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公開番号2025050103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023158709
出願日2023-09-22
発明の名称磁気ディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G11B 19/00 20060101AFI20250327BHJP(情報記憶)
要約【課題】ライト性能が高い磁気ディスク装置を提供すること。
【解決手段】磁気ディスク装置のコントローラは、VCMが動作しているときのVCMの状態に基づいて磁気ヘッドのアンロード動作に要する電力量である第1電力量を計算する。コントローラは、第1電力量に基づいて第1設定値を計算する。コントローラは、揮発性メモリに格納され、未だ磁気ディスクにライトされていない第1データである第2データの量が第1設定値を越えるに応じて、第2データの一部または全部を磁気ディスクにライトする第1ライト動作を実行する。コントローラは、外部からの電力供給が途絶えた場合、第2モータの逆起電力によって発電された電力を用いて、アンロード動作と、第2データの不揮発性メモリへの退避と、を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
磁気ディスクと、
前記磁気ディスクに対してライトおよびリードを実行する磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクに対して半径方向に相対移動させる第1モータと、
前記磁気ディスクを回転させる第2モータと、
不揮発性メモリと、
ホスト装置から受信したデータである第1データが少なくとも前記磁気ディスクにライトするまで格納される揮発性メモリと、
前記第1モータが動作しているときの前記第1モータの第1状態に基づいて前記磁気ヘッドのアンロード動作に要する電力量である第1電力量を計算し、
前記第1電力量に基づいて第1設定値を計算し、
前記揮発性メモリに格納され、未だ前記磁気ディスクにライトされていない前記第1データである第2データの量が前記第1設定値を越えるに応じて、前記第2データの一部または全部を前記磁気ディスクにライトする第1ライト動作を実行し、
外部からの電力供給が途絶えた場合、前記第2モータの逆起電力によって発電された電力を用いて、前記アンロード動作と、前記第2データの前記不揮発性メモリへの退避と、を実行する、
コントローラと、
を備える磁気ディスク装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第1モータに供給されている電力にかかる電流値および電圧値を測定する第1測定回路をさらに備え、
前記第1状態は、それぞれは前記第1測定回路によって測定された前記電流値および前記電圧値であり、
前記コントローラは、前記第1状態に基づいて前記第1モータのコイル抵抗値である第1抵抗値を計算し、前記第1抵抗値に基づいて前記第1電力量を計算する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
前記第1モータのコイル温度を測定する第1温度センサをさらに備え、
前記第1状態は、前記第1温度センサによって測定された前記第1モータの前記コイル温度であり、
前記コントローラは、前記第1状態に基づいて前記第1モータのコイル抵抗値である第1抵抗値を計算し、前記第1抵抗値に基づいて前記第1電力量を計算する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記第2モータの逆起電力による発電電力量である第2電力量を取得し、前記第2電力量のうちの前記退避に使用可能な電力量である第3電力量を前記第1電力量に基づいて計算し、前記第3電力量に基づいて前記第1設定値を計算する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記第2モータが動作しているときの前記第2モータの第2状態に基づいて前記第2電力量を計算する、
請求項4に記載の磁気ディスク装置。
【請求項6】
前記第2モータに供給されている電力にかかる電流値および電圧値を測定する第2測定回路をさらに備え、
前記第2状態は、それぞれは前記第2測定回路によって測定された前記電流値および前記電圧値であり、
前記コントローラは、前記第2状態に基づいて前記第2モータのコイル抵抗値である第2抵抗値を計算し、前記第2抵抗値に基づいて前記第2電力量を計算する、
請求項5に記載の磁気ディスク装置。
【請求項7】
前記第2モータのコイル温度を測定する第2温度センサをさらに備え、
前記第2状態は、前記第2温度センサによって測定された前記第2モータの前記コイル温度であり、
前記コントローラは、前記第2状態に基づいて前記第2モータのコイル抵抗値である第2抵抗値を計算し、前記第2抵抗値に基づいて前記第2電力量を計算する、
請求項5に記載の磁気ディスク装置。
【請求項8】
前記磁気ディスクには、前記ホスト装置が使用可能な論理アドレスがマッピングされた第1領域と、第2領域と、がアロケートされ、
前記第1ライト動作は、前記第2データの一部または全部を前記第2領域にコピーする動作であり、
前記コントローラは、少なくとも前記第1ライト動作を実行していない期間に、前記揮発性メモリに格納された前記第1データである第3データを前記第1領域にライトする第2ライト動作を実行する、
請求項1から7の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
【請求項9】
外部からの電力供給が再開された場合、前記コントローラは、前記第2領域にライトされた前記第2データと、前記不揮発性メモリに退避された前記第2データと、を前記揮発性メモリに転送する、
請求項8に記載の磁気ディスク装置。
【請求項10】
磁気ディスクと、
前記磁気ディスクに対してライトおよびリードを実行する磁気ヘッドと、
