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公開番号2025053830
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023162895
出願日2023-09-26
発明の名称紙葉類処理システム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G07D 11/16 20190101AFI20250331BHJP(チェック装置)
要約【課題】 複数の紙葉類処理装置を使用する場合であっても、検査結果などの情報を容易に管理することができる紙葉類処理システムを提供する。
【解決手段】第1情報記憶媒体を有している第1台車と、前記第1台車の紙葉類の画像を検出する画像検出装置と、前記画像検出装置で検出した画像に基づいて前記第1台車の紙葉類の第1識別情報を特定する解析部と、前記第1識別情報と前記第1台車を特定する第2識別情報とを前記第1情報記憶媒体にライトする第1ライターと、を有している登録装置と、前記第1識別情報と前記第2識別情報と前記第1情報記憶媒体からをリードするリーダーと、紙葉類を検査する検査部と、を有する複数の紙葉類処理装置と、前記複数の紙葉類処理装置の各々から検査結果と、前記第1識別情報と、前記第2識別情報とを取得する集中制御装置と、を備えている、紙葉類処理システム。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1情報記憶媒体を有し、複数枚の紙葉類を積層可能な第1台車と、
前記第1台車に積層された複数枚の紙葉類の画像を検出する画像検出装置と、
前記画像検出装置で検出した画像に基づいて前記第1台車に積層されている紙葉類の第1識別情報を特定する解析部と、前記第1識別情報と前記第1台車を特定する第2識別情報とを前記第1情報記憶媒体にライトする第1ライターと、を有している登録装置と、
前記第1識別情報と前記第2識別情報と前記第1情報記憶媒体からをリードするリーダーと、前記第1台車から複数枚の紙葉類を投入可能な供給部と、前記供給部から紙葉類を1枚ずつ取出して紙葉類を検査する検査部と、検査された紙葉類を所定枚数ずつ結束する施封部と、結束された紙葉類を排出する排出部と、を有する複数の紙葉類処理装置と、
前記複数の紙葉類処理装置の各々から検査結果と、前記第1識別情報と、前記第2識別情報とを取得し、前記検査結果に前記第1識別情報及び前記第2識別情報を関連付ける集中制御装置と、を備えている、
紙葉類処理システム。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
第2情報記憶媒体を有し、前記排出部から排出された紙葉類を受け取る第2台車をさらに備え、
前記複数の紙葉類処理装置は、前記第1識別情報と前記第2台車を特定する第3識別情報とを前記第2情報記憶媒体にライトする第2ライターを有している、
請求項1に記載の紙葉類処理システム。
【請求項3】
前記集中制御装置は、前記複数の紙葉類処理装置の各々から前記第3識別情報を取得し、前記第3識別情報を前記検査結果及び前記第1識別情報と関連付ける、
請求項2に記載の紙葉類処理システム。
【請求項4】
前記第1台車の構造は、前記第2台車の構造と同一である、
請求項2に記載の紙葉類処理システム。
【請求項5】
前記集中制御装置は、前記第1台車及び前記第2台車の位置情報を時間と関連付けて管理する台車テーブルを有している、
請求項4に記載の紙葉類処理システム。
【請求項6】
前記第1台車は、積層されている紙葉類の重量を検出する重量計を有し、
前記重量計は、検出された値を前記第1情報記憶媒体に記憶する、
請求項1に記載の紙葉類処理システム。
【請求項7】
前記第1台車に積層された複数枚の紙葉類の各々には、紙葉類識別番号が記載され、
前記第1識別情報は、前記第1台車に積層された複数枚の紙葉類の紙葉類識別番号の範囲を特定可能な情報である、
請求項1に記載の紙葉類処理システム。
【請求項8】
前記画像検出装置は、前記第1台車に積層されている複数枚の紙葉類のうちの最上層の紙葉類の画像を検出可能に設けられている、
請求項1に記載の紙葉類処理システム。
【請求項9】
前記第1台車に積層された複数枚の紙葉類を前記供給部に投入する載置装置をさらに備えている、
請求項1に記載の紙葉類処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、紙葉類処理システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
複数の紙葉類処理装置により複数枚の紙葉類を検査する紙葉類処理システムが知られている。紙葉類が紙幣である場合、表面には固有の紙葉類識別番号(シリアルナンバー)が記載されている。紙葉類処理装置で検査を実施する場合、複数枚の紙葉類は、紙葉類識別番号に基づいて複数のグループに分類され、グループ毎に台車に収納され、台車によってそれぞれの紙葉類処理装置に搬送される。
