TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024158962
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074635
出願日2023-04-28
発明の名称プロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03B 21/14 20060101AFI20241031BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】高音質による画像視聴を広い範囲で可能とする、プロジェクターを提供する。
【解決手段】本発明のプロジェクターは、被投射面に面する第1壁部および第1壁部と反対側を向く第2壁部と、第1軸に直交する第2軸に沿う方向において互いに反対側を向く第3壁部および第4壁部と、第1軸および第2軸に直交する第3軸に沿う方向において互いに反対側を向く第5壁部および第6壁部と、を有する外装筐体と、外装筐体の内部において第1角部に配置された第1スピーカーと、外装筐体の内部において第2角部に配置された第2スピーカーと、を備え、第1スピーカーにおいて音波を出力する第1出力面は、第2壁部を基準として、第3壁部側に45度より大きく90度より小さい角度範囲で傾斜し、第2スピーカーにおいて音波を出力する第2出力面は、第2壁部を基準として、第4壁部側に45度より大きく90度より小さい角度範囲で傾斜する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像を投射する被投射面に面する第1壁部および第1軸に沿う方向において前記第1壁部と反対側を向く第2壁部と、前記第1軸に直交する第2軸に沿う方向において互いに反対側を向く第3壁部および第4壁部と、前記第1軸および前記第2軸に直交する第3軸に沿う方向において互いに反対側を向く第5壁部および第6壁部と、を有する外装筐体と、
前記外装筐体の内部において前記第2壁部および前記第3壁部でなす第1角部に配置された第1スピーカーと、
前記外装筐体の内部において前記第2壁部および前記第4壁部でなす第2角部に配置された第2スピーカーと、を備え、
前記第1スピーカーにおいて音波を出力する第1出力面は、前記第2壁部を基準として、前記第3壁部側に45度より大きく90度より小さい角度範囲で傾斜し、
前記第2スピーカーにおいて音波を出力する第2出力面は、前記第2壁部を基準として、前記第4壁部側に45度より大きく90度より小さい角度範囲で傾斜する、
ことを特徴とするプロジェクター。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1スピーカーの前記第1出力面は、前記第2壁部を基準として、前記第3壁部側に50度より大きく70度より小さい角度範囲で傾斜し、
前記第2スピーカーの前記第2出力面は、前記第2壁部を基準として、前記第4壁部側に50度より大きく70度より小さい角度範囲で傾斜する、
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項3】
前記第1スピーカーの前記第1出力面は、前記第2壁部を基準として、前記第3壁部側に60度で傾斜し、
前記第2スピーカーの前記第2出力面は、前記第2壁部を基準として、前記第4壁部側に60度で傾斜する、
ことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクター。
【請求項4】
前記第1スピーカーおよび前記第2スピーカーの傾斜角は同じである、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載のプロジェクター。
【請求項5】
前記第2軸に沿う方向において前記第1スピーカーと前記第2スピーカーとの間に配置され、前記第1スピーカーおよび前記第2スピーカーよりも低い音波を出力する第3出力面を有する第3スピーカーをさらに備え、
前記第3スピーカーは、前記第3出力面を、前記第2壁部、前記第3壁部、前記第4壁部および前記第6壁部の少なくともいずれかに向けるように、配置される、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載のプロジェクター。
【請求項6】
前記第1スピーカーおよび前記第2スピーカーよりも低い音波を出力する第4出力面を有する第4スピーカーをさらに備え、
前記第4スピーカーは、前記第4出力面を、前記第1壁部、前記第5壁部の前記第1壁部側および前記第6壁部の前記第1壁部側に少なくともいずれかに向けるように、配置される、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載のプロジェクター。
【請求項7】
前記第1スピーカーの前記第1出力面は、対向する前記第2壁部および前記第3壁部に対して、前記第5壁部側に向けて傾斜し、
前記第2スピーカーの前記第2出力面は、対向する前記第2壁部および前記第4壁部に対して、前記第5壁部側に向けて傾斜する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載のプロジェクター。
【請求項8】
前記第1スピーカーの前記第1出力面は、前記第3軸および前記第1出力面の中心を含む第1仮想面における断面視で、前記第5壁部側に5度より大きく45度までの角度範囲で傾斜し、
前記第2スピーカーの前記第2出力面は、前記第3軸および前記第2出力面の中心を含む第2仮想面を基準として、前記第5壁部側に向けて5度より大きく45度までの角度範囲で傾斜する、
ことを特徴とする請求項7に記載のプロジェクター。
【請求項9】
前記第1スピーカーの前記第1出力面は、前記第1仮想面における断面視で、前記第5壁部側に向けて30度で傾斜し、
前記第2スピーカーの前記第2出力面は、前記第2仮想面における断面視で、前記第5壁部側に向けて30度で傾斜する、
ことを特徴とする請求項8に記載のプロジェクター。
【請求項10】
前記外装筐体は、前記第1スピーカーの前記第1出力面または前記第2スピーカーの前記第2出力面が対向する、前記第2壁部、前記第3壁部および前記第4壁部と、プロジェクター設置面に対向する前記第6壁部の反対に位置する前記第5壁部と、の少なくともいずれかに、開口をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載のプロジェクター。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクターに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、外装筐体内にスピーカーを配置したプロジェクターが知られている(例えば、下記特許文献1、2参照)。上記プロジェクターでは、画像を投射する正面側と反対の背面側の左右の角部にスピーカーを配置している。上記プロジェクターにおいて、スピーカーの音の出力面は、背面を基準として側面に向けて45度以内で傾斜している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-143004号公報
