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公開番号2024132118
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042789
出願日2023-03-17
発明の名称半導体記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類G11C 16/10 20060101AFI20240920BHJP(情報記憶)
要約【課題】信頼性の高い半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、基板と、複数のメモリブロックと、第1配線と、制御回路とを備える。複数のメモリブロックは、第1及び第2メモリセルと、第1及び第2ワード線とを備える。制御回路は、第1書込動作、第2書込動作及び消去動作を実行可能に構成される。第1書込動作は、第1ワード線に第1プログラム電圧を、第2ワード線に書込パス電圧を供給する、第1書込動作の開始後に最初に実行される第1プログラム動作を含む。第2書込動作は、第1ワード線に第1プログラム電圧よりも大きい第2プログラム電圧を、第2ワード線に書込パス電圧を供給する、第2書込動作の開始後に最初に実行される第2プログラム動作を含む。消去動作は、消去電圧供給動作と、消去ベリファイ動作とを含む。制御回路は、消去ベリファイ動作の結果を示す値に応じて、第1又は第2書込動作を実行する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板の表面と交差する第1方向に前記基板と並び、前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ複数のメモリブロックと、
前記複数のメモリブロックに対して、前記第1方向の一方側に設けられた第1配線と、
前記複数のメモリブロック及び前記第1配線に電気的に接続された制御回路と
を備え、
前記複数のメモリブロックは、それぞれ、
前記第1配線に電気的に直列に接続された第1メモリセル及び第2メモリセルと、
前記第1メモリセルに電気的に接続された第1ワード線と、
前記第2メモリセルに電気的に接続された第2ワード線と
を備え、
前記制御回路は、第1書込動作、第2書込動作及び消去動作を実行可能に構成され、
前記第1書込動作は、前記第1ワード線に対して第1プログラム電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記第1プログラム電圧よりも小さい書込パス電圧を供給する、前記第1書込動作の開始後に最初に実行される第1プログラム動作を含み、
前記第2書込動作は、前記第1ワード線に対して前記第1プログラム電圧よりも大きい第2プログラム電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記書込パス電圧を供給する、前記第2書込動作の開始後に最初に実行される第2プログラム動作を含み、
前記消去動作は、
前記第1配線に対して消去電圧を供給する消去電圧供給動作と、
前記消去電圧供給動作の実行後、前記第1ワード線に対して前記書込パス電圧よりも小さい消去ベリファイ電圧を供給する消去ベリファイ動作と
を含み、
前記制御回路は、前記消去ベリファイ動作の結果を示す値に応じて、前記第1書込動作又は前記第2書込動作を実行する
半導体記憶装置。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記制御回路は、第1記憶領域を含み、
前記消去ベリファイ動作の結果を示す値は、前記第1記憶領域に保持される
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記第1書込動作は、前記第1ワード線に対して第1ベリファイ電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記書込パス電圧よりも小さい読出パス電圧を供給する、前記第1プログラム動作より後に実行される第1ベリファイ動作を含み、
前記第2書込動作は、前記第1ワード線に対して前記第1ベリファイ電圧よりも大きい第2ベリファイ電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記読出パス電圧を供給する、前記第2プログラム動作より後に実行される第2ベリファイ動作を含む
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記制御回路は、第1読出動作及び第2読出動作を実行可能に構成され、
前記第1読出動作は、前記第1ワード線に対して第1読出電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記書込パス電圧よりも小さい読出パス電圧を供給し、
前記第2読出動作は、前記第1ワード線に対して前記第1読出電圧よりも大きい第2読出電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記読出パス電圧を供給し、
前記制御回路は、
前記第1書込動作が実行された前記メモリブロックに対しては前記第1読出動作を実行し、
前記第2書込動作が実行された前記メモリブロックに対しては前記第2読出動作を実行する
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記第1記憶領域は第1領域及び第2領域を含み、
前記消去動作においては、
前記複数のメモリブロックのうち1つである第1メモリブロックに対する、前記消去ベリファイ動作の結果を示す値を、前記第1領域に保持させ、
