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公開番号
2024149375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2024002314
出願日
2024-01-11
発明の名称
マルチアクチュエータハードディスクドライブにおけるピーク電力消費の低減
出願人
ウェスタン デジタル テクノロジーズ インコーポレーテッド
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
G11B
20/10 20060101AFI20241010BHJP(情報記憶)
要約
【課題】マルチアクチュエータハードディスクドライブにおけるピーク電力消費を低減するためのアプローチを提供する。
【解決手段】マルチアクチュエータハードディスクドライブに対応する複数のLUN間のバックグラウンドアクティビティプロセスのコンテキストにおける排他的動作アプローチは、バックグラウンド動作が異なるLUNにわたって同時に実行されることが許可されないようにバックグラウンド動作を制御することにより、関連する電力ピークを回避し、複数のLUN間でバックグラウンドアクティビティの進行を整列させ、各LUNに対する1つ以上のバックグラウンドアクティビティ、例えばバックグラウンドメディアスキャン(BMS)の進行を管理することで、マルチアクチュエータドライブの電力消費を低減する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ホストアドレス可能なメモリの第1の論理ユニットに関連付けられ、対応する第1のセットのディスクメディア表面上で動作するように構成される第1のアクチュエータアセンブリと、
ホストアドレス可能なメモリの第2の論理ユニットに関連付けられ、対応する第2のセットのディスクメディア表面上で動作するように構成される第2のアクチュエータアセンブリと、
前記第1のアクチュエータアセンブリ及び前記第2のアクチュエータアセンブリと通信可能に結合された電子コントローラであって、
前記メモリの第1の論理ユニットに関連付けて、前記メモリの第1の論理ユニットに対応する繰り返しバックグラウンドプロセスを開始するための第1の要求を受信し、
前記第1の要求に応答して、前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスの開始を許可し、
前記メモリの第2の論理ユニットに関連付けて、前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記繰り返しバックグラウンドプロセスを開始するための第2の要求を受信し、
前記第2の要求に応答して、前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスが完了していると判定することに応えて、前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスの開始を許可するか、または前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスが完了していないと判定することに応えて、前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスの開始を許可しないように構成される電子コントローラと、を備える、データ記憶装置。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、
前記メモリの第1の論理ユニットに関連付けて、前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスが完了しているという通知を受信するようにさらに構成される、請求項1に記載のデータ記憶装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記第2の要求に応答する前に、前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスのステータスを判定するようにさらに構成される、請求項1に記載のデータ記憶装置。
【請求項4】
前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスの開始を許可することは、前記メモリの第1の論理ユニットの第1の部分のみでの前記バックグラウンドプロセスの開始を許可することを含み、
前記コントローラは、
前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスの開始を許可することに続いて、前記メモリの第1の論理ユニットに関連付けて、前記メモリの第1の論理ユニットの第2の部分に対応する前記バックグラウンドプロセスを再開するための後続の要求を受信し、
前記後続の要求に応答して、前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスが完了していると判定することに応えて、前記メモリの第1の論理ユニットの前記第2の部分に対応する前記バックグラウンドプロセスの再開を許可するか、または前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスが完了していないと判定することに応えて、前記メモリの第1の論理ユニットの前記第2の部分に対応する前記バックグラウンドプロセスの再開を許可しないようにさらに構成される、請求項1に記載のデータ記憶装置。
【請求項5】
前記メモリの第1の論理ユニットの前記第1の部分及び前記第2の部分の各々は、前記メモリの第1の論理ユニットに対応する物理メモリのそれぞれの固定ブロックである、請求項4に記載のデータ記憶装置。
【請求項6】
前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記繰り返しバックグラウンドプロセスは、前記第1のセットのディスクメディア表面のバックグラウンドメディアスキャンであり、
前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記繰り返しバックグラウンドプロセスは、前記第2のセットのディスクメディア表面のバックグラウンドメディアスキャンである、請求項1に記載のデータ記憶装置。
【請求項7】
マルチアクチュエータハードディスクドライブ用のコントローラ回路であって、1つ以上のプロセッサによって実行されると、
前記マルチアクチュエータハードディスクドライブのメモリの第1の論理ユニットに関連付けて、前記メモリの第1の論理ユニットに対応する繰り返しバックグラウンドプロセスを開始するための第1の要求を受信し、
前記第1の要求に応答して、前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスの開始を許可し、
前記マルチアクチュエータハードディスクドライブのメモリの第2の論理ユニットに関連付けて、前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記繰り返しバックグラウンドプロセスを開始するための第2の要求を受信し、
前記第2の要求に応答して、前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスが完了していると判定することに応えて、前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスの開始を許可するか、または前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスが完了していないと判定することに応えて、前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスの開始を許可しないパフォーマンスを引き起こす1つ以上の命令シーケンスを記憶またはアクセスする、コントローラ回路。
