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公開番号2024157743
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072285
出願日2023-04-26
発明の名称鞍乗り型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62K 11/02 20060101AFI20241031BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車両部品が車両前後方向に長い部品であっても、車両部品を車幅方向にコンパクトに配置可能にすること。
【解決手段】ロアフレーム(23)と、ロアフレーム(23)から上方に延びる湾曲部(31)と、を備える鞍乗り型車両において、湾曲部(31)に、車幅方向内側に凹む凹部(33L,33R)を有し、凹部(33L,33R)は、湾曲部(31)の後端まで連続して延び、凹部(33L,33R)に、当該車両が有する車両部品(51,61)の少なくとも一部を配置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ロアフレーム(23)と、前記ロアフレーム(23)から上方に延びる湾曲部(31)と、を備える鞍乗り型車両において、
前記湾曲部(31)に、車幅方向内側に凹む凹部(33L,33R)を有し、
前記凹部(33L,33R)は、前記湾曲部(31)の後端まで連続して延び、
前記凹部(33L,33R)に、当該車両が有する車両部品(51,61)の少なくとも一部を配置する、
鞍乗り型車両。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
車両後面視で、前記湾曲部(31)は、前記凹部(33L,33R)に対応する領域が、車幅方向内側に切り欠かれると共に車両下方に向けて開放している、
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記車両部品(51,61)は、起立位置と格納位置とに可動自在なスタンド(51)を含み、
前記凹部(33L)は、前記スタンド(51)の少なくとも一部と車幅方向に重なり、前記スタンド(51)よりも上方に前記凹部(33L)の上端が位置する、
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
前記ロアフレーム(23)は左右一対であって、左右一対の湾曲部(31L,31R)のそれぞれに前記凹部(33L,33R)を有し、
一方の凹部(33L)に、スタンド(51)の一部を配置し、
他方の凹部(33R)に、キャニスター(61)の一部を配置する、
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
前記凹部(33L)には、前記スタンド(51)を支持するスタンド支持部(52)が配置され、
前記スタンド支持部(52)には、切り欠き部(52k)が設けられる、
請求項3又は4に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記左右一対のロアフレーム(23)のうち、前記キャニスター(61)側のロアフレーム(23)には、前記キャニスター(61)につながる配管(63)を通すパイプ部材(65)が貫通している、
請求項4に記載の鞍乗り型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
自動二輪車等の鞍乗り型車両には、ヘッドパイプから後下方に延びるダウンフレームと、ダウンフレームの下部から後方に延びる左右一対のロアフレームと、ロアフレームから上方に延びる左右一対のリアフレームとを備えた構成が知られている。この種の鞍乗り型車両には、各フレームを、丸形の鋼管からなるいわゆる丸パイプで構成し、丸パイプからなるロアフレームの車幅方向外側面に、サイドスタンドを支持するブラケットを取り付けた構成が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6723280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の構成は、サイドスタンドを支持するブラケット、及びサイドスタンド等からなる車両部品が、ロアフレームよりも車幅方向外側に位置するので、車両部品による車幅の増大を抑えることが難しかった。
特に、サイドスタンドのような長さを有する車両部品については、車両部品全体が、ロアフレームよりも車幅方向外側に位置するので、車両部品を小型化しない限り、車幅の増大を抑えることが難しかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車両部品が車両前後方向に長い部品であっても、車両部品を車幅方向にコンパクトに配置可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ロアフレームと、前記ロアフレームから上方に延びる湾曲部と、を備える鞍乗り型車両において、前記湾曲部に、車幅方向内側に凹む凹部を有し、前記凹部は、前記湾曲部の後端まで連続して延び、前記凹部に、当該車両が有する車両部品の少なくとも一部を配置する、鞍乗り型車両を提供する。
【発明の効果】
【0006】
車両部品が車両前後方向に長い部品であっても、車両部品を車幅方向にコンパクトに配置できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
図1のII-II断面図である。
左側の湾曲部をサイドスタンドと共に示す側面図である。
左側の湾曲部をサイドスタンドと共に左下方から示す斜視図である。
被締結部を周辺構成と共に車両背面側から示す図である。
右側の湾曲部をキャニスターと共に示す側面図である。
右側の湾曲部をキャニスターと共に上方から示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車両に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車両前方を示し、符号UPは車両上方を示し、符号LHは車両左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。図1では、説明の便宜上、車体カバー100、車両用シート101等を二点鎖線で示している。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11の後部に、後輪13Rを駆動するパワーユニット12が上下に揺動自在に連結されるスクータ型の自動二輪車である。パワーユニット12は、ユニットスイングエンジン等とも称され、本実施形態では、内燃機関を有するパワーユニットであり、つまり、内燃機関によって後輪駆動力を得る構成である。なお、本発明において、パワーユニット12は、内燃機関を有する構成に限定されず、公知のパワーユニットを広く適用でき、例えば、駆動モータを有する構成でもよい。
【0010】
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から後下方に延びるダウンフレーム22と、ダウンフレーム22の下部から後方に延びる左右一対のロアフレーム23と、各ロアフレーム23から上方に延びる左右一対のリアフレーム24とを備える。
ヘッドパイプ21は、前輪13Fを回転自在に支持するフロントフォーク14と、操舵用のハンドル15とを一体に回動自在に支持する。ダウンフレーム22は、ヘッドパイプ21に溶接等によって接合され、ヘッドパイプ21から後下方に延びる。ダウンフレーム22は、ヘッドパイプ21から車幅中央を後下方に延びる単一のフレームでもよいし、ヘッドパイプ21から後下方に延びる左右一対のフレームでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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