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公開番号2024155012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069343
出願日2023-04-20
発明の名称プリンタ
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類B41J 5/30 20060101AFI20241024BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷データで指定されたフォントに対応するフォントファイルを簡単に特定することができる技術を提供すること。
【解決手段】プリンタ1は、メモリ12に、複数のグリフデータファイル30と、引き当て情報40とを記憶可能である。引き当て情報40は、フォントを特定するための情報であって印刷データに含まれる可能性があるフォント名やフォントIDと、グリフデータファイル30とを関連付けた情報である。CPU11は、印刷データを取得し、取得された印刷データからフォント名またはフォントIDを取得し、複数のグリフデータファイル30のうち、印刷データから取得されたフォント名またはフォントIDに関連付けられた1つのグリフデータファイル30を、引き当て情報40によって特定する。プリンタ1は、特定されたグリフデータファイル30を用いて、テキストを描画できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
メモリと、
印刷エンジンと、
コントローラと、
を備えるプリンタであって、
前記メモリには、
複数のフォントファイルと、
引き当て情報と、を記憶可能であり、前記引き当て情報は、フォントを特定するための特定情報と、1つの前記フォントファイルと、を関連付けた情報であり、前記特定情報は、印刷データに含まれる可能性がある情報であり、
前記コントローラは、
印刷データを取得する第1取得処理と、
前記第1取得処理にて取得された前記印刷データから、前記特定情報を取得する第2取得処理と、
複数の前記フォントファイルのうち、前記引き当て情報によって、前記第2取得処理にて取得された前記特定情報に関連付けられた1つの前記フォントファイルを特定する特定処理と、
前記特定処理にて特定された前記フォントファイルを用いて、テキストを描画する描画処理と、
を実行可能である、
ように構成されるプリンタ。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載するプリンタであって、
前記特定処理では、
前記第2取得処理にて取得された前記特定情報を前記引き当て情報から検索し、前記特定情報が検索された場合に、複数の前記フォントファイルのうち、検索された前記特定情報に関連付けられた1つの前記フォントファイルを特定する、
ように構成されるプリンタ。
【請求項3】
請求項1に記載するプリンタであって、
前記特定情報は、フォントに対応付けられたフォント名であり、
前記引き当て情報は、前記フォント名と、1つの前記フォントファイルと、を関連付けた情報であり、
前記第2取得処理では、
前記第1取得処理にて取得された前記印刷データに含まれる前記フォント名を、前記特定情報として取得し、
前記特定処理では、
複数の前記フォントファイルのうち、前記引き当て情報によって、前記第2取得処理にて取得された前記フォント名に関連付けられた1つの前記フォントファイルを特定する、
ように構成されるプリンタ。
【請求項4】
請求項3に記載するプリンタであって、
1つの前記フォントファイルは、
前記フォント名としての第1フォント名と、
前記フォント名としての第2フォント名であって、前記第1フォント名とは異なる前記第2フォント名と、を含み、
前記引き当て情報は、前記第1フォント名と、前記第2フォント名と、1つの前記フォントファイルと、を関連付けた情報であり、
前記特定処理では、
前記第2取得処理にて取得された前記フォント名が、前記第1フォント名または前記第2フォント名の場合に、複数の前記フォントファイルのうち、前記引き当て情報によって、前記第1フォント名または前記第2フォント名に関連付けられた1つの前記フォントファイルを特定する、
ように構成されるプリンタ。
【請求項5】
請求項1に記載するプリンタであって、
前記特定情報は、フォントに対応付けられたフォントIDであり、
前記引き当て情報は、前記フォントIDと、1つの前記フォントファイルと、を関連付けた情報であり、
前記第2取得処理では、
前記第1取得処理にて取得された前記印刷データに含まれる前記フォントIDを、前記特定情報として取得し、
前記特定処理では、
複数の前記フォントファイルのうち、前記引き当て情報によって、前記第2取得処理にて取得された前記フォントIDに関連付けられた1つの前記フォントファイルを特定する、
ように構成されるプリンタ。
【請求項6】
請求項1に記載するプリンタであって、
前記特定情報は、
フォントに対応付けられたフォント名である場合と、
フォントに対応付けられたフォントIDである場合と、があり、
前記引き当て情報は、前記フォント名および前記フォントIDと、1つの前記フォントファイルと、を関連付けた情報であり、
前記第2取得処理では、
前記第1取得処理にて取得された前記印刷データに含まれるフォント名またはフォントIDを、前記特定情報として取得し、
前記特定処理では、
複数の前記フォントファイルのうち、前記引き当て情報によって、前記第2取得処理にて取得された前記フォント名または前記フォントIDに関連付けられた1つの前記フォントファイルを特定する、
ように構成されるプリンタ。
【請求項7】
請求項1に記載するプリンタであって、
前記メモリには、
1つの前記フォントファイルごとに、対応する1つの前記引き当て情報を記憶可能であり、
前記特定処理では、
前記フォントファイルごとの前記引き当て情報に基づいて、、複数の前記フォントファイルのうち、前記第2取得処理にて取得された前記特定情報に関連付けられた1つの前記フォントファイルを特定する、
ように構成されるプリンタ。
【請求項8】
請求項1に記載するプリンタであって、
前記コントローラは、
