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公開番号2024159083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074844
出願日2023-04-28
発明の名称画像形成装置及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B41J 29/393 20060101AFI20241031BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】媒体に形成された画像情報に応じて、条件に合致する媒体の破棄処理を自動的に実行する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像が形成された画像形成後媒体の搬送先である複数の媒体搬送先のうち、一の媒体搬送先に当該画像形成後媒体を搬送する搬送手段と、画像形成後媒体に形成された画像情報を検出する画像検出手段と、画像形成後媒体を破棄する媒体破棄手段と、画像情報が破棄指定画像情報であるか否かを判定する破棄判定手段と、を備え、画像形成後媒体に対する媒体破棄指示に応じて、搬送手段が、一の媒体搬送先から当該画像形成後媒体を画像検出手段に搬送し、破棄判定手段において、画像情報が破棄指定画像情報に一致すると判定されたとき、前記搬送手段が、当該画像形成後媒体を他の媒体搬送先の一つとしての媒体破棄手段に搬送する、画像形成装置による。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像が形成された画像形成後媒体の搬送先である複数の媒体搬送先のうち、一の媒体搬送先に当該画像形成後媒体を搬送する搬送手段と、
前記画像形成後媒体に形成された画像情報を検出する画像検出手段と、
前記画像形成後媒体を破棄する媒体破棄手段と、
前記画像情報が破棄指定画像情報であるか否かを判定する破棄判定手段と、
を備え、
前記画像形成後媒体に対する媒体破棄指示に応じて、前記搬送手段が、前記一の媒体搬送先から当該画像形成後媒体を前記画像検出手段に搬送し、前記破棄判定手段において、前記画像情報が前記破棄指定画像情報に一致すると判定されたとき、前記搬送手段が、当該画像形成後媒体を他の媒体搬送先の一つとしての前記媒体破棄手段に搬送する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
外部から通知された前記媒体破棄指示に応じて、前記搬送手段が前記一の媒体搬送先から当該画像形成後媒体を前記画像検出手段に搬送する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成後媒体が前記一の媒体搬送先に搬送された後の経過時間を計測する経過時間計測手段を更に備え、
前記経過時間が閾値時間を経過したことを前記媒体破棄指示として、前記搬送手段が前記一の媒体搬送先から当該画像形成後媒体を前記画像検出手段に搬送する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記一の媒体搬送先に搬送された前記画像形成後媒体の有無を検知する媒体検知手段を更に備え、
前記一の媒体搬送先において前記画像形成後媒体が検知されないとき前記経過時間を初期値に戻す、
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記媒体破棄指示に応じて、前記搬送手段は前記一の媒体搬送先から複数の前記画像形成後媒体を前記画像検出手段に搬送し、
前記破棄判定手段において、前記画像情報が前記破棄指定画像情報に一致しないと判定された前記画像形成後媒体を、他の媒体搬送先の一つとしての媒体保管位置に搬送する、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記媒体破棄指示に応じて前記画像形成後媒体の破棄をしたとき、破棄完了情報を外部に報知する報知手段を更に備える、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記媒体破棄指示に応じて、前記一の媒体搬送先から前記画像検出手段に搬送された当該画像形成後媒体において、前記画像情報が前記破棄指定画像情報に一致するものがないと判定されたとき、前記報知手段を介して破棄該当媒体が無いことを知らせるための前記破棄完了情報を報知する、
請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記媒体破棄手段において破棄された画像形成後媒体に形成されていた画像を記憶する画像記憶手段を更に備え、
前記媒体破棄指示の指示元からの再画像形成指示に応じて、前記画像記憶手段に記憶された画像を再度、媒体に形成する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
通信ネットワークを介して接続された情報処理装置と、画像形成装置と、から構成される画像形成システムであって、
前記情報処理装置から前記媒体破棄指示が通知されたとき、当該媒体破棄指示に応じて画像形成後媒体の破棄処理を実行する、請求項1に記載された画像形成装置を備える、
ことを特徴とする画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成指示に基づいて、シート状の媒体に画像を形成する画像形成装置が知られている。また、画像形成装置と、利用者の操作により画像形成指示を生成する情報処理装置を通信可能に接続し、情報処理装置から送信された画像形成指示に基づいて画像形成装置が画像形成処理を実行する画像形成システムも知られている。
【0003】
画像形成システムを利用する利用者が操作する情報処理装置と、画像形成装置とは遠隔に設置されていることがある。この場合、情報処理装置において画像形成指示を実行した後に、利用者(画像形成指示者)が画像形成装置に出向いて画像形成後の媒体(印刷物)を回収するまで、当該印刷物は排出先に放置される状態になる。
【0004】
印刷物の放置状態が継続すると、印刷物に表されている情報が意図しない他人に感得されて情報漏洩の要因となる可能性もあり、情報セキュリティ上のリスク回避の観点から好ましくない状況となる。
【0005】
このような状況を回避する技術として、印刷物の所定箇所に貼り付けた非接触タグに時間情報を記録し、非接触タグの日時情報を読み取ることで、排出(印刷完了)から所定時間が経過している印刷物を自動で破棄する技術が知られている(特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されている技術は、印刷物が排出されてからの時間情報のみを指標として破棄対象を判別するので、印刷物に表されている情報(印刷内容)によらず一律での自動破棄のみに対応する。したがって従来技術では、印刷内容など、印刷物特有の事情に考慮して破棄処理の実行時期を調整できないので、回収までの時間の猶予を短くするべき印刷物と、多少の猶予を許容可能な印刷物を区別して、自動廃棄の実行タイミングを制御することができない。すなわち、従来技術では、情報セキュリティ上のリスク回避をしつつ利用者の利便性の向上を図るには課題がある。
【0007】
本発明は、媒体に形成された画像情報に応じて、条件に合致する媒体の破棄処理を自動的に実行する画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、画像形成装置に関し、画像が形成された画像形成後媒体の搬送先である複数の媒体搬送先のうち、一の媒体搬送先に当該画像形成後媒体を搬送する搬送手段と、前記画像形成後媒体に形成された画像情報を検出する画像検出手段と、前記画像形成後媒体を破棄する媒体破棄手段と、前記画像情報が破棄指定画像情報であるか否かを判定する破棄判定手段と、を備え、前記画像形成後媒体に対する媒体破棄指示に応じて、前記搬送手段が、前記一の媒体搬送先から当該画像形成後媒体を前記画像検出手段に搬送し、前記破棄判定手段において、前記画像情報が前記破棄指定画像情報に一致すると判定されたとき、前記搬送手段が、当該画像形成後媒体を他の媒体搬送先の一つとしての前記媒体破棄手段に搬送する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、媒体に形成された画像情報に応じて、条件に合致する媒体の破棄処理を自動的に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る画像形成装置の実施形態としてのMFPの全体構成の例を示す図。
本発明に係る画像形成システムの実施形態を例示する構成図。
上記MFPが有する制御部の機能構成図。
上記MFPにて実行可能な媒体破棄処理での画像照合処理の例を説明する図。
上記MFPにて実行可能な媒体破棄処理での画像照合処理の別例を説明する図。
上記MFPにて実行可能な媒体破棄開始判定処理の流れを説明するフローチャート。
上記MFPにて実行可能な媒体破棄処理の流れを説明するフローチャート。
本発明に係る画像形成装置の実施形態としてのMFPの全体構成の別例を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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