TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024120294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023026986
出願日2023-02-24
発明の名称バッター
出願人日本製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類A23L 7/157 20160101AFI20240829BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】
本発明の課題は、カツ類、唐揚げ類、コロッケ類、天麩羅類、フライ類等のフライ食品の製造に使用するバッターおいて、中種へのバッターの付着量を向上させ、衣の剥がれを防止し、かつ食感に優れたバッターを提供することである。
【解決手段】
バッターにセルロースナノファイバー(好ましくはカルボキシメチル置換度が0.01~0.50の範囲内であるカルボキシメチル化セルロースナノファイバー)を含有させる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
セルロースナノファイバーを含むバッター。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
セルロースナノファイバーがアニオン変性セルロースナノファイバーである請求項1記載のバッター。
【請求項3】
アニオン変性セルロースナノファイバーがカルボキシル基を有するセルロースナノファイバーまたはカルボキシアルキル基を有するセルロースナノファイバーである請求項1ないし2に記載のバッター。
【請求項4】
アニオン変性セルロースナノファイバーが、カルボキシメチル置換度が0.01~0.50の範囲内であるカルボキシメチル化セルロースナノファイバーである請求項3に記載のバッター。
【請求項5】
さらにカルボキシメチル化セルロースを含有する請求項1ないし2に記載のバッター。
【請求項6】
バッターを、カツ類、唐揚げ類、コロッケ類、天麩羅類、フライ類からなる群より選ばれた1種の衣材に使用する、請求項1ないし2に記載のバッター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フライ食品の製造に使用するセルロースナノファイバーを含むバッターに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
フライ食品は小麦粉等を主成分とするバッターを衣材とした肉や魚を油ちょうして製造される。フライ食品の衣の風味や食感を改善するために、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体を含有させたバッターが提案されている(特許文献1)。また、フライ食品の食感を改善するためにメチルセルロースを添加したバッター(特許文献2)、油ちょう後の衣の結着性、食感を改善するために結晶セルロース及びキサンタンガムを添加したバッター用プレミクス(特許文献3)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2023/282073号公報
特開2001-103197号公報
特開2013-118819号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1や特許文献2の方法においては、中種へのバッター付着量が不十分であり、あるいはフライ食品の衣の剥がれを防止することが不十分であり、また、食感が低下することがあった。
【0005】
そこで、本発明はフライ食品製造において、中種へのバッターの付着量を向上させ、衣の剥がれを防止し、かつ食感に優れたフライ食品に使用するバッターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、かかる目的を達成するため鋭意検討した結果、セルロースナノファイバー(CNF)を配合することが有効であることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
本発明は以下を提供する。
(1) セルロースナノファイバーを含むバッター。
(2) セルロースナノファイバーがアニオン変性セルロースナノファイバーである(1)記載のバッター。
(3) アニオン変性セルロースナノファイバーがカルボキシル基を有するセルロースナノファイバーまたはカルボキシアルキル基を有するセルロースナノファイバーである(1)ないし(2)に記載のバッター。
(4) アニオン変性セルロースナノファイバーが、カルボキシメチル置換度が0.01~0.50の範囲内であるカルボキシメチル化セルロースナノファイバーである(3)に記載のバッター。
(5) さらにカルボキシメチル化セルロースを含有する(1)ないし(2)に記載のバッター。
(6) バッターを、カツ類、唐揚げ類、コロッケ類、天麩羅類、フライ類からなる群より選ばれた1種の衣材に使用する、(1)ないし(2)に記載のバッター。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、中種へのバッターの付着量を向上させ、衣の剥がれを防止し、かつ食感にも優れるバッターを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明において「~」は端値を含む。すなわち「X~Y」はその両端の値XおよびYを含む。
【0010】
本発明のバッターはフライ食品の衣材に使用される。バッターは、通常、小麦粉、片栗粉、澱粉、市販のバッターミックス等のなどの粉体を主成分とする衣材、及び水を含み、フライ食品の種類に応じて、さらにパン粉、卵、調味料等を使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本製紙株式会社
上質紙
16日前
日本製紙株式会社
ヒートシール紙
3日前
日本製紙株式会社
山林苗の生産方法
1か月前
日本製紙株式会社
ヒートシール用感熱記録体
3日前
日本製紙株式会社
ヒートシール紙
3日前
個人
柑橘系炭酸飲料水
1か月前
株式会社東洋新薬
組成物
9日前
不二製油株式会社
発酵乳
1か月前
池田食研株式会社
風味改善剤
1か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
不二製油株式会社
チーズ様食品
1か月前
ソマール株式会社
魚肉加工食品
1か月前
不二製油株式会社
油脂の製造方法
1か月前
不二製油株式会社
被覆用油性食品
1か月前
株式会社ニッピ
気分状態の改善剤
17日前
アクア株式会社
冷蔵庫
1か月前
池田食研株式会社
圧縮成型肉様食品
1か月前
日本製紙株式会社
麺類
1か月前
SoPros株式会社
冷え性改善剤
1か月前
株式会社ノエビア
免疫賦活用組成物
1か月前
一丸ファルコス株式会社
経口用組成物
1か月前
日本製紙株式会社
畜肉様組成物
1か月前
不二製油株式会社
冷菓用チョコレート類
1か月前
三井農林株式会社
顆粒状茶葉の製造方法
1か月前
SoPros株式会社
血管柔軟性改善剤
1か月前
不二製油株式会社
チョコレート類用油脂
1か月前
不二製油株式会社
水中油型乳化物用油脂
1か月前
個人
調味料及び調味料の製造方法
16日前
不二製油株式会社
クリームチーズ様食品
1か月前
不二製油株式会社
チョコレート類用油脂
1か月前
株式会社小善本店
海苔製品
1か月前
個人
健康、緑黄丼の具 レトルトパック
4日前
松谷化学工業株式会社
新規の澱粉分解物
1か月前
株式会社中西製作所
盛付方法及び盛付装置
1か月前
株式会社バンダイ
菓子及び菓子の製造方法
18日前
不二製油株式会社
打錠剤用粉末油脂組成物
1か月前
続きを見る