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公開番号
2024158062
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072908
出願日
2023-04-27
発明の名称
画像形成装置
出願人
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20241031BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 吐出不良に対応する補正処理を適切に行う画像形成装置を得る。
【解決手段】 補正処理部83は、記録ヘッドにおけるノズルのうちの吐出不良ノズルを検出し、吐出不良ノズルに対応する補正処理を実行する。特に、補正処理部83は、検出した吐出不良ノズルの数が所定上限値を超えている場合、2つの隣接ドットに対応するノズルより先にインク液滴を吐出する吐出不良ノズルを優先的に、補正処理の対象とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
プリントすべき画像に対応するインクを配列されたノズルで吐出する記録ヘッドと、
プリントシートの位置に応じて、プリントすべき画像に対応するノズルを決定し、前記記録ヘッドに、前記ノズルからインクを吐出させる制御部と、
前記ノズルのうちの吐出不良ノズルを検出し、前記吐出不良ノズルに対応する補正処理を実行する補正処理部とを備え、
前記補正処理部は、検出した前記吐出不良ノズルの数が所定上限値を超えている場合、2つの隣接ドットに対応するノズルより先にインク液滴を吐出する吐出不良ノズルを優先的に、前記補正処理の対象とすること、
を特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記補正処理部は、検出した前記吐出不良ノズルの数が所定上限値を超えている場合、(a)2つの隣接ドットに対応するノズルより先にインク液滴を吐出する吐出不良ノズルを第1優先ノズルとし、(b)2つの隣接ドットに対応するノズルの一方より先にインク液滴を吐出し当該2つの隣接ドットに対応するノズルの他方より後にインク液滴を吐出する吐出不良ノズルを第2優先ノズルとし、(c)前記第1優先ノズル、前記第2優先ノズルの順で、前記補正処理の対象とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記補正処理部は、前記2つの隣接ドットに対応するノズルより先にインク液滴を吐出する吐出不良ノズルの数が前記所定上限値を超えている場合、吐出不良種別に基づいて、前記2つの隣接ドットに対応するノズルより先にインク液滴を吐出する吐出不良ノズルから、前記所定上限値以下の吐出不良ノズルを前記補正処理の対象として選択することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記補正処理部は、(a)吐出不良種別に拘わらず、前記吐出不良ノズルを不吐出とし、(b)前記2つの隣接ドットの少なくとも一方に対応するノズルのインク液滴量を増加させることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項5】
当該吐出不良ノズルについての前記インク液滴量の増加量は、当該吐出不良ノズルおよび前記2つの隣接ドットのインク液滴の吐出順序に応じて異なるように設定されていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
あるインクジェット方式の画像形成装置は、記録ヘッドにおけるインクを吐出するノズルのうち、インクを正常に吐出できなくなった吐出不良ノズルを検出し、吐出不良ノズルの発生状況に基づいて、隣接ドットの吐出量を変化させている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
別のインクジェット方式の画像形成装置は、吐出不良ノズルの異常度合を数値化した値(着滴位置のズレ量など)が不吐出化閾値を超えた場合に、その吐出不良ノズルからのインク吐出を禁止しており、さらに、当該吐出不良ノズルのドット位置の隣接ドットに対応する隣接ノズルと、その隣接ノズルに隣接するノズルとの吐出順序に応じて、不吐出化閾値を変更している(例えば特許文献2参照)。また、画像形成装置では、この当該吐出不良ノズルの隣接ノズルが後吐出である場合、当該吐出不良ノズル(つまり、隣接ノズルより先吐出のノズル)については、隣接ノズルによる補完処理が行われないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-142807号公報
特開2014-043076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カット用紙へのプリントの場合、用紙搬送状態によって用紙ごとに異なり、搬送されてくる用紙の位置(搬送方向とは垂直方向の位置)に応じて、プリントすべき画像における各画素の描画に使用するノズルが決定される。上述のように、吐出不良ノズルに起因してインク吐出量の補正を行う場合、用紙位置が特定されてからインク吐出までの短時間に、プリントすべき画像において吐出不良ノズルに対応する画素を特定し、その画素の周辺に対して補正処理を行うため、その短時間で補正処理を行う必要がある。
【0006】
そのため、補正すべき吐出不良位置が多くなった場合には、上述の補正処理が間に合わなくなってしまう。なお、高速なハードウェアで補正処理を実行することで、より多くの吐出不良位置について補正処理を行うことができるがコストが高くなってしまう。
【0007】
上述の画像形成装置では、当該吐出不良ノズルが隣接ノズルより先吐出のノズルである場合については補完処理が行われない。しかしながら、これは次の理由から好ましくない。つまり、後吐出によるインク液滴が、先吐出によりプリントシート上に形成されたドット(先吐出ドット)に合わさる合一が発生する際、後吐出によるインク液滴は、先吐出ドットに引き寄せられるため、後吐出により形成されるドット(後吐出ドット)の位置が、先吐出ドットの位置の影響を受ける。そのため、先吐出ドットの吐出ヨレ(着滴位置のズレ)が発生していると、後吐出ドットもその吐出ヨレの方向に引き寄せられ白筋が発生しやすくなる。
【0008】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、吐出不良に対応する補正処理を適切に行う画像形成装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る画像形成装置は、プリントすべき画像に対応するインクを配列されたノズルで吐出する記録ヘッドと、プリントシートの位置に応じて、プリントすべき画像に対応するノズルを決定し、前記記録ヘッドに、前記ノズルからインクを吐出させる制御部と、前記ノズルのうちの吐出不良ノズルを検出し、前記吐出不良ノズルに対応する補正処理を実行する補正処理部とを備える。そして、前記補正処理部は、検出した前記吐出不良ノズルの数が所定上限値を超えている場合、2つの隣接ドットに対応するノズルより先にインク液滴を吐出する吐出不良ノズルを優先的に、前記補正処理の対象とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、吐出不良に対応する補正処理を適切に行う画像形成装置が得られる。
(【0011】以降は省略されています)
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