前記複数のメモリブロックのうち1つである第2メモリブロックに対する、前記消去ベリファイ動作の結果を示す値を、前記第2領域に保持させ、
前記制御回路は、前記第1領域の前記消去ベリファイ動作の結果を示す値に応じて、前記第1メモリブロックに対して、前記第1書込動作又は前記第2書込動作を実行し、
前記制御回路は、前記第2領域の前記消去ベリファイ動作の結果を示す値に応じて、前記第2メモリブロックに対して、前記第1書込動作又は前記第2書込動作を実行する
請求項2記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記メモリブロックは、
前記第1方向に並ぶ複数の導電層と、
前記第1方向に延伸し、前記複数の導電層に対向する半導体部と、
前記複数の導電層と、前記半導体部と、の間に設けられた電荷蓄積膜と
を備え、
前記複数の導電層のうちの一つは、前記第1ワード線として機能し、
前記複数の導電層のうちの他の一つは、前記第2ワード線として機能する
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
基板と、
前記基板の表面と交差する第1方向に前記基板と並び、前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ複数のメモリブロックと、
前記複数のメモリブロックに対して、前記第1方向の一方側に設けられた第1配線と、
前記複数のメモリブロック及び前記第1配線に電気的に接続された制御回路と
を備え、
前記複数のメモリブロックは、それぞれ、
前記第1配線に電気的に直列に接続された第1メモリセル及び第2メモリセルと、
前記第1メモリセルに電気的に接続された第1ワード線と、
前記第2メモリセルに電気的に接続された第2ワード線と、
を備え、
前記制御回路は、第1書込動作、第2書込動作及びプリリード動作を実行可能に構成され、
前記第1書込動作は、前記第1ワード線に対して第1プログラム電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記第1プログラム電圧よりも小さい書込パス電圧を供給する、前記第1書込動作の開始後に最初に実行される第1プログラム動作を含み、
前記第2書込動作は、前記第1ワード線に対して前記第1プログラム電圧よりも大きい第2プログラム電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記書込パス電圧を供給する、前記第2書込動作の開始後に最初に実行される第2プログラム動作を含み、
前記プリリード動作は、
前記第1書込動作の前及び前記第2書込動作の前に実行され、
前記第1ワード線に対して前記書込パス電圧よりも小さい第1電圧を供給し、
前記制御回路は、前記プリリード動作の結果を示す値に応じて、前記第1書込動作又は前記第2書込動作を実行する
半導体記憶装置。
【請求項8】
前記第1書込動作は、前記第1ワード線に対して第1ベリファイ電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記書込パス電圧よりも小さい読出パス電圧を供給する、前記第1プログラム動作より後に実行される第1ベリファイ動作を含み、
前記第2書込動作は、前記第1ワード線に対して前記第1ベリファイ電圧よりも大きい第2ベリファイ電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記読出パス電圧を供給する、前記第2プログラム動作より後に実行される第2ベリファイ動作を含む
請求項7記載の半導体記憶装置。
【請求項9】
前記制御回路は、第1読出動作及び第2読出動作を実行可能に構成され、
前記第1読出動作は、前記第1ワード線に対して第1読出電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記書込パス電圧よりも小さい読出パス電圧を供給し、
前記第2読出動作は、前記第1ワード線に対して前記第1読出電圧よりも大きい第2読出電圧を供給し、前記第2ワード線に対して前記読出パス電圧を供給し、
前記制御回路は、
前記第1書込動作が実行された前記メモリブロックに対しては前記第1読出動作を実行し、
前記第2書込動作が実行された前記メモリブロックに対しては前記第2読出動作を実行する
請求項7記載の半導体記憶装置。
【請求項10】
前記メモリブロックは、
前記第1方向に並ぶ複数の導電層と、
前記第1方向に延伸し、前記複数の導電層に対向する半導体部と、
前記複数の導電層と、前記半導体部と、の間に設けられた電荷蓄積膜と
を備え、
前記複数の導電層のうちの一つは、前記第1ワード線として機能し、
前記複数の導電層のうちの他の一つは、前記第2ワード線として機能する
請求項7記載の半導体記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
基板と、基板と並ぶ複数のメモリブロックと、複数のメモリブロックに電気的に接続された制御回路と、を備える半導体記憶装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-9511号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
