状24p)を設けた。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
回転部材と、
前記回転部材を加圧し、前記回転部材との間で定着ニップを形成する加圧部材と、
前記回転部材の内側に接触する面状の加熱体と、
前記加熱体を保持するとともに前記回転部材をガイドする保持部材と、
前記保持部材を支持する支持部材と、
接地され、前記回転部材の内面に接触する導電性部材と、
を備える定着装置であって、
前記支持部材に前記導電性部材の回転規制形状を設けた
ことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記回転規制形状は、複数である
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記回転規制形状は、凸形状である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記回転規制形状は凹形状である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
【請求項5】
前記回転規制形状は穴である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
【請求項6】
前記回転規制形状は、凹形状と、凸形状と、穴とのうちの二以上の組み合わせである
ことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
【請求項7】
請求項1または2に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
定着装置には、回転部材としての定着ベルト、定着ベルトの内面に接触し、定着ベルトを加熱する、加熱体としてのヒータ、定着ベルトを加圧する加圧ローラなどが設けられる。そして、このヒータとして、基材上に形成された抵抗発熱体にAC電圧を印加することにより発熱し、絶縁層などを介して定着ベルトの内面を加熱するタイプのものが存在する。
【0003】
ヒータにAC電圧を印加する構成では、ヒータに設けられた絶縁層や定着ベルトの表層がコンデンサと等価になり、定着ベルトを介して定着ニップに交流電圧が印加される。そして、用紙が転写ニップと定着ニップとの両方に接触している状態では、この交流電圧が、用紙を介して転写ニップに伝播する。これにより、交流電圧が転写電界に影響を与えて、転写画像に周期的な濃度ムラが生じる、いわゆるバンディング画像の原因となってしまう。特に、高湿環境下や用紙に薄紙を用いた場合等、用紙が低抵抗の場合には、上記の問題が顕著になる。
【0004】
これに対して、定着ベルトの内面に導電性部材を接触させ、この導電性部材を介して接地側へ電流を逃がす構成の定着装置が従来から存在する。例えば特許文献1では、金属ステーに一端を固定された導電性部材の他端を、定着ベルトの内面に接触させている。
【0005】
ところで、このように導電性部材を回転部材に接触させる構成では、支持部材としてのステーに導電性部材を組み付ける際に、導電性部材が動いてうまく固定できないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、導電性部材の回転による位置ずれを防止する構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、
回転部材と、
前記回転部材を加圧し、前記回転部材との間で定着ニップを形成する加圧部材と、
前記回転部材の内側に接触する面状の加熱体と、
前記加熱体を保持するとともに前記回転部材をガイドする保持部材と、
前記保持部材を支持する支持部材と、
接地され、前記回転部材の内面に接触する導電性部材と、
を備える定着装置であって、
前記支持部材に前記導電性部材の回転規制形状を設けたものとする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、導電性部材の回転による位置ずれを防止する構成を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
定着装置の概略構成図である。
バンディング画像の形成について説明する図である。
導電性部材と定着ベルトとの接触状態例を説明する模式図であり、(a)は、導電性部材の正常位置を示し、(b)は、導電性部材の傾斜位置の一例を示す。
ステーに回転規制形状としての凸形状を設けたときの、ステーと導電性部材との取り付け例を説明する図である。
ステーに回転規制形状としての凹形状を設けたときの、ステーと導電性部材との取り付け例を説明する図である。
ステーに回転規制形状としての凹形状を設けたときの、ステーと導電性部材との取り付けの他の例を説明する図である。
ステーに回転規制形状としての凹形状を設けたときの、ステーと導電性部材との取り付けのさらに他の例を説明する図である。
ステーに回転規制形状としての穴を設けたときの、ステーと導電性部材との取り付け例を説明する図である。
ステーに回転規制形状としての凸形状と穴とを設けたときの、ステーと導電性部材との取り付け例を説明する図である。
ステーに回転規制形状としての凸形状と凹形状とを設けたときの、ステーと導電性部材との取り付け例を説明する図である。
ヒータの平面図である。
ヒータへの電力供給を示す図である。
図12と抵抗発熱体の形状が異なるヒータの平面図である。
図12、図14と抵抗発熱体の形状が異なるヒータの平面図である。
定着ベルトの配列方向の温度分布を示す図で、(a)図がヒータの平面図、(b)図が定着ベルトの温度分布を示す図である。
図14のヒータの分割領域を示す図である。
図17と異なる形状の分割領域を示す図である。
図15のヒータの分割領域を示す図である。
ヒータ、第1高熱伝導部材、ヒータホルダの斜視図である。
第1高熱伝導部材の配置を示すヒータの平面図である。
第1高熱伝導部材の配置の異なる例を示すヒータの平面図である。
第1高熱伝導部材の配置のさらに異なる例を示すヒータの平面図である。
図2とは異なる実施形態の定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
ヒータ、第1高熱伝導部材、第2高熱伝導部材、ヒータホルダの斜視図である。
第1高熱伝導部材および第2高熱伝導部材の配置を示すヒータの平面図である。
第1高熱伝導部材および第2高熱伝導部材の異なる配置の例を示すヒータの平面図である。
グラフェンの原子結晶構造を示す図である。
グラファイトの原子結晶構造を示す図である。
図26と第2高熱伝導部材の配置が異なるヒータを示す平面図である。
図2、図24とは異なる実施形態の定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
図1と異なる画像形成装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
図36の定着装置におけるヒータの平面図である。
ヒータおよびヒータホルダの斜視図である。
ヒータに対するコネクタの取付状態を示す斜視図である。
サーミスタとサーモスタットの配置を示す図である。
フランジの溝部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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