前記磁気ディスクを回転させるモータと、
不揮発性メモリと、
ホスト装置から受信したデータである第1データが少なくとも前記磁気ディスクにライトするまで格納される揮発性メモリと、
前記モータが動作しているときの前記モータの状態に基づいて前記モータのコイル抵抗値である第1抵抗値を計算し、
前記第1抵抗値に基づいて前記モータの逆起電力による発電電力量である第1電力量を計算し、
前記第1電力量に基づいて第1設定値を計算し、
前記揮発性メモリに格納され、未だ前記磁気ディスクにライトされていない前記第1データである第2データの量が前記第1設定値を越えるに応じて、前記第2データの一部または全部を前記磁気ディスクにライトする第1ライト動作を実行し、
外部からの電力供給が途絶えた場合、前記モータの逆起電力によって発電された電力を用いて前記第2データの前記不揮発性メモリへの退避を実行する、
コントローラと、
を備える磁気ディスク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、磁気ディスク装置においては、ホストから受信したユーザデータは、いったん揮発性メモリに格納され、その後、揮発性メモリに格納されたユーザデータが磁気ディスクにライトされる。
【0003】
また、パワーロスプロテクション(Power Loss Protection:PLP)動作を実行可能な磁気ディスク装置が知られている。PLP動作では、パワーロスが起きたときに、揮発性メモリ内の未だ磁気ディスクにライトされていないユーザデータがバックアップ電力によって不揮発性メモリに退避(save)される。これによって、揮発性メモリ内の未だ磁気ディスクにライトされていないユーザデータが磁気ディスク装置から喪失することが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2017/0024297号明細書
米国特許第9111583号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一つの実施形態は、ライト性能が高い磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの実施形態によれば、磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、第1モータと、第2モータと、不揮発性メモリと、揮発性メモリと、コントローラと、を備える。磁気ヘッドは、磁気ディスクに対してライトおよびリードを実行する。第1モータは、磁気ヘッドを磁気ディスクに対して半径方向に相対移動させる。第2モータは、磁気ディスクを回転させる。揮発性メモリは、ホスト装置から受信したデータである第1データが少なくとも磁気ディスクにライトするまで格納される。コントローラは、第1モータが動作しているときの第1モータの第1状態に基づいて磁気ヘッドのアンロード動作に要する電力量である第1電力量を計算する。コントローラは、第1電力量に基づいて第1設定値を計算する。コントローラは、揮発性メモリに格納され、未だ磁気ディスクにライトされていない第1データである第2データの量が第1設定値を越えるに応じて、第2データの一部または全部を磁気ディスクにライトする第1ライト動作を実行する。コントローラは、外部からの電力供給が途絶えた場合、第2モータの逆起電力によって発電された電力を用いて、アンロード動作と、第2データの不揮発性メモリへの退避と、を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態にかかるディスク装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2は、第1の実施形態の磁気ディスクの構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態の磁気ディスクの記録面に構成された複数のエリアの一例を示す図である。
図4は、第1の実施形態にかかるライトバッファエリアに格納されたライトデータの量の推移の一例を説明するための図である。
図5は、第1の実施形態にかかるキャッシュ管理部のさらに詳細な構成の一例を示す図である。
図6は、第1の実施形態にかかるキャッシュ管理部の動作の一例を示すフローチャートである。
図7は、第1の実施形態にかかるライトコマンドに応じた動作の一例を示すフローチャートである。
図8は、第1の実施形態にかかる第2ライト動作の制御の一例を示すフローチャートである。
図9は、第1の実施形態にかかるパワーロスの発生時の動作の一例を示すフローチャートである。
図10は、第2の実施形態にかかる磁気ディスク装置の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる磁気ディスク装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかるディスク装置の構成の一例を示すブロック図である。磁気ディスク装置100は、ホスト装置200に接続可能である。磁気ディスク装置100は、ホスト装置200の外部記憶装置として機能する。磁気ディスク装置100は、外部に設けられた電源300に接続される。磁気ディスク装置100は、電源300から供給される電力を用いて動作する。
【0010】
磁気ディスク装置100は、磁気ディスク1、スピンドルモータ(SPM)2、磁気ヘッドMH、アクチュエータアームAA、ボイスコイルモータ(VCM)3、パワーサプライ回路5、ハードディスク制御回路6、RAM(Random Access Memory)7、FROM(Flash read Only Memory)8、サーボ制御回路9、ヘッド制御回路10、およびリードライトチャネル11を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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