信頼性の高い半導体記憶装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一の実施形態に係る半導体記憶装置は、基板と、基板の表面と交差する第1方向に基板と並び、第1方向と交差する第2方向に並ぶ複数のメモリブロックと、複数のメモリブロックに対して、第1方向の一方側に設けられた第1配線と、複数のメモリブロック及び第1配線に電気的に接続された制御回路とを備える。複数のメモリブロックは、それぞれ、第1配線に電気的に直列に接続された第1メモリセル及び第2メモリセルと、第1メモリセルに電気的に接続された第1ワード線と、第2メモリセルに電気的に接続された第2ワード線とを備える。制御回路は、第1書込動作、第2書込動作及び消去動作を実行可能に構成される。第1書込動作は、第1ワード線に対して第1プログラム電圧を供給し、第2ワード線に対して第1プログラム電圧よりも小さい書込パス電圧を供給する、第1書込動作の開始後に最初に実行される第1プログラム動作を含む。第2書込動作は、第1ワード線に対して第1プログラム電圧よりも大きい第2プログラム電圧を供給し、第2ワード線に対して書込パス電圧を供給する、第2書込動作の開始後に最初に実行される第2プログラム動作を含む。消去動作は、第1配線に対して消去電圧を供給する消去電圧供給動作と、消去電圧供給動作の実行後、第1ワード線に対して書込パス電圧よりも小さい消去ベリファイ電圧を供給する消去ベリファイ動作とを含む。制御回路は、消去ベリファイ動作の結果を示す値に応じて、第1書込動作又は第2書込動作を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
メモリシステム10の構成を示す模式的なブロック図である。
メモリダイMDの構成を示す模式的なブロック図である。
メモリダイMDの一部の構成を示す模式的な回路図である。
メモリダイMDの一部の構成を示す模式的な斜視図である。
図4の一部の構成を示す模式的な拡大図である。
1ビットのデータが記録されるメモリセルMCのしきい値電圧について説明するための模式的なヒストグラムである。
消去フローについて説明するためのフローチャートである。
消去動作について説明するためのフローチャートである。
消去動作について説明するためのタイミングチャートである。
消去動作について説明するための模式的な断面図である。
消去ベリファイ動作について説明するための模式的な断面図である。
書込フロー(1)について説明するためのフローチャートである。
書込動作について説明するためのフローチャートである。
ループ回数n

とプログラム電圧V
PGM1
との関係を説明するための図である。
第1プログラム動作を含む書込動作について説明するためのタイミングチャートである。
プログラム動作について説明するための模式的な断面図である。
ベリファイ動作について説明するための模式的な断面図である。
ループ回数n

とプログラム電圧V
PGM2
との関係を説明するための図である。
第2プログラム動作を含む書込動作について説明するためのタイミングチャートである。
読出フロー(1)について説明するためのフローチャートである。
読出動作について説明するためのタイミングチャートである。
読出動作について説明するための模式的な断面図である。
比較例に係る半導体記憶装置について説明するための模式的なヒストグラムである。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の効果について説明するための模式的なヒストグラムである。
第1実施形態の変形例1について説明するためのフローチャートである。
第1実施形態の変形例1について説明するためのタイミングチャートである。
第1実施形態の変形例2について説明するためのフローチャートである。
第1実施形態の変形例3について説明するためのフローチャートである。
第1実施形態の変形例3について説明するためのタイミングチャートである。
第2実施形態について説明するためのフローチャートである。
第3実施形態について説明するためのフローチャートである。
第4実施形態について説明するための模式的なヒストグラム及び表である。
第4実施形態について説明するためのタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
次に、実施形態に係る半導体記憶装置を、図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実施形態はあくまでも一例であり、本発明を限定する意図で示されるものではない。
【0008】
また、本明細書において「半導体記憶装置」と言った場合には、メモリダイ(メモリチップ)を意味する事もあるし、メモリカード、SSD等の、コントローラダイを含むメモリシステムを意味する事もある。更に、スマートホン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の、ホストコンピュータを含む構成を意味する事もある。
【0009】
また、本明細書において「制御回路」と言った場合には、メモリダイに設けられたシーケンサ等の周辺回路を意味する事もあるし、メモリダイに接続されたコントローラダイ又はコントローラチップ等を意味する事もあるし、これらの双方を含む構成を意味する事もある。
【0010】
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成に「電気的に接続されている」と言った場合、第1の構成は第2の構成に直接接続されていても良いし、第1の構成が第2の構成に配線、半導体部材又はトランジスタ等を介して接続されていても良い。例えば、3つのトランジスタを直列に接続した場合には、2つ目のトランジスタがOFF状態であったとしても、1つ目のトランジスタは3つ目のトランジスタに「電気的に接続」されている。
(【0011】以降は省略されています)

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