【請求項8】
前記1つ以上の命令シーケンスは、1つ以上のプロセッサによって実行されると、
前記メモリの第1の論理ユニットに関連付けて、前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスが完了しているという通知を受信する、さらなるパフォーマンスを引き起こす、請求項7に記載のコントローラ回路。
【請求項9】
前記1つ以上の命令シーケンスは、1つ以上のプロセッサによって実行されると、
前記第2の要求に応答する前に、前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスのステータスを判定する、さらなるパフォーマンスを引き起こす、請求項7に記載のコントローラ回路。
【請求項10】
前記メモリの第1の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスの開始を許可することは、前記メモリの第1の論理ユニットの第1の部分のみでの前記バックグラウンドプロセスの開始を許可することを含み、前記1つ以上の命令シーケンスは、1つ以上のプロセッサによって実行されると、
前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスの開始を許可することに続いて、前記メモリの第1の論理ユニットに関連付けて、前記メモリの第1の論理ユニットの第2の部分に対応する前記バックグラウンドプロセスを再開するための後続の要求を受信し、
前記後続の要求に応答して、前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスが完了していると判定することに応えて、前記メモリの第1の論理ユニットの前記第2の部分に対応する前記バックグラウンドプロセスの再開を許可するか、または前記メモリの第2の論理ユニットに対応する前記バックグラウンドプロセスが完了していないと判定することに応えて、前記メモリの第1の論理ユニットの前記第2の部分に対応する前記バックグラウンドプロセスの再開を許可しない、さらなるパフォーマンスを引き起こす、請求項7に記載のコントローラ回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、概して、ハードディスクドライブなどのデータ記憶装置に関し、特に、マルチアクチュエータハードディスクドライブにおけるピーク電力消費を低減するためのアプローチに関することができる。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ハードディスクドライブ(HDD)は、保護筐体に収容され、磁気面を有する1つ以上の円形ディスクにデジタル符号化されたデータを記憶する不揮発性記憶装置である。HDDが動作している間、各磁気記録ディスクはスピンドルシステムによって急速に回転される。データは、アクチュエータによってディスクの特定の位置に配置された読み取り/書き込み変換器(または読み取り/書き込み「ヘッド」)を使用することで、磁気記録ディスクから読み取られ、磁気記録ディスクに書き込まれる。読み取り/書き込みヘッドは、磁場を利用して、磁気記録ディスクの表面にデータを書き込み、磁気記録ディスクの表面からデータを読み取る。書き込みヘッドは、そのコイルを流れる電流によって磁場を生成することで作動する。電気パルスは、正の電流と負の電流の異なるパターンで、書き込みヘッドに送信される。書き込みヘッドのコイルにおける電流は、ヘッドと磁気ディスクとの間のギャップにわたって局所的な磁場を生成し、当該磁場が次に記録メディア上の小さな領域を磁化する。
【0003】
面密度(ディスク表面の所与の領域に記憶され得る情報ビット数の尺度)を高めることは、ハードディスクドライブ技術の進化の継続的な目標の1つである。近年、HDDの面密度の増加は、過去数年間の傾向に追いついていない。これにより、メカニックの負担は、規定のフォームファクタ内でディスク数を増やすことによって容量の増加を促進することにシフトしてきた。一つの形態では、この目標は、エンタープライズ、クラウドコンピューティング/ストレージ、及びデータセンター環境のコンテキストにおいて特に魅力的な大容量HDDのタイプで顕現される。しかしながら、大容量HDDの性能は、必ずしも容量の増加に対応してスケールアップされているわけではない。複数のクラスタ化されたノードを有するデータセンターなどのクラスタ環境では、大容量HDDは、レイテンシが高いため、記憶されたデータへのアクセスが遅くなり、それにより、大容量HDDの魅力が制限される。これらのHDDが、主にハイパースケール環境におけるデータセンター内のニアラインストレージに使用されるため、これらの大容量ドライブの性能は、レイテンシを最小限に抑えるために、IOPs(1秒当たりの入出力動作)密度要件(いくつかの例では、同様にIOPs/TBと呼ばれる)も満たす必要がある。
【0004】
大容量HDDの性能を向上させるための1つのアプローチは、独立して動作する複数のアクチュエータが、独立して同時にディスクスタックの複数の記録ディスクから読み取る、及び/または、ディスクスタックの複数の記録ディスクに書き込むために、単一の共有ピボットシャフトに組み立てられる、マルチアクチュエータシステムの実装である。ホストシステムがこのフィーチャを容易に使用できるために、典型的には、マルチLUN技術を採用して、複数のLUN(論理ユニット、または論理ユニット番号)を1つのHDD内で定義し、各LUNについてコマンドを発行し、そのうち、各LUNは、典型的には、それぞれのアクチュエータによってサービスされる物理メモリに論理的にマッピングされる。しかし、マルチアクチュエータHDDが直面する課題の1つは、電力消費の増加である。例えば、ディスクスピンドルモータなどの共通部品として機能し得るものを除いて、マルチアクチュエータHDDの電力消費は、メディアアクセス動作中のLUNの数でほぼ乗算される。また、このスペースの顧客は通常、電力消費に非常に敏感である。
【0005】
本セクションで記載され得る任意のアプローチは、追求できるアプローチであるが、必ずしも以前に考案または追求されたアプローチであるとは限らない。したがって、別段の指示がない限り、このセクションに記載されたアプローチのいずれかが、単に本セクションに含まれるという理由だけで先行技術として認められると想定されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態は、限定的ではなく、例として添付図面の図に示されており、図中、同様の参照番号は、同様の要素を指す。
【0007】
一実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)を示す平面図である。
【0008】
一実施形態に係る例示的なマルチアクチュエータアセンブリを示す分解斜視図である。
【0009】
一実施形態に係るデュアルアクチュエータハードディスクドライブを示すブロック図である。
【0010】
一実施形態に係るデュアルLUN HDDにおけるバックグラウンド電力消費を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)
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