特開2022-12675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的にプロジェクターは、スクリーン面から所定の距離だけ離れた位置に配置される。上述のようにスピーカーの音の出力面が背面を基準として側面に向けて45度以内で配置されている場合、プロジェクターの正面と背面の前後方向において左右のスピーカーからの音が重なる背面側の領域では品質の高い音質を得ることができる。一方、正面側では背面側に比べるとスピーカーからの音が伝わり難く、品質の高い音質を得ることが難しかった。このため、音質を重視して画像を視聴する場合、視聴者は、プロジェクターの背面側に位置する必要があり、プロジェクターを使用する空間の利用に制限がかかるという課題があり、特に、狭い空間で大きな画面を投射する場合には課題がより顕著になる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の1つの態様によれば、画像を投射する被投射面に面する第1壁部および第1軸に沿う方向において前記第1壁部と反対側を向く第2壁部と、前記第1軸に直交する第2軸に沿う方向において互いに反対側を向く第3壁部および第4壁部と、前記第1軸および前記第2軸に直交する第3軸に沿う方向において互いに反対側を向く第5壁部および第6壁部と、を有する外装筐体と、前記外装筐体の内部において前記第2壁部および前記第3壁部でなす第1角部に配置された第1スピーカーと、前記外装筐体の内部において前記第2壁部および前記第4壁部でなす第2角部に配置された第2スピーカーと、を備え、前記第1スピーカーにおいて音波を出力する第1出力面は、前記第2壁部を基準として、前記第3壁部側に45度より大きく90度より小さい角度範囲で傾斜し、前記第2スピーカーにおいて音波を出力する第2出力面は、前記第2壁部を基準として、前記第4壁部側に45度より大きく90度より小さい角度範囲で傾斜する、プロジェクターが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
一実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
比較例のプロジェクターが周囲に形成する音場環境を示す図である。
壁から離れた状態で使用したプロジェクターの音場環境を示す図である。
プロジェクターが周囲に形成する音場環境を示す図である。
第1変形例に係るプロジェクターの要部構成図である。
第2変形例に係るプロジェクターの概略構成図である。
第3変形例に係るプロジェクターの概略構成図である。
第4変形例に係るプロジェクターの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
【0008】
図1は本実施形態のプロジェクター100の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター100は、照明ユニット110と、外装筐体120と、画像形成ユニット130と、投射光学装置140と、スピーカー装置150と、を備える。
【0009】
以下、図面中に示すXYZ座標系を用いて各部材の配置関係を説明する場合がある。各図面において、Y軸はプロジェクター100が画像を投射する方向に沿う軸である。X軸はX軸に直交する軸であり、画像を投射する被投射面であるスクリーンの幅方向に沿う軸である。Z軸はX軸およびY軸に直交し、プロジェクター100を設置する設置面の法線に沿う軸である。
【0010】
本実施形態では、例えば、Z軸に沿う両方向をまとめてプロジェクター100における「上下方向Z」、+Z方向に向かう方向を「上側」、-Z方向に向かう方向を「下側」と称す。また、X軸に沿う両方向をまとめてプロジェクター100における「左右方向X」、+X方向に向かう方向を「右側」、-X方向に向かう方向を「左側」と称する。また、Y軸に沿う両方向をまとめてプロジェクター100における「前後方向Y」、+Y方向に向かう方向を「前側」、-Y方向に向かう方向を「後側」と称す場合がある。
本実施形態において、Y軸は「第1軸」、X軸は「第2軸」、Z軸は「第3軸」に相当する。なお、上下方向Z、前後方向Yおよび左右方向Xとは、単にプロジェクター100の各構成部材の配置関係を説明するための名称であって、プロジェクター100における実際の設置姿勢や向きを規定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
露光裕度拡大方法
1か月前
株式会社シグマ
レンズフード
21日前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
28日前
株式会社リコー
画像形成装置
7日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
現像装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
28日前
ブラザー工業株式会社
プロセスユニット
1か月前
個人
水中及び水上の同時撮影用具
29日前
ブラザー工業株式会社
プロセスユニット
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
ブラザー工業株式会社
ドラムユニット
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
コニカミノルタ株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
ドラムユニット
1か月前
平和精機工業株式会社
三脚および脚部
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
28日前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社14才
吊り下げ用ストラップ
20日前
日本放送協会
レンズアダプター
20日前
コニカミノルタ株式会社
トナー収容容器
28日前
株式会社アイ.エス.テイ
ポリイミドチューブ
1か月前
ブラザー工業株式会社
箔転写装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
28日前
キヤノン株式会社
ファインダー表示装置
28日前
続きを見る