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公開番号2025018286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121861
出願日2023-07-26
発明の名称磁気記録装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類G11B 5/31 20060101AFI20250130BHJP(情報記憶)
要約【課題】記録密度の向上が可能な磁気記録装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、磁気記録装置は、磁気ヘッド及び磁気記録媒体を含む。磁気ヘッドは、第1磁極と、第2磁極と、第1磁極と第2磁極との間に設けられた磁気素子と、を含む。磁気素子は、第1磁性層と第2磁性層とを含む。磁気素子は、第1磁極から第2磁極への第1方向における第1磁性層と第2磁性層との間の中点を含む。第1比r1及び第2比r2は、-0.26×r1+0.60 ≦ r2 ≦ -0.26×r2+0.70を満たす。第1比r1は、第1磁極と中点との間の第2距離L2の、第1磁極と第2磁極との間の第1距離L1に対する比である。第2比r2は、磁気記録媒体の動的保磁力Hc0の、平均異方性磁界Hkに対する比である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1磁極と、
第2磁極と、
前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられた磁気素子と、
を含む磁気ヘッドであって、
前記磁気素子は、
第1磁性層と、
前記第1磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第2磁性層と、
を含む、前記磁気ヘッドと、
磁気記録媒体と、
を備え、
前記磁気素子は、前記第1磁極から前記第2磁極への第1方向における前記第1磁性層と前記第2磁性層との間の中点を含み、
第1比r1及び第2比r2は、
-0.26×r1+0.60 ≦ r2 ≦ -0.26×r2+0.70
を満たし、
前記第1比r1は、前記第1方向における前記第1磁極と前記中点との間の第2距離L2の、前記第1方向における前記第1磁極と前記第2磁極との間の第1距離L1に対する比であり、
前記第2比r2は、前記磁気記録媒体の動的保磁力Hc0の、前記磁気記録媒体の平均異方性磁界Hkに対する比である、磁気記録装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記磁気素子は、
前記第1磁極と前記第1磁性層との間に設けられた第3磁性層と、
前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に設けられた第4磁性層と、
をさらに含み、
前記第1磁性層の前記第1方向に沿う第1磁性層厚は、前記第3磁性層の前記第1方向に沿う第3磁性層厚よりも厚く、
前記第2磁性層の前記第1方向に沿う第2磁性層厚は、前記第4磁性層の前記第1方向に沿う第4磁性層厚よりも厚い、請求項1に記載の磁気記録装置。
【請求項3】
前記磁気素子は、
前記第1磁性層と前記第4磁性層との間に設けられた第1非磁性層と、
前記第4磁性層と前記第2磁性層との間に設けられた第2非磁性層と、
前記第1磁極と前記第3磁性層との間に設けられた第3非磁性層と、
前記第3磁性層と前記第1磁性層との間に設けられた第4非磁性層と、
前記第2磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第5非磁性層と、
をさらに含む、請求項2に記載の磁気記録装置。
【請求項4】
前記第1非磁性層は、前記第1磁性層及び前記第4磁性層と接し、
前記第2非磁性層は、前記第4磁性層及び前記第2磁性層と接し、
前記第3非磁性層は、前記第1磁極及び前記第3磁性層と接し、
前記第4非磁性層は、前記第3磁性層及び前記第1磁性層と接し、
前記第5非磁性層は、前記第2磁性層及び前記第2磁極と接する、請求項3に記載の磁気記録装置。
【請求項5】
前記第1非磁性層は、Cu、Au、Cr、Al、V及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第2非磁性層は、Cu、Au、Cr、Al、V及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第3非磁性層は、Cu、Au、Cr、Al、V及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第4非磁性層は、Ru、Ir、Ta、Rh、 Pd、Pt及びWよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第5非磁性層は、Ru、Ir、Ta、Rh、 Pd、Pt及びWよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項3に記載の磁気記録装置。
【請求項6】
前記第1非磁性層は、Ru、Ir、Ta、Rh、 Pd、Pt及びWよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第2非磁性層は、Cu、Au、Cr、Al、V及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第3非磁性層は、Cu、Au、Cr、Al、V及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第4非磁性層は、Cu、Au、Cr、Al、V及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第5非磁性層は、Ru、Ir、Ta、Rh、 Pd、Pt及びWよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項4に記載の磁気記録装置。
【請求項7】