1つの前記フォントファイルを前記メモリに記憶する記憶処理と、
前記記憶処理にて記憶された1つの前記フォントファイルからフォント名を読み出す第1読出し処理と、
前記記憶処理にて記憶された1つの前記フォントファイルに対応するフォントIDを決定する第1決定処理と、
前記第1読出し処理にて読み出された前記フォント名と、前記第1決定処理にて決定された前記フォントIDと、前記記憶処理にて記憶された1つの前記フォントファイルと、を関連付けた前記引き当て情報を作成し、作成された前記引き当て情報を前記メモリに保存する第1作成処理と、
を実行可能である、
ように構成されるプリンタ。
【請求項9】
請求項8に記載するプリンタであって、
前記記憶処理では、
1つの前記フォントファイルを受信して前記メモリに記憶し、
前記コントローラは、
前記記憶処理による1つの前記フォントファイルの受信に伴って、前記第1読出し処理、前記第1決定処理、および前記第1作成処理を実行する、
ように構成されるプリンタ。
【請求項10】
請求項1に記載するプリンタであって、
前記コントローラは、
前記メモリに記憶されている複数の前記フォントファイルの中から1つの前記フォントファイルの選択を受け付ける選択処理と、
前記選択処理にて選択された1つの前記フォントファイルからフォント名を読み出す第2読出し処理と、
前記選択処理にて選択された1つの前記フォントファイルに対応するフォントIDを決定する第2決定処理と、
前記第2読出し処理にて読み出された前記フォント名と、前記第2決定処理にて決定された前記フォントIDと、前記選択処理にて選択された1つの前記フォントファイルと、を関連付けた前記引き当て情報を作成し、作成された前記引き当て情報を前記メモリに保存する第2作成処理と、
を実行可能である、
ように構成されるプリンタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、ページ記述言語で記述された印刷データに基づく印刷が可能なプリンタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ページ技術言語で記述された印刷データに基づく印刷が可能なプリンタには、例えば特許文献1に開示されているように、内蔵フォントのフォント情報をあらかじめ記憶して、そのフォント情報を印刷に用いるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-56583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プリンタは、印刷データにて指定されたフォントでテキストを描画するために、その指定されたフォントに対応するフォントファイルを特定する必要がある。このフォントファイルの特定にかかる手続きが煩雑になることは処理の遅延を招くことから好ましくない。特許文献1に開示されている技術では、指定されたフォントに対応するフォントファイルを特定するための処理については記載が無く、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題の解決を目的としてなされたプリンタは、メモリと、印刷エンジンと、コントローラと、を備えるプリンタであって、前記メモリには、複数のフォントファイルと、引き当て情報と、を記憶可能であり、前記引き当て情報は、フォントを特定するための特定情報と、1つの前記フォントファイルと、を関連付けた情報であり、前記特定情報は、印刷データに含まれる可能性がある情報であり、前記コントローラは、印刷データを取得する第1取得処理と、前記第1取得処理にて取得された前記印刷データから、前記特定情報を取得する第2取得処理と、複数の前記フォントファイルのうち、前記引き当て情報によって、前記第2取得処理にて取得された前記特定情報に関連付けられた1つの前記フォントファイルを特定する特定処理と、前記特定処理にて特定された前記フォントファイルを用いて、テキストを描画する描画処理と、を実行可能である、ように構成される。
【0006】
本明細書に開示されるプリンタは、フォントの特定情報とフォントファイルとを関連付けた引き当て情報を記憶可能である。プリンタは、取得した印刷データから特定情報を取得し、記憶している引き当て情報によって、その取得された特定情報に関連付けられたフォントファイルを特定する。これにより、プリンタは、印刷データに指定されたフォントに対応するフォントファイルを簡単に特定でき、処理の遅延を抑制できる。
【0007】
上記プリンタを含む印刷システム、プリンタの機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、当該プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0008】
本明細書に開示される技術によれば、印刷データで指定されたフォントに対応するフォントファイルを簡単に特定することができる技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
プリンタの概略構成を示すブロック図である。
DLフォント保存処理の手順を示すフローチャートである。
グリフデータファイルの構成の例を示す説明図である。
引き当て情報の構成の例を示す説明図である。
フォント管理画面の例を示す説明図である。
印刷処理の手順を示すフローチャートである。
印刷データがPDF形式の場合のフォント特定処理の手順を示すフローチャートである。
印刷データがPCL5形式の場合のフォント特定処理の手順を示すフローチャートである。
引き当て情報保存処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態にかかるプリンタについて、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は、ページ記述言語で記述された印刷データに基づく印刷が可能なプリンタを開示するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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