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公開番号2024152928
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2024140815,2021051883
出願日2024-08-22,2021-03-25
発明の名称配管構造
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16L 5/02 20060101AFI20241018BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】熱膨張部材が床スラブの上方に位置しても、火災時に管路を閉塞できる配管構造。
【解決手段】樹脂の集合継手10と、繊維状物の集合体である被覆材20とを有し、前記集合継手10は、上部接続管11と、前記上部接続管11の下方に位置する下部接続管12と、熱膨張部材とを有し、前記上部接続管11は、縦管接続部13と横管接続部14とを有し、前記下部接続管12は、前記上部接続管11から下方に向かい漸次窄まる傾斜管部17と、前記傾斜管部17の下方に位置する下側管部18とを有し、前記被覆材20は、前記傾斜管部17の外周面の一部又は全部を覆い、前記熱膨張部材は、前記被覆材20よりも上方かつ前記横管接続部14の下方に位置し、床スラブ103に設置された際に、前記熱膨張部材の下端が、前記床スラブ103の上面と同等又は前記床スラブ103よりも高い位置であることよりなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂の集合継手と、繊維状物の集合体である被覆材とを有し、
前記集合継手は、上部接続管と、前記上部接続管の下方に位置する下部接続管と、熱膨張部材とを有し、
前記上部接続管は、縦管接続部と横管接続部とを有し、
前記下部接続管は、前記上部接続管から下方に向かい漸次窄まる傾斜管部と、前記傾斜管部の下方に位置する下側管部とを有し、
前記被覆材は、前記傾斜管部の外周面の一部又は全部を覆い、
前記熱膨張部材は、前記被覆材よりも上方かつ前記横管接続部の下方に位置し、
床スラブに設置された際に、前記熱膨張部材の下端が、前記床スラブの上面と同等又は前記床スラブよりも高い位置である、配管構造。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記被覆材は、フェルトである、請求項1の配管構造。
【請求項3】
前記熱膨張部材は、前記集合継手の外周面を周回している、請求項1又は2に記載の配管構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配管構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鉛直上下方向の流路を有する管に、略水平方向に延びる横管の接続部を有する部材(集合継手)を有する配管構造において、火災時に耐火性を発現させる方法が提示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1の配管構造では、集合継手の外周面に熱膨張部材が位置し、かつ熱膨張部材は、床スラブの貫通孔内に位置している。火災時には、熱によって熱膨張部材が径方向の内方に膨張して、配管構造の管路を閉塞する。このため、特許文献1の発明は、火災時に火炎や煙等が配管構造を通じて上階に上昇するのを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-014769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上層階の設備の位置や規格を変えると、集合継手を床スラブの上方へずらす場合がある。集合継手を上方へずらすと、熱膨張部材が床スラブの上方に位置することとなり、火災時に熱膨張部材が管路を充分に閉塞できないおそれがある。このため、上層階の設計の自由度を高められない。
そこで、本発明は、熱膨張部材が床スラブの上方に位置しても、火災時に管路を閉塞できる配管構造を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の態様を有する。
<1>
樹脂の集合継手と、繊維状物の集合体である被覆材とを有し、
前記集合継手は、上部接続管と、前記上部接続管の下方に位置する下部接続管と、熱膨張部材とを有し、
前記上部接続管は、縦管接続部と横管接続部とを有し、
前記下部接続管は、前記上部接続管から下方に向かい漸次窄まる傾斜管部と、前記傾斜管部の下方に位置する下側管部とを有し、
前記被覆材は、前記傾斜管部の外周面の一部又は全部を覆い、
前記熱膨張部材は、前記被覆材よりも上方かつ前記横管接続部の下方に位置し、
床スラブに設置された際に、前記熱膨張部材の下端が、前記床スラブの上面と同等又は前記床スラブよりも高い位置である、配管構造。
<2>
前記被覆材は、フェルトである、<1>の配管構造。
<3>
前記熱膨張部材は、前記集合継手の外周面を周回している、<1>又は<2>に記載の配管構造。
【発明の効果】
【0007】
本発明の配管構造は、熱膨張部材が床スラブの上方に位置しても、火災時に管路を閉塞できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態の配管構造の一部を破断した正面図である。
本発明の第2の実施形態の配管構造の一部を破断した正面図である。
本発明の第3の実施形態の配管構造の一部を破断した側面図である。
図3の部分拡大図である。
本発明の第3の実施形態の配管構造の工程図である。
他の実施形態の配管構造の一部を破断した正面図である。
他の実施形態の配管構造の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の配管構造は、樹脂の集合継手と、繊維状物の集合体である被覆材と、熱膨張性部材とを有する。
以下、本発明に係る実施形態の配管構造について、図面を参照して説明する。
【0010】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態は、床スラブ103を貫通する集合継手10と、集合継手10の外周面を覆う被覆材20とを有する。
以下の説明において、縦管接続部13の中心軸線Oに沿う方向を軸方向といい、軸方向に沿う縦管接続部13の上部接続管11側を上方、下部接続管12側を下方という。また、軸方向から見た平面視で、中心軸線Oと直交する方向を径方向といい、軸方向から見た平面視で中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
(【0011】以降は省略されています)

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