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公開番号2024151552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064991
出願日2023-04-12
発明の名称システム
出願人ミサワホーム株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20241018BHJP(計算;計数)
要約【課題】本発明は、居住者等のようなユーザーに適切な量の水素を提供できるようにすることを目的とする。
【解決手段】システムが、ロッカー及び管理装置を備える。ロッカーが、水素を収めたカートリッジをそれぞれ保管し、施錠された扉をそれぞれ有し、一意のボックスIDが割り当てられた複数のボックスと、制御部と、を有する。管理装置がコンピューターを有し、コンピューターが、ユーザーの個別管理装置から許可の要求を受けたら、複数のボックスのボックスIDの中から一又は複数を水素の提供量に基づいて決定し、一又は複数のボックスIDを決定し、決定済みボックスIDを制御部に送信する送信処理を実行する。制御部が、ユーザーを認証したら、決定済みボックスIDに対応付けられたボックスの前記扉を解錠する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ロッカー及び管理装置を備えるシステムであって、
前記ロッカーが、
水素を収めたカートリッジをそれぞれ保管し、施錠された扉をそれぞれ有し、一意のボックスIDが割り当てられた複数のボックスと、
制御部と、を有し、
前記管理装置がコンピューターを有し、
前記コンピューターが、
ユーザーの個別管理装置から許可の要求を受けたら、水素の提供量に基づいて前記複数のボックスのボックスIDの中から一又は複数を決定し、決定済みボックスIDを前記制御部に送信する送信処理を実行し、
前記制御部が、
前記ユーザーを認証したら、前記決定済みボックスIDに対応付けられた前記ボックスの前記扉を解錠する
ことを特徴とするシステム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシステムであって、
前記コンピューターが、前記個別管理装置から許可の要求を受けたら、パスワードを生成して、前記パスワードを前記個別管理装置及び前記制御部に送信する処理を実行し、
前記個別管理装置が前記パスワードを表示し、
前記制御部が、前記パスワードと同一のパスワードの入力により前記ユーザーを認証する
ことを特徴とするシステム。
【請求項3】
請求項1に記載のシステムであって、
前記コンピューターが、前記個別管理装置から許可の要求を受けたら、前記個別管理装置に割り当てられたIDを前記制御部に送信する処理を実行し、
前記制御部が、前記IDと同一のIDの読み込みにより前記ユーザーを認証する
ことを特徴とするシステム。
【請求項4】
請求項1に記載のシステムであって、
前記コンピューターが、前記ユーザーの住宅の住居人数と、定期便で直近に前記住宅に配送された水素の配送量と、前記住宅に設置された燃料電池式発電装置の発電電力量の計測値の時系列データと、前記住宅に残った水素の全残量と、前記燃料電池式発電装置に水素を供給する満杯のカートリッジの数と、前記燃料電池式発電装置に水素を供給する空のカートリッジの数と、前記カートリッジから前記燃料電池式発電装置に供給された水素の使用量の時系列データと、のうち少なくとも1つに基づいて、前記提供量を決定する
ことを特徴とするシステム。
【請求項5】
請求項1に記載のシステムであって、
前記コンピューターが、突発的事象の発生を認識したら、許可の旨を前記制御部に送信し、
前記制御部が前記許可の旨を受けなければ、前記制御部が前記ユーザーの認証のための照合処理を行わず、前記制御部が前記許可の旨を受ければ、前記制御部が前記ユーザーの認証のための照合処理を行う
ことを特徴とするシステム。
【請求項6】
複数の住宅にそれぞれ設けられた複数のカートリッジストッカー及び複数の個別管理装置と、前記複数の個別管理装置と通信可能な管理装置と、を有するシステムであって、
前記カートリッジストッカーが水素を収めたカートリッジを保管し、施錠された扉を有し、
前記管理装置がコンピューターを有し、
前記コンピューターが、
突発的事象を認識したら、前記複数の個別管理装置ごとに一意の複数のパスワードを前記複数の個別管理装置にそれぞれ配信する処理と、
前記突発的事象の認識後に、前記複数の個別管理装置のうち何れか1つの第1個別管理装置から要求を受けたら、前記複数のパスワードの中から1つの第1パスワードを水素の提供量に基づいて決定し、前記第1パスワードと同一の緊急パスワードを前記第1個別管理装置に送信する処理と、を実行し、