前記第1非磁性層は、Ru、Ir、Ta、Rh、 Pd、Pt及びWよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第2非磁性層は、Cu、Au、Cr、Al、V及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第3非磁性層は、Ru、Ir、Ta、Rh、 Pd、Pt及びWよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第4非磁性層は、Cu、Au、Cr、Al、V及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第5非磁性層は、Ru、Ir、Ta、Rh、 Pd、Pt及びWよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項3に記載の磁気記録装置。
【請求項8】
前記平均異方性磁界Hkは、17300Oe以上21200Oe以下であり、
前記動的保磁力Hc0は、7500Oe以上11000Oe以下である、請求項1~7のいずれか1つに記載の磁気記録装置。
【請求項9】
素子回路をさらに備え、
前記素子回路は、前記第1磁性層から前記第2磁性層への向きを有する素子電流を前記磁気素子に供給可能であり、
前記素子電流が前記磁気素子に供給されたときに、前記磁気素子から交番磁界が発生する、請求項1に記載の磁気記録装置。
【請求項10】
記録回路をさらに備え、
前記磁気ヘッドは、コイルをさらに含み、
前記記録回路は、前記コイルに記録電流を供給可能であり、
前記記録電流に応じた情報が前記磁気記録媒体に記録される、請求項1に記載の磁気記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、磁気記録装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
磁気ヘッドを用いて、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記録媒体に情報が記録される。磁気記録装置において、記録密度の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-129730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、記録密度の向上が可能な磁気記録装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、磁気記録装置は、磁気ヘッド及び磁気記録媒体を含む。前記磁気ヘッドは、第1磁極と、第2磁極と、前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられた磁気素子と、を含む。前記磁気素子は、第1磁性層と、前記第1磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第2磁性層と、を含む。前記磁気素子は、前記第1磁極から前記第2磁極への第1方向における前記第1磁性層と前記第2磁性層との間の中点を含む。第1比r1及び第2比r2は、-0.26×r1+0.60 ≦ r2 ≦ -0.26×r2+0.70を満たす。前記第1比r1は、前記第1方向における前記第1磁極と前記中点との間の第2距離L2の、前記第1方向における前記第1磁極と前記第2磁極との間の第1距離L1に対する比である。前記第2比r2は、前記磁気記録媒体の動的保磁力Hc0の、前記磁気記録媒体の平均異方性磁界Hkに対する比である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る磁気記録装置を例示する模式的断面図である。
図2は、第1実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的断面図である。
図3は、磁気記録装置の特性を例示するグラフ図である。
図4は、磁気記録装置の特性を例示するグラフ図である。
図5は、磁気記録装置の特性を例示するグラフである。
図6は、第1実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的断面図である。
図7は、第1実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的断面図である。
図8は、第1実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的断面図である。
図9は、第1実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的断面図である。
図10は、実施形態に係る磁気記録装置を例示する模式的斜視図である。
図11は、実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図12は、実施形態に係る磁気記録装置を例示する模式的斜視図である。
図13(a)及び図13(b)は、実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る磁気記録装置を例示する模式的断面図である。
図1に示すように、実施形態に係る磁気記録装置210は、磁気ヘッド110及び磁気記録媒体80を含む。磁気記録装置210は、制御部75を含んでも良い。磁気記録装置210において、少なくとも記録動作が行われる。記録動作において、磁気ヘッド110を用いて磁気記録媒体80に情報が記録される。
【0008】
磁気ヘッド110は、記録部60を含む。後述するように、磁気ヘッド110は、再生部を含んでも良い。記録部60は、第1磁極31、第2磁極32、磁気素子20を含む。
磁気ヘッド110は、コイル30cを含んで良い。磁気素子20は、第1磁極31と第2磁極32との間に設けられる。
【0009】
例えば、第1磁極31及び第2磁極32は、磁気回路を形成する。第1磁極31は、例えば、主磁極である。第2磁極32は、例えば、トレーリングシールドである。第1磁極31がトレーリングシールドで、第2磁極32が主磁極でも良い。
【0010】
磁気記録媒体80から磁気ヘッド110への方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。Z軸方向は、例えばハイト方向に対応する。X軸方向は、例えば、ダウントラック方向に対応する。Y軸方向は、例えば、クロストラック方向に対応する。ダウントラック方向に沿って、磁気記録媒体80と磁気ヘッド110とが相対的に移動する。磁気記録媒体80の所望の位置に、磁気ヘッド110から生じる記録磁界が印加される。磁気記録媒体80の所望の位置の磁化が、記録磁界に応じた方向に制御される。これにより、磁気記録媒体80に情報が記録される。
(【0011】以降は省略されています)

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