【0003】
どのグループの紙葉類がどの紙葉類処理装置で検査されたかを管理するために、作業者は、台車に収納されている紙葉類を目視で確認し、そのグループを示す識別情報や券種を紙葉類処理装置の操作部を介して入力する。そして、紙葉類処理装置で検査された結果は、各々の紙葉類処理装置内のメモリに記憶される。そのため、紙葉類の検査結果を確認する場合、その紙葉類を検査した紙葉類処理装置を操作して確認する必要がある。
また、どの台車にどのグループの紙葉類が収納されているかを管理するために、作業者が識別情報や券種を手書きで表示板や台帳に書き込んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-105814号公報
特開2016-170665号公報
特開2008-033423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施形態の課題は、複数の紙葉類処理装置を使用する場合であっても、検査結果などの情報を容易に管理することができる紙葉類処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る紙葉類処理システムは、第1情報記憶媒体を有し、複数枚の紙葉類を積層可能な第1台車と、前記第1台車に積層された複数枚の紙葉類の画像を検出する画像検出装置と、前記画像検出装置で検出した画像に基づいて前記第1台車に積層されている紙葉類の第1識別情報を特定する解析部と、前記第1識別情報と前記第1台車を特定する第2識別情報とを前記第1情報記憶媒体にライトする第1ライターと、を有している登録装置と、前記第1識別情報と前記第2識別情報と前記第1情報記憶媒体からをリードするリーダーと、前記第1台車から複数枚の紙葉類を投入可能な供給部と、前記供給部から紙葉類を1枚ずつ取出して紙葉類を検査する検査部と、検査された紙葉類を所定枚数ずつ結束する施封部と、結束された紙葉類を排出する排出部と、を有する複数の紙葉類処理装置と、前記複数の紙葉類処理装置の各々から検査結果に前記第1識別情報及び前記第2識別情報を関連付けた検査情報を取得する集中制御装置と、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態に係る紙葉類処理システムの構成を示すブロック図である。
図2は、図1の第1処理室の一部を示す斜視図である。
図3は、紙葉類の一例を示す平面図である。
図4は、図1の第2処理室の一部を示す斜視図である。
図5は、紙葉類処理装置の内部構成の一例を示す断面図である。
図6は、台車テーブルの一例を示す図である。
図7は、図7は、各種の情報を集中制御装置で管理するために、紙葉類処理システムで実施される処理の手順を示すフローチャートである。
図8は、図7に続く、各種の情報を集中制御装置で管理するために、紙葉類処理システムで実施される処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の趣旨を保っての適宣変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面や説明をより明確にするため、実際の様態に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宣省略することがある。
以下、図面を参照しながら一実施形態に係る紙葉類処理システムについて詳細に説明する。
【0009】
図1は、一実施形態に係る紙葉類処理システム10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、紙葉類処理システム10は、台車11と、画像検出装置22と、登録装置24と、複数の紙葉類処理装置52と、集中制御装置54と、載置装置56と、を備えている。台車11と、画像検出装置22と、登録装置24とが第1処理室20に配置され、複数の紙葉類処理装置52と、集中制御装置54と、載置装置56とが第2処理室50に配置されている。
【0010】
台車11には、複数枚の紙葉類Pが積層して収納され、情報を記憶できる情報記憶媒体15を有している。
図1に示す例において、台車11は、第1処理室20に配置されているが、通路Cを介して第2処理室50や倉庫40に移動可能である。また、1台の台車11が示されているが、紙葉類処理システム10は、複数の台車11を有している。一例において、台車11は、無人搬送台車(AGV:Automatic guided vehicle)であり、遠隔での操作や予め格納されているプログラムなどに基づく制御により、自動で走行可能である。
なお、台車11は、無人搬送台車であることに限定されず、作業者が移動させる手押し台車であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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