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公開番号2024173358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091724
出願日2023-06-02
発明の名称電子機器
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 3/01 20060101AFI20241205BHJP(計算;計数)
要約【課題】簡易な構成で小型化を実現することができる電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】電子機器1は、側面12を有する表示装置10と、センサ21と、駆動装置30と、を備える。表示装置10は、側面12に隣接した空間ESにオブジェクトOを表示する。表示装置10の側面12には開口15が形成されている。駆動装置30は、開口15からオブジェクトOに向けて流体を吐出する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
側面を有する表示装置と、
センサと、
駆動装置と、を備え、
前記表示装置は、前記側面に隣接した空間にオブジェクトを表示し、
前記表示装置の側面には開口が形成されており、
前記駆動装置は、前記開口から前記オブジェクトに向けて流体を吐出する、電子機器。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記駆動装置はポンプである、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記開口から前記駆動装置に流体が吸い込まれる、請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記駆動装置は、前記開口内に配置された単一又は複数のノズルと、前記流体で満たされた空間と、を備え、
前記空間は前記ノズルを介して前記開口に接続されている、請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記センサは、前記オブジェクトの位置又は近傍にある対象を検出する、請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項6】
前記オブジェクトの位置又は近傍にある前記対象に、前記開口から前記オブジェクトに向けて吐出された前記流体により刺激が提供される、請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項7】
前記駆動装置は、ダイアフラムと、前記ダイアフラムに支持された振動子と、を備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項8】
前記駆動装置は、前記ダイアフラムに覆われたヨークと、コイルと、を備える、請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記コイルは前記ヨークの一部を囲んでおり、
前記振動子は磁性体で形成されている、請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記ヨークは、前記振動子に対向する1又は複数の磁極部を備え、
前記振動子は、前記磁極部に近接する方向及び前記磁極部から離れる方向に振動することができる、請求項8に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、非接触のユーザインタフェースとして空間にオブジェクトを表示する表示装置が開示されている。この表示装置では、空間に表示されたオブジェクトの位置に例えばユーザの手指が配置されたことをセンサが検出する。センサの検出に基づいて、当該手指の位置に対して超音波素子アレイから超音波による音圧が生成される。こうしてユーザの手指に疑似的に触覚が付与される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-113411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
超音波素子アレイが組み込まれる表示装置は、超音波を生成する性質上、小型化を図ることが難しい。一方で、非接触のユーザインタフェースは、様々な用途に活用されており、その小型化が求められている。
【0005】
そこで、本発明は、簡易な構成で小型化を実現することができる電子機器を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る電子機器は、側面を有する表示装置と、センサと、駆動装置と、を備え、前記表示装置は、前記側面に隣接した空間にオブジェクトを表示し、前記表示装置の側面には開口が形成されており、前記駆動装置は、前記開口から前記オブジェクトに向けて流体を吐出する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る電子機器1の構造を概略的に示す斜視図である。
図1の2-2線に沿った電子機器1の断面図である。
図1の3-3線に沿った表示ユニット14の部分断面図である。
一具体例に係る駆動装置30の構造を概略的に示す斜視図である。
図4の5-5線に沿った断面図である。
図4の6-6線に沿った断面図である。
図6に対応し、コイル40に電流が供給された場合の駆動装置30の断面図である。
図5に対応し、コイル40に電流が供給された場合の駆動装置30の断面図である。
図1に対応し、一変形例に係る電子機器1の構造を概略的に示す斜視図である。
図1に対応し、他の変形例に係る電子機器1の構造を概略的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器1の構造を概略的に示す斜視図である。この電子機器1は、例えばユーザの手指による入力を検出可能な非接触のユーザインタフェースを提供する。電子機器1は、例えば、トイレや部屋の入退室のためのドアの開閉ボタン、エレベータの操作ボタン、医療機器や電子機器のオン/オフボタンなどの様々な非接触のユーザインタフェースの用途に適用可能である。ただし、電子機器1の用途は上述したものに限定されない。
【0009】
電子機器1は表示装置10を備えている。表示装置10は、例えば箱型のハウジング11を備えている。この例では、ハウジング11は、例えば縦長の直方体の外形を有している。ハウジング11の正面には側面12が規定されている。側面12は、例えば鉛直面に沿った平面で規定される。表示装置10は、側面12に開口する第1開口13を規定している。第1開口13は例えば矩形に規定される。第1開口13内に表示ユニット14が配置されている。後述するように、表示ユニット14は、第1開口13内から光を出射することによって、側面12に隣接した空間(以下、「外部空間」又は「外部」という。)ESにユーザが視認可能なオブジェクトOを表示することができる。オブジェクトOは空中像である。すなわち、表示装置10はいわゆる空間表示デバイスである。
【0010】
図2は図1の2-2線に沿った電子機器1の断面図である。図1及び図2を併せて参照すると、電子機器1は、表示装置10のハウジング11内に組み込まれた駆動装置30を備えている。この例では、駆動装置30は、ハウジング11内で表示ユニット14よりも下方に配置されている。駆動装置30は、ハウジング11の側面12に形成された第2開口15内に配置された単一のノズル31を備えている。ノズル31は例えば円筒状に形成される。第2開口15は例えば円形に規定される。図2から明らかなように、オブジェクトOは、外部空間ESにおいて、例えば表示ユニット14から水平方向に所定の距離を隔てた位置に表示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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