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公開番号2024152692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2024064063
出願日2024-04-11
発明の名称配送システムおよび同包箱
出願人個人
代理人個人
主分類G06Q 10/083 20240101AFI20241018BHJP(計算;計数)
要約【課題】配送にかかる仕分けや手続きの手間を削減して、安価な配送料金で荷物を送ることを可能とする技術の提供。
【解決手段】配送管理部301は、クライアント端末5aから受信した荷物2の配送依頼に応じて、該荷物2と対応する荷物レコード7を荷物管理データベース700に生成するとともに、該荷物レコード7に、該荷物2が経由する出発拠点1aと到着拠点1bとを登録し、さらに、出発拠点1aが互いに同じであり、かつ、到着拠点1bが互いに同じである荷物2が同じグループに属するように荷物レコード7をグループ分けする。組み合わせ決定部302は、同じグループに属する荷物レコード7の中から、1つの同包箱20に同包させる荷物2の組み合わせに相当する荷物レコード7の組み合わせを決定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
サーバ装置と、前記サーバ装置とネットワークを介して接続されたクライアント端末とを備える配送システムであって、
前記サーバ装置が、
複数の拠点の位置が登録されたマップ情報と、各々が1つの荷物と対応する荷物レコードを有する荷物管理データベースと、を記憶する記憶部と、
前記クライアント端末から受信した荷物の配送依頼に応じて、該荷物と対応する荷物レコードを前記荷物管理データベースに生成するとともに、該荷物レコードに、該荷物が経由する出発拠点と到着拠点とを登録し、さらに、前記出発拠点が互いに同じであり、かつ、前記到着拠点が互いに同じである荷物が同じグループに属するように前記荷物レコードをグループ分けする配送管理部と、
同じグループに属する荷物レコードの中から、1つの同包箱に同包させる荷物の組み合わせに相当する前記荷物レコードの組み合わせを決定する組み合わせ決定部と、
を備え、
前記出発拠点と前記到着拠点の間において、該組み合わされた荷物が1つの同包箱に同包されて1つの荷物として運ばれる、
ことを特徴とする、配送システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配送システムであって、
予め前記クライアント端末から定期配送の申込を受け付けた場合には、
所定のタイミングで配送依頼を自動生成し、
これをクライアント端末から受信した荷物の配送依頼として扱う、
ことを特徴とする、配送システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の配送システムであって、
同じサイズタイプの同包箱について、該同包箱に同包される荷物の数に応じて該荷物のサイズタイプと個数が同包条件として規定されており、前記同包条件を満たすように前記荷物レコードの組み合わせが決定される、
ことを特徴とする、配送システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の配送システムであって、
サイズタイプが異なる2種類以上の箱が、使用可能な同包箱として規定されるとともに、各サイズタイプの同包箱について、該同包箱に同包される荷物のサイズタイプと個数が同包条件として規定されており、前記同包条件を満たすように前記荷物レコードの組み合わせが決定される、
ことを特徴とする、配送システム。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の配送システムであって、
前記配送管理部が、
前記出発拠点が互いに同じであり、前記到着拠点が互いに同じであり、かつ、前記到着拠点への到着期限が互いに同じである荷物が同じグループに属するように前記荷物レコードをグループ分けし、
前記組み合わせ決定部が、
同じグループに属する全ての荷物レコードを勘案して、グループ全体で使用する前記同包箱の総数と、各同包箱のサイズタイプと、各同包箱に同包させる荷物の組み合わせに相当する前記荷物レコードの組み合わせとを規定する組み合わせパターンを、決定する、
ことを特徴とする、配送システム。
【請求項6】
請求項5に記載の配送システムであって、
前記組み合わせ決定部が、
サンプルとなる複数の荷物レコードと、それらから決定されるべき組み合わせパターンとを、教師データとして用いて、機械学習により生成された、組み合わせパターン決定モデルを用いて、前記組み合わせパターンを決定する、
ことを特徴とする、配送システム。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の配送システムであって、
前記配送管理部が、発送期限及び/又は到着期限を管理し、
発送期限及び/又は到着期限に基づいて予め同包期限が設定されて、