前記第1個別管理装置が、前記緊急パスワードを表示する
前記複数の個別管理装置は、前記複数の個別管理装置がそれぞれ受信した前記パスワードと同一のパスワードの入力により前記扉を解錠する
ことを特徴とするシステム。
【請求項7】
請求項6に記載のシステムであって、
前記コンピューターが、前記第1パスワードの配信先の前記個別管理装置の所在地を前記第1個別管理装置に送信し、前記第1個別管理装置が、前記所在地を表示する
ことを特徴とするシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、水素製造システムを開示する。
特許文献2は、空気中の酸素と水素を電気化学反応させることによって電力を生成する燃料電池を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-030975号公報
特開2022-189410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料電池が住宅において自家発電に用いられる場合、工場等の水素製造システムによって製造された水素を住宅に配送する必要がある。次の配送までの間に水素を消費しきると、住宅において自家発電を行えないため、その住宅の居住者が保管施設まで水素を取りに行って補充する必要がある。保管施設は非常時に必要なものであるが、平常時に必要でないことから、保管施設の運用コストを低減するべく、保管施設が無人で運営されることもある。そうした場合、住宅の居住者が過多又は過少な量の水素を持ち帰ってしまうことがある。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、居住者等のようなユーザーに適切な量の水素を提供できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下の括弧書きで示された参照符号は図1~図6において参照される。
【0006】
請求項1に係る発明によれば、ロッカー(100)及び管理装置(40)を備えるシステムであって、
前記ロッカー(100)が、
水素を収めたカートリッジ(20)をそれぞれ保管し、施錠された扉(102)をそれぞれ有し、一意のボックスIDが割り当てられた複数のボックス(101)と、
制御部(105)と、を有し、
前記管理装置(40)がコンピューター(41)を有し、
前記コンピューター(41)が、
ユーザーの個別管理装置(18)から許可の要求を受けたら、水素の提供量に基づいて前記複数のボックス(101)のボックスIDの中から一又は複数を決定し、決定済みボックスIDを前記制御部(105)に送信する送信処理を実行し、
前記制御部(105)が、
前記ユーザーを認証したら、前記決定済みボックスIDに対応付けられた前記ボックス(101)の前記扉(102)を解錠する
ことを特徴とするシステムが提供される。
【0007】
以上のような請求項1に係る発明によれば、ボックスIDが複数を水素の提供量に基づいて決定され、決定済みボックスIDに対応付けられたボックス(101)の扉(102)が解錠されるため、ロッカー(100)に水素を取りに来たユーザーに対して適切な量の水素が提供される。
【0008】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載のシステムであって、
前記コンピューター(41)が、前記個別管理装置(18)から許可の要求を受けたら、パスワードを生成して、前記パスワードを前記個別管理装置(18)及び前記制御部(105)に送信する処理を実行し、
前記個別管理装置(18)が前記パスワードを表示し、
前記制御部(105)が、前記パスワードと同一のパスワードの入力により前記ユーザーを認証する
ことを特徴とするシステムが提供される。
【0009】
以上のような請求項2に係る発明によれば、ユーザーが個別管理装置(18)を見ることによってパスワードを知ることができ、水素がそのユーザーにだけに提供される。
【0010】
請求項3に係る発明によれば、請求項1に記載のシステムであって、
前記コンピューター(41)が、前記個別管理装置(18)から許可の要求を受けたら、前記個別管理装置(18)に割り当てられたIDを前記制御部(105)に送信する処理を実行し、
前記制御部(105)が、前記IDと同一のIDの読み込みにより前記ユーザーを認証する
ことを特徴とするシステムが提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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