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公開番号2024150494
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024108355,2021176864
出願日2024-07-04,2014-04-02
発明の名称骨成長の刺激における使用のための組成物
出願人ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
代理人個人,個人
主分類A23L 33/155 20160101AFI20241016BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】骨及び/又は軟骨の健康の維持のため、又は骨及び/又は軟骨障害の防止、緩和及び/又は処置のための使用のための組成物を提供する。
【解決手段】オレウロペインによる軟骨同化の刺激を増強するための使用のための、ビタミンD及び前記オレウロペインを含む組成物であって、800~1200IUのビタミンD及び0.01mg~1gのオレウロペインを含む組成物である。抗酸化剤、抗炎症性化合物、脂肪酸、プレバイオティック繊維、プロバイオティクス、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ミネラル、微量元素及びビタミンからなる群から選択される1種又は複数種のさらなる生物活性分子を含む、前記記載の使用のための組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
骨形成及び/又は軟骨同化に対する1種又は複数種のポリフェノールの効果を増強するための使用のための、ビタミンDを含む組成物。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記ポリフェノールはオレウロペイン及びヒドロキシチロソールのうちの1種又は複数種である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
1種又は複数種のポリフェノールによる骨形成及び/又は軟骨同化の刺激を増強するための使用のための、ビタミンD及び前記ポリフェノールを含む組成物。
【請求項4】
前記ポリフェノールはオレウロペイン及びヒドロキシチロソールのうちの1種又は複数種を含む、請求項3に記載の使用のための組成物。
【請求項5】
前記ポリフェノールはオレウロペイン及びヒドロキシチロソールを含む、請求項3又は4に記載の使用のための組成物。
【請求項6】
800~1200IUのビタミンD、0.01mg~1gのオレウロペイン、及び0.01mg~1gのヒドロキシチロソールを含む、請求項5に記載の使用のための組成物。
【請求項7】
抗酸化剤、抗炎症性化合物、脂肪酸、プレバイオティック繊維、プロバイオティクス、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ミネラル、微量元素及び/又はビタミンなどの1種又は複数種のさらなる生物活性分子を含む、請求項1、2又は3~6のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
【請求項8】
ミネラルカルシウム及び/又はマグネシウムを含む、請求項7に記載の使用のための組成物。
【請求項9】
前記使用は高齢化集団、特に高齢患者を対象とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
【請求項10】
前記使用は、骨形成及び/又は軟骨同化の刺激を増強することによる、骨形成及び/又は軟骨同化と骨吸収との関係のアンバランスに関連する障害の処置、緩和及び/又は予防における使用である、請求項1~9のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【発明の技術分野】
【0001】
本発明は、骨及び/又は軟骨の健康の維持のため、又は骨及び/又は軟骨障害の防止、緩和及び/又は処置のための組成物の使用に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【発明の背景】
【0002】
骨量は、生涯を通じて発達し、遺伝的、機械的及びホルモンのメカニズムによって調節されている。骨ミネラルの取得は子供の間に生じ、ピーク骨量は20歳頃に達成される。この期間中は、骨形成が骨吸収を上回っている。その後の人生で、特に閉経の頃、又は高齢者で、骨量、骨の微小構造、構造及び強度が徐々に失われることにつながる、骨吸収が過剰なより高い骨代謝回転により、骨量と骨質が損なわれる。
【0003】
骨を維持するためには、骨形成と骨吸収とのバランスを回復することが重要である。この骨の再構築過程は、骨形成細胞(骨芽細胞)と骨吸収細胞(破骨細胞)との緊密な相互作用を含む骨細胞レベルで調節されている。
【0004】
健康な成長したヒト又は動物では、骨芽細胞と破骨細胞の協調作用が、経時的な骨量の維持を可能にし、骨吸収と骨の新規合成による骨組織の再構築を同時に確かなものとしている。
【0005】
健康な成人では、破骨細胞と骨芽細胞の形成速度は、骨形成と骨吸収との間でバランスに影響を与える。しかし、骨粗鬆症の個体では、骨の再構築過程におけるアンバランスが生み出され、形成速度よりも速い速度で進行する骨の損失に至る。加齢に伴い、このアンバランスはほとんどの個体においてある程度は存在するが、骨粗鬆症の個体では、それははるかに重度であり、より若い年齢で発生する。
【0006】
このように、ヒト及び他の哺乳動物では、非常に様々な疾患が骨吸収と骨形成の代謝異常に関連しており、代謝又は骨の再構築のアンバランスにつながる。
【0007】
さらに、ヒト及び動物では、骨形成を増進させる必要性によって特徴付けられる多くの条件がある。例えば、骨折の場合には、骨の完全な修復を刺激するために骨の成長を刺激することが必要である。この必要性はまた、歯周病、骨の転移性疾患、骨溶解性疾患、及び(例えば、軟骨の欠陥又は外傷性障害の瘢痕又は再生に)結合組織の修復が必要とされる状態、において存在する。骨の成長の刺激はまた、糖尿病に関連する骨粗鬆症及びグルココルチコイドに関連する骨粗鬆症のみならず、1次及び2次性副甲状腺機能亢進症の場合においても必要とされる。
【0008】
今日では、骨形成を刺激する及び/又は骨吸収を阻害するための非常に様々な活性化合物が存在するが、特に現在の処置の限定的な成功のために、新規な活性化合物について一定の必要性がある。
【0009】
別の関節疾患は、高齢者の障害の第1の原因である骨関節炎である。現在、骨関節炎の治療法は無く、その治療法は症状の改善を狙った一時しのぎのものである。
【発明の概要】
【0010】
驚くべき方法で、本出願人は、ビタミンDと、オリーブの木に由来するポリフェノールであるヒドロキシチロソール及び/又はオレウロペインとの組み合わせが相乗的に作用して、骨形成及び/又は軟骨同化を刺激できることを示した。この組み合わせは、骨芽細胞の分化及び活性とコラーゲン合成の刺激を介して、軟骨同化のみならず骨形成も刺激できる。ビタミンDと、オレウロペイン及びヒドロキシチロソールのいずれか又は両方との組み合わせの添加により、強度が増加し且つ時間的に前方に移動する骨芽細胞の刺激(すなわち、刺激はいずれかの成分自身でよりも早期に誘発される。)が結果として生じる。本出願の内容では、ビタミンDの添加の効果は、骨形成及び/又は軟骨同化に対するポリフェノールの効果を「増強する」と言われている。
(【0011】以降は省略されています)

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