前記同包期限の到来までに同包が成立した場合はその時または同包期限到来時に、
前記同包期限の到来までに同包が成立しなかったときは同包期限到来時に、
同包成立後の処理に移行する、
ことを特徴とする、配送システム。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の配送システムであって、
前記配送管理部が、
前記荷物レコードに登録された連絡先から特定される前記クライアント端末に、荷物を受け取る際の認証に必要な荷受情報を通知する、
ことを特徴とする、配送システム。
【請求項9】
出発拠点と到着拠点が同じで依頼者が同じ若しくは異なる複数の荷物を同包して前記出発拠点と前記到着拠点の間を1つの荷物として取り扱い得るものであって、
箱の内部を仕切って複数の収容空間を形成する仕切り部と、
前記複数の収容空間の各々を開閉する個別の蓋と、
を備え、
各蓋で収容空間が閉止され、その上から荷出人及び荷受人の情報を詳細表示する伝票が貼り付けられる、
ことを特徴とする、同包箱。
【請求項10】
出発拠点と到着拠点が同じで依頼者が同じ若しくは異なる複数の荷物を同包して前記出発拠点と前記到着拠点の間を1つの荷物として取り扱い得るものであって、
同包箱である外箱と、前記外箱の内部に荷物として同包される複数の内箱とを備え、
前記外箱と前記各内箱の外面に同一の同包箱番号を付している
ことを特徴とする、同包箱。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配送システムおよび同包箱に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
荷物の配送に係る料金は、一般に、荷物が大きいほど高くなる。例えば、運送会社などが、予め、いくつかのサイズ区分を規定するとともに、サイズ区分ごとの価格を設定しており、荷物が属するサイズ区分の価格が、その荷物の配送料金とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-081431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
荷物が大きいほど配送料金が高くなる理由の1つは、荷物が大きいほど運搬車両などにおいて占有する領域が大きくなり、配送のコストが高くなるためである。その一方で、荷物の配送にかかる仕分けや手続きの手間は、荷物のサイズに関係なく、全ての荷物に一律に生じる。つまり、配送料金の中には、荷物のサイズに応じてかかるコストに加え、各荷物に一律にかかるコスト、つまりは、荷物の個数に応じてかかるコストが、含まれている。後者のコストを抑えることができれば、配送料金をより安価なものとできる可能性がある。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、配送にかかる仕分けや手続きの手間を削減して、安価な配送料金で荷物を送ることを可能とする技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0007】
すなわち、本発明は、サーバ装置と、前記サーバ装置とネットワークを介して接続されたクライアント端末とを備える配送システムであって、前記サーバ装置が、複数の拠点の位置が登録されたマップ情報と、各々が1つの荷物と対応する荷物レコードを有する荷物管理データベースと、を記憶する記憶部と、前記クライアント端末から受信した荷物の配送依頼に応じて、該荷物と対応する荷物レコードを前記荷物管理データベースに生成するとともに、該荷物レコードに、該荷物が経由する出発拠点と到着拠点とを登録し、さらに、前記出発拠点が互いに同じであり、かつ、前記到着拠点が互いに同じである荷物が同じグループに属するように前記荷物レコードをグループ分けする配送管理部と、同じグループに属する荷物レコードの中から、1つの同包箱に同包させる荷物の組み合わせに相当する前記荷物レコードの組み合わせを決定する組み合わせ決定部と、を備え、前記出発拠点と前記到着拠点の間において、該組み合わされた荷物が1つの同包箱に同包されて1つの荷物として運ばれる、ことを特徴とする。
【0008】
この場合、出発拠点は、多数のトラックの集荷拠点となる配送センター(サポートセンター)に限らず、集荷経路上にある拠点、例えば最寄りの宅配営業所や郵便局、コンビニ、ガソリンスタンド、新聞配達所等も含まれる。
【0009】
同様に、到着拠点は、多数のトラックの配達拠点となる配送センター(サポートセンター)に限らず、配達経路上にある拠点、例えば最寄りの宅配営業所や郵便局、コンビニ、ガソリンスタンド、新聞配達所等も含まれる。
【0010】
この構成によると、拠点間では、組み合わされた荷物が1つの同包箱に同包されて1つの荷物として運ばれるので、拠点間において、配送にかかる仕分けや手続きの手間が削減され、安価な配送料金で荷物を送ることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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