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公開番号
2024154230
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023067959
出願日
2023-04-18
発明の名称
動力伝達機構
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
57/029 20120101AFI20241023BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】軸部に生じた錆に触れることでシール部材のシール機能が低下することを抑制する。
【解決手段】軸部12は、歯車部11に一体形成されている第1軸部31と、歯車部11とは別体の第2軸部32と、を有し、シール部材17は、第2軸部32の外周面32cを支持し、第2軸部32は、第1軸部31と接続される第1端部41と、第1端部41とは反対側に位置するとともにエンコーダ22と接続される第2端部42と、を有し、ハウジング13には、第2軸部32及びエンコーダ22の少なくとも一方が挿通される挿通孔13hが形成され、第2軸部32のうち、少なくともシール部材17によって支持される支持部52から第2端部42側は、防錆性を有する防錆部50である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
入力された動力を伝達対象に伝達する動力伝達機構であって、
前記動力が入力されることによって回転する金属製の歯車部と、
前記歯車部と共に回転する金属製の軸部と、
前記軸部に接続されるとともに、前記軸部の回転速度を検出するエンコーダと、
前記歯車部及び前記軸部を収容するとともに、内部に潤滑油が保持されたハウジングと、
前記ハウジングと前記軸部との間をシールするシール部材と、を備え、
前記軸部は、前記歯車部に一体形成されている第1軸部と、前記歯車部とは別体の第2軸部と、を有し、
前記シール部材は、前記第2軸部の外周面を支持し、
前記第2軸部は、前記第1軸部と接続される第1端部と、前記第1端部とは反対側に位置するとともに前記エンコーダと接続される第2端部と、を有し、
前記ハウジングには、前記第2軸部及び前記エンコーダの少なくとも一方が挿通される挿通孔が形成され、
前記第2軸部のうち、少なくとも前記シール部材によって支持される支持部から前記第2端部側は、防錆性を有する防錆部であることを特徴とする動力伝達機構。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記第1軸部及び前記第1端部のうち、一方は被圧入部を有し、他方は前記被圧入部に圧入される圧入部を有し、
前記圧入部が前記被圧入部に圧入されることにより、前記第1軸部と前記第1端部とが接続される、請求項1に記載の動力伝達機構。
【請求項3】
前記第1端部は前記圧入部を有し、
前記第1軸部は前記被圧入部を有する、請求項2に記載の動力伝達機構。
【請求項4】
前記防錆部は、前記第2軸部がめっき層で覆われることによって形成されており、
前記防錆部は、前記圧入部を含まない、請求項3に記載の動力伝達機構。
【請求項5】
前記防錆部は、前記第2軸部がめっき層で覆われることによって形成されている、請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載の動力伝達機構。
【請求項6】
前記ハウジングの外部から前記挿通孔を覆うカバー部材を備える、請求項1~請求項4のうちいずれか一項に記載の動力伝達機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力伝達機構に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
動力伝達機構は、入力された動力を伝達対象に伝達するものである。動力伝達機構は、例えば、金属製の歯車部と、金属製の軸部と、ハウジングと、シール部材と、を備える。歯車部は、動力が入力されることによって回転する。軸部は、歯車部と共に回転する。ハウジングは、歯車部及び軸部を収容するとともに、内部に潤滑油が保持されている。シール部材は、ハウジングと軸部との間をシールする。
【0003】
また、特許文献1にはエンコーダが開示されている。エンコーダに軸部が接続されることによって、エンコーダは軸部の回転速度を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-50768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
動力伝達機構にエンコーダを採用する場合、エンコーダを軸部に接続させるために、ハウジングには、軸部及びエンコーダの少なくとも一方が挿通される挿通孔が形成される。この際、軸部に空気が接触すると、空気中に含まれる水蒸気が軸部に付着することにより、軸部に錆が生じるおそれがある。軸部に錆が生じると、錆にシール部材が接することによってシール部材のシール機能が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する動力伝達機構は、入力された動力を伝達対象に伝達する動力伝達機構であって、前記動力が入力されることによって回転する金属製の歯車部と、前記歯車部と共に回転する金属製の軸部と、前記軸部に接続されるとともに、前記軸部の回転速度を検出するエンコーダと、前記歯車部及び前記軸部を収容するとともに、内部に潤滑油が保持されたハウジングと、前記ハウジングと前記軸部との間をシールするシール部材と、を備え、前記軸部は、前記歯車部に一体形成されている第1軸部と、前記歯車部とは別体の第2軸部と、を有し、前記シール部材は、前記第2軸部の外周面を支持し、前記第2軸部は、前記第1軸部と接続される第1端部と、前記第1端部とは反対側に位置するとともに前記エンコーダと接続される第2端部と、を有し、前記ハウジングには、前記第2軸部及び前記エンコーダの少なくとも一方が挿通される挿通孔が形成され、前記第2軸部のうち、少なくとも前記シール部材によって支持される支持部から前記第2端部側は、防錆性を有する防錆部であることを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、軸部のうち、空気が接触することで空気中に含まれる水蒸気が付着する部分にて、水蒸気の付着による錆が生じにくくなる。したがって、軸部に生じた錆に触れることでシール部材のシール機能が低下することを抑制できる。
【0008】
動力伝達機構において、前記第1軸部及び前記第1端部のうち、一方は被圧入部を有し、他方は前記被圧入部に圧入される圧入部を有し、前記圧入部が前記被圧入部に圧入されることにより、前記第1軸部と前記第1端部とが接続されていてもよい。
【0009】
上記構成によれば、仮に第1軸部及び第1端部のうち、一方に雌ねじを設け、他方に雄ねじを設けることで第1軸部と第1端部とを嵌合させる場合と比較して、軸部の回転時に、第1軸部と第1端部とが互いに位置ずれしにくい。したがって、第1軸部と第1端部とを好適に接続できる。
【0010】
動力伝達機構において、前記第1端部は前記圧入部を有し、前記第1軸部は前記被圧入部を有してもよい。
動力伝達機構において、前記防錆部は、前記第2軸部がめっき層で覆われることによって形成されており、前記防錆部は、前記圧入部を含まなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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