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公開番号
2024148744
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023062131
出願日
2023-04-06
発明の名称
鏡筒
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20241010BHJP(光学)
要約
【課題】保持部材を介して光学部材の傾きを調整可能にし、かつ、保持部材に開口部が設けられている鏡筒の組立性を向上させる。
【解決手段】光学部材を保持する保持部材(2)と、固定枠(4)と、保持部材(2)と固定枠(4)との間に配置される傾き調整部材(3)とを備え、保持部材(2)には、開口部(26a~26c)が設けられ、傾き調整部材(3)は、固定枠(4)に対する保持部材(2)の傾きを調整する調整部(30)と、保持部材(2)の開口部(26a~26c)を封止する遮光部(31)と、調整部(30)と遮光部(31)とを接続する接続部(32)とを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
光学部材を保持する保持部材と、
固定枠と、
前記保持部材と前記固定枠との間に配置される傾き調整部材とを備え、
前記保持部材には、開口部が設けられ、
前記傾き調整部材は、前記固定枠に対する前記保持部材の傾きを調整する調整部と、前記保持部材の前記開口部を封止する遮光部と、前記調整部と前記遮光部とを接続する接続部とを有することを特徴とする鏡筒。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記調整部には、光軸を中心とした周上に配置された、光軸方向の高さが異なる複数の座面が設けられ、
前記複数の座面のうちのいずれかに、前記保持部材又は前記固定枠が当接することを特徴とする請求項1に記載の鏡筒。
【請求項3】
前記調整部には、光軸を中心とした周上に配置された、光軸方向の位置が同じである複数の締結用の穴が設けられることを特徴とする請求項2に記載の鏡筒。
【請求項4】
前記穴を使って、前記保持部材及び前記傾き調整部材が前記固定枠に共締めされることを特徴とする請求項3に記載の鏡筒。
【請求項5】
前記調整部には、光軸を中心とした周方向で光軸方向の高さが連続的に変化する傾斜部が設けられ、
前記傾斜部に、前記保持部材又は前記固定枠が当接することを特徴とする請求項1に記載の鏡筒。
【請求項6】
前記調整部には、光軸を中心とした円弧状の締結用の長穴が設けられることを特徴とする請求項5に記載の鏡筒。
【請求項7】
前記長穴を使って、前記保持部材及び前記傾き調整部材が前記固定枠に共締めされることを特徴とする請求項6に記載の鏡筒。
【請求項8】
前記傾き調整部材の光軸中心とした周方向の位置を変えることにより、前記保持部材の傾き方向及び傾き量をそれぞれ可変にすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の鏡筒。
【請求項9】
前記保持部材は、物体側及び像側のうちの一方に突出する第1の突出部を有し、
前記傾き調整部材の前記遮光部は、物体側及び像側のうちの他方に突出する第2の突出部を有し、
前記第1の突出部と前記第2の突出部とによりラビリンス構造が構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の鏡筒。
【請求項10】
前記接続部は、光軸方向に延在する円筒形状を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の鏡筒。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学部材の傾きを調整可能にした鏡筒に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年のカメラの高解像度化に伴い、レンズに高い解像力が求められている。高い解像力を実現するためには、レンズ鏡筒で保持するレンズ群の傾き偏心精度の向上が必要であり、レンズの傾きを調整可能にしたレンズ鏡筒が知られている。例えば、特許文献1には、レンズ保持部材の1箇所を姿勢変更可能に球面支持すると共に、レンズ保持部材の球面支持された1箇所を除く2箇所以上を高さ調整可能に支持し、レンズの傾きを調整できるようにしたレンズ鏡筒が開示されている。
【0003】
一方、レンズやミラー等の光学部材を用いる光学装置では、様々な目的で、光学部材を保持する保持部材に開口部を設ける工夫がなされていることがある。例えば、特許文献2には、レンズ枠を貫通する穴部を設け、レンズ面にごみが付着した場合には穴部より圧縮空気をレンズ鏡筒の内部に送り込むことが開示されている。特許文献2では、穴部を塞ぐ開閉部材を有する構成になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-279525号公報
特開平8-254643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、保持部材を介して光学部材の傾きを調整可能にし、かつ、保持部材に開口部が設けられている鏡筒において、従来技術を適用すると、傾きを調整するための構成とは別に、開口部を封止するための部材が必要である。そのため、鏡筒の組立性が悪化してしまうという課題がある。
【0006】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、保持部材を介して光学部材の傾きを調整可能にし、かつ、保持部材に開口部が設けられている鏡筒の組立性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の鏡筒は、光学部材を保持する保持部材と、固定枠と、前記保持部材と前記固定枠との間に配置される傾き調整部材とを備え、前記保持部材には、開口部が設けられ、前記傾き調整部材は、前記固定枠に対する前記保持部材の傾きを調整する調整部と、前記保持部材の前記開口部を封止する遮光部と、前記調整部と前記遮光部とを接続する接続部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、保持部材を介して光学部材の傾きを調整可能にし、かつ、保持部材に開口部が設けられている鏡筒の組立性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係るレンズ鏡筒ユニットの分解斜視図である。
第1の実施形態に係る第1のレンズ保持部材を示す図である。
第1の実施形態に係る傾き調整部材を示す図である。
第1の実施形態に係る傾き調整部材を示す図である。
第1の実施形態に係るレンズ鏡筒ユニットの傾き調整部材付近の断面図である。
第1の実施形態に係る前側固定枠を物体側から見た図である。
図4の点線で示す領域の拡大図である。
第2の実施形態に係る傾き調整部材を示す図である。
第2の実施形態に係る前側固定枠の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係るレンズ鏡筒ユニット1の分解斜視図である。本願においては、光軸方向をZ方向、上下方向をY方向、左右方向をX方向とする。Z方向において、物体側を前、像側を後ともいう。
レンズ鏡筒ユニット1は、前側固定枠4と、後側固定枠9とを備え、前側固定枠4と後側固定枠9とがビス(不図示)によって結合される。
レンズ鏡筒ユニット1は、被写体側から順に、第1のレンズ保持部材2と、第2のレンズ保持部材5と、第3のレンズ保持部材7と、第4のレンズ保持部材8とを備え、4つのレンズ群が構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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