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公開番号2024174524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092390
出願日2023-06-05
発明の名称情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 9/4401 20180101AFI20241210BHJP(計算;計数)
要約【課題】システムの起動後に優先機能以外の機能を出来るだけ早く利用することができる、情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、情報処理装置であって、優先機能である第1機能に必要な第1プログラムの起動後、前記第1機能以外の第2機能に必要な第2プログラムを起動するまでの遅延時間を取得する遅延時間管理モジュールと、前記情報処理装置の起動時に、前記第1プログラムの起動後、前記遅延時間分、前記第2プログラムの起動の遅延させる起動制御モジュールと、前記情報処理装置が有するリソースの利用状況を取得するリソース監視モジュールと、を備え、前記遅延時間管理モジュールは、前記リソース監視モジュールより取得した前記利用状況を基に、次回起動時の前記遅延時間を調整して更新する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置であって、
優先機能である第1機能に必要な第1プログラムの起動後、前記第1機能以外の第2機能に必要な第2プログラムを起動するまでの遅延時間を取得する遅延時間管理モジュールと、
前記情報処理装置の起動時に、前記第1プログラムの起動後、前記遅延時間分、前記第2プログラムの起動の遅延させる起動制御モジュールと、
前記情報処理装置が有するリソースの利用状況を取得するリソース監視モジュールと、を備え、
前記遅延時間管理モジュールは、前記リソース監視モジュールより取得した前記利用状況を基に、次回起動時の前記遅延時間を調整して更新する、情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記リソース監視モジュールは、前記リソースが含むCPUのCPU使用率を前記利用状況として取得し、
前記遅延時間管理モジュールは、前記CPU使用率毎に定義された遅延時間調整値を使用して前記遅延時間を調整する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記遅延時間管理モジュールは、前記第1機能または前記第2機能の起動時間が短縮されたか否かに基づいて前記遅延時間を調整する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記起動制御モジュールは、ユーザの機能の利用状況に基づいて、前記第2機能のうち最も優先される第3機能を選択し、前記第1プログラムの起動後、前記遅延時間の分、遅延後に、前記第3機能に必要なプログラムの起動を優先して起動する、請求項1から3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項5】
画像形成装置であって、
優先機能である第1機能に必要な第1プログラムの起動後、前記第1機能以外の第2機能に必要な第2プログラムを起動するまでの遅延時間を取得する遅延時間管理モジュールと、
前記画像形成装置の起動時に、前記第1プログラムの起動後、前記遅延時間分、前記第2プログラムの起動の遅延させる起動制御モジュールと、
前記画像形成装置が有するリソースの利用状況を取得するリソース監視モジュールと、を備え、
前記遅延時間管理モジュールは、前記リソース監視モジュールより取得した前記利用状況を基に、次回起動時の前記遅延時間を調整して更新する、画像形成装置。
【請求項6】
情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
優先機能である第1機能に必要な第1プログラムの起動後、前記第1機能以外の第2機能に必要な第2プログラムを起動するまでの遅延時間を取得するステップと、
前記情報処理装置の起動時に、前記第1プログラムの起動後、前記遅延時間分、前記第2プログラムの起動の遅延させるステップと、
前記情報処理装置が有するリソースの利用状況を取得するステップと、
取得した前記利用状況を基に、次回起動時の前記遅延時間を調整して更新するステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項7】
コンピュータを、
情報処理装置が有する機能のうち優先機能である第1機能に必要な第1プログラムの起動後、前記第1機能以外の第2機能に必要な第2プログラムを起動するまでの遅延時間を取得する遅延時間管理モジュールと、
前記情報処理装置の起動時に、前記第1プログラムの起動後、前記遅延時間分、前記第2プログラムの起動の遅延させる起動制御モジュールと、
前記情報処理装置が有するリソースの利用状況を取得するリソース監視モジュールと、して機能させ、
前記遅延時間管理モジュールは、前記リソース監視モジュールより取得した前記利用状況を基に、次回起動時の前記遅延時間を調整して更新する、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
MFP(Multi-Function Peripheral)およびPC(Personal Computer)等の電子機器の起動時間は、カタログ等で公表する性能(カタログスペック)として扱われることから、短縮することが重要な項目となっている。電子機器の起動時間を短縮する手段として、優先機能に設定された機能に関連するプログラムを他の機能を実現するプログラムより先に起動する技術が提案されている。しかし、当該技術では、例えば、先に、コピー機能を実現するためのプログラムが起動されたことを受けてコピーを実行したときに、そのプログラム以外のプログラムが次々に起動しているため、コピー動作が遅くなるという問題がある。
【0003】
そういった背景より、優先して起動したプログラムにより実現される機能の動作が遅延することを防止することができる電子機器、起動制御方法および起動制御プログラムを提供することを目的として、優先して起動したプログラム以外のプログラムの起動を一定時間遅延させる技術が提案されている。特許文献1には、優先して起動したプログラムにより実現される機能の動作が遅延することを防止することを目的で、優先機能を実行完了までの間に他のプログラムが起動しないようにする構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、優先機能以外の機能の起動を一定時間遅延されることにより、ユーザが指示した優先機能以外の機能の利用に遅延が発生してしまうといった問題がある。ユーザが起動時に優先機能以外の機能を使用する場合、出来るだけ優先機能以外の機能も利用できるまでの時間を短縮できることが求められる。また、特許文献1記載の技術でも、優先機能以外の機能がすぐに利用できない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、システムの起動後に優先機能以外の機能を出来るだけ早く利用することができる、情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、情報処理装置であって、優先機能である第1機能に必要な第1プログラムの起動後、前記第1機能以外の第2機能に必要な第2プログラムを起動するまでの遅延時間を取得する遅延時間管理モジュールと、前記情報処理装置の起動時に、前記第1プログラムの起動後、前記遅延時間分、前記第2プログラムの起動の遅延させる起動制御モジュールと、前記情報処理装置が有するリソースの利用状況を取得するリソース監視モジュールと、を備え、前記遅延時間管理モジュールは、前記リソース監視モジュールより取得した前記利用状況を基に、次回起動時の前記遅延時間を調整して更新する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、システムの起動後に優先機能以外の機能を出来るだけ早く利用することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例であるMFPのハードウェア構成図である。
図2は、本実施の形態にかかるMFPのソフトウェア構成の一例を示す図である。
図3は、本実施の形態にかかるMFPにおける遅延時間の調整処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例であるMFPのハードウェア構成図である。図1に示されているように、MFP(Multi-Function Peripheral/Product/Printer)9(画像形成装置および情報処理装置の一例)は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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