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公開番号
2024174759
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092767
出願日
2023-06-05
発明の名称
電子機器、画像形成装置、および情報処理プログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06F
9/4401 20180101AFI20241210BHJP(計算;計数)
要約
【課題】起動処理と稼働中の処理で各プロセスのCPUの割り当てを変えることで、起動時間の短縮と機器全体の性能向上の両方を実現する電子機器、画像形成装置および情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】電子機器である画像形成装置は、複数のCPUコアと、電子機器で実行される機能(コピー、プリンタ、スキャナ、FAX等)に関わるプロセスを実行するCPUコアを指定する実行コア指定手段と、を備え、実行コア指定部は、電子機器の起動時および再起動時の少なくとも一方に優先して起動処理を行う第1機能に関わる起動処理を行うCPUコアと、第1機能以外の第2機能に関わる起動処理を行うCPUコアと、を指定し、第1機能および第2機能の起動処理終了後に、全てのCPUコアを、プロセスを実行するCPUコアに指定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のCPUコアと、
電子機器で実行される機能に関わるプロセスを実行する前記CPUコアを指定する実行コア指定部と、
を備え、
前記実行コア指定部は、前記電子機器の起動時および再起動時の少なくとも一方に優先して起動処理を行う第1機能に関わる起動処理を行う前記CPUコアと、前記第1機能以外の第2機能に関わる起動処理を行う前記CPUコアと、を指定し、前記第1機能および前記第2機能の起動処理終了後に、全ての前記CPUコアを、前記プロセスを実行するCPUコアに指定する、電子機器。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記実行コア指定部は、前記各CPUコアの用途を、優先機能用と、その他の機能用と、に指定し、前記第1機能に関わる起動処理を行う前記CPUコアに前記優先機能用の前記CPUコアを割り当て、前記第2機能に関わる起動処理を行う前記CPUコアに前記その他の機能用の前記CPUコアを割り当てる、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記実行コア指定部は、前記機能に関わるプログラムに対する前記CPUコアの指定を、前記機能の起動処理と、前記機能の起動処理後における機能実行時と、のそれぞれに設定する、請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記電子機器の起動時および再起動時の少なくとも一方、および前記電子機器の稼働中のそれぞれにおける前記CPUコアの指定を有効化または無効化に切り替える切替部をさらに備える請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
複数のCPUコアと、
電子機器で実行される機能に関わるプロセスを実行する前記CPUコアを指定する実行コア指定部と、
を備え、
前記実行コア指定部は、前記電子機器の起動時および再起動時の少なくとも一方に優先して起動処理を行う第1機能に関わる起動処理を行う前記CPUコアと、前記第1機能以外の第2機能に関わる起動処理を行う前記CPUコアと、を指定し、前記第1機能および前記第2機能の起動処理終了後に、全ての前記CPUコアを、前記プロセスを実行するCPUコアに指定する、画像形成装置。
【請求項6】
コンピュータを、
複数のCPUコアのうち電子機器で実行される機能に関わるプロセスを実行する前記CPUコアを指定する実行コア指定部、として機能させ、
前記実行コア指定部は、前記電子機器の起動時および再起動時の少なくとも一方に優先して起動処理を行う第1機能に関わる起動処理を行う前記CPUコアと、前記第1機能以外の第2機能に関わる起動処理を行う前記CPUコアと、を指定し、前記第1機能および前記第2機能の起動処理終了後に、全ての前記CPUコアを、前記プロセスを実行するCPUコアに指定する、情報処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、画像形成装置、および情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置等の電子機器における起動時間の短縮方法および処理性能の向上に関する技術が開発されている。特許文献1には、起動時または省エネ復帰時に優先で使用したい機能にかかわるプログラムを起動するCPUコアと、それ以外の機能用のプログラムを起動するCPUコアと、を分けて起動することで、優先して使いたい機能の起動を速める技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1記載の技術では、起動時または省エネ復帰時にCPUコアの割り当てを変えることでユーザが使用したい機能の立ち上がりを短縮する構成が開示されているが、起動処理に限定されており起動時の初期化処理後の動作にも影響してしまう。例えば、仮に、優先して起動した機能以外をユーザが使用した場合に機能利用時の性能低下が発生する。また、例えば、起動処理に時間がかかるプログラムと機能使用時にCPUをよく使うプログラムが一致するとは限らないため起動だけを優先すると機器性能が落ちる。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、起動処理と稼働中の処理で各プロセスのCPUの割り当てを変えることで、起動時間の短縮と機器全体の性能向上の両方を実現することができる、電子機器、画像形成装置、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のCPUコアと、電子機器で実行される機能に関わるプロセスを実行する前記CPUコアを指定する実行コア指定部と、を備え、前記実行コア指定部は、前記電子機器の起動時および再起動時の少なくとも一方に優先して起動処理を行う第1機能に関わる起動処理を行う前記CPUコアと、前記第1機能以外の第2機能に関わる起動処理を行う前記CPUコアと、を指定し、前記第1機能および前記第2機能の起動処理終了後に、全ての前記CPUコアを、前記プロセスを実行するCPUコアに指定する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、起動処理と稼働中の処理で各プロセスのCPUの割り当てを変えることで、起動時間の短縮と機器全体の性能向上の両方を実現することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施の形態にかかる電子機器を適用した画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2は、本実施の形態にかかる画像形成装置が有するCPUのハードウェア構成の一例を示す図である。
図3は、本実施の形態にかかる画像形成装置のコントローラボード上で実行されるソフトウェア構成の一例を説明するための図である。
図4は、本実施の形態にかかる画像形成装置の機能と関連するプログラムのリストの一例を示す図である。
図5は、本実施の形態にかかる画像形成装置においてCPUコアを指定してプログラムを起動する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6は、本実施の形態にかかる画像形成装置におけるCPUコアの指定処理の一例を説明するための図である。
図7は、本実施の形態にかかる画像形成装置において起動処理後にCPUコアの割り当てを再度設定し直す処理の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、電子機器、画像形成装置、および情報処理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1は、本実施の形態にかかる電子機器を適用した画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2は、本実施の形態にかかる画像形成装置が有するCPUのハードウェア構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかる画像形成装置100は、図1に示すように、画像形成手段111、およびコントローラボード101を有する電子機器の一例である。
【0010】
コントローラボード101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)104、RAM(Random Access Memory)105、画像処理手段106、FCU(Facsimile Control Unit)107、操作部108、HDD(Hard Disk Drive)109、ネットワーク制御手段110等を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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