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公開番号2025047730
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023156404
出願日2023-09-21
発明の名称オゾン発生器
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類C01B 13/11 20060101AFI20250326BHJP(無機化学)
要約【課題】耐久性の高い給電部材を得ること。
【解決手段】実施形態のオゾン発生器は、金属電極と、オゾンの原料ガスが供給される放電ギャップを金属電極との間に空けて配置され、内面に導電膜が設けられた管状の誘電体電極と、複数の金属線材が編み込まれた網状部材を外面に有して、誘電体電極内に挿入された給電部材と、給電部材に巻き付けられて、網状部材と導電膜とを電気的に接続する金属薄膜と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
金属電極と、
オゾンの原料ガスが供給される放電ギャップを前記金属電極との間に空けて配置され、内面に導電膜が設けられた管状の誘電体電極と、
複数の金属線材が編み込まれた網状部材を外面に有して、前記誘電体電極内に挿入された給電部材と、
前記給電部材に巻き付けられて、前記網状部材と前記導電膜とを電気的に接続する金属薄膜と、を備える、
オゾン発生器。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記給電部材は、
前記誘電体電極の径方向に弾性変形可能な弾性部材を有し、
前記網状部材は、
前記弾性部材の表面を覆っている、
請求項1に記載のオゾン発生器。
【請求項3】
前記網状部材は、
両端部が開口した管状に設けられ、
前記金属薄膜は、
前記網状部材の前記両端部に折り込まれている、
請求項2に記載のオゾン発生器。
【請求項4】
前記金属薄膜は、
10μm未満の厚さを有する、
請求項1に記載のオゾン発生器。
【請求項5】
前記金属薄膜は、
5μm以下の厚さを有する、
請求項1に記載のオゾン発生器。
【請求項6】
前記金属薄膜は、
二重以上に前記給電部材に巻き付けられている、
請求項5に記載のオゾン発生器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、オゾン発生器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
オゾンを発生させるオゾン発生器が知られている。オゾン発生器は、例えば金属電極に対向する誘電体電極に、外部電源からの高電圧を印加して、電極間の放電ギャップに無声放電を発生させる。これにより、オゾン発生器は、放電ギャップ間に供給された酸素等を含む原料ガスからオゾンを発生させる。このようなオゾン発生器は、誘電体電極に高電圧を印加する給電部材を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2010/021022号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のオゾン発生器では、高電流が給電部材に流れると破損するおそれがあり、耐久性の高い給電部材が求められている。上記の先行技術文献では給電部材と導電膜との間に金属板を介在させているが、誘電体電極の内面には凹凸が存在し、誘電体電極の内面に形成される導電膜と金属板とが密着せず、耐久性が低くなる欠点があった。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、耐久性の高い給電部材を得ることができるオゾン発生器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を達成するために、実施形態のオゾン発生器は、金属電極と、オゾンの原料ガスが供給される放電ギャップを前記金属電極との間に空けて配置され、内面に導電膜が設けられた管状の誘電体電極と、複数の金属線材が編み込まれた網状部材を外面に有して、前記誘電体電極内に挿入された給電部材と、前記給電部材に巻き付けられて、前記網状部材と前記導電膜とを電気的に接続する金属薄膜と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態にかかるオゾン発生器の全体構成を示す断面図である。
図2は、実施形態にかかる誘電体電極の近傍の拡大断面図である。
図3は、実施形態にかかる給電部材の側面図である。
図4は、実施形態にかかる弾性部材単体での斜視図である。
図5は、実施形態にかかる給電部材であって、図3のIV-IV線に沿う給電部材の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の例示的な実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が部分的に省略される。実施形態および変形例に含まれる部分は、他の実施形態および変形例の対応する部分と置き換えて構成されることができる。また、実施形態および変形例に含まれる部分の構成および位置等は、特に言及しない限りは、他の実施形態および変形例と同様である。
【0009】
(オゾン発生器の構成例)
図1は、実施形態にかかるオゾン発生器10の全体構成を示す断面図である。図1に示すように、オゾン発生器10は、気密容器11、金属電極22、誘電体電極30、及び給電部材50を備える。高圧電源14及び冷却水供給部17をオゾン発生器10の構成に含めてもよい。
【0010】
気密容器11は、Y方向に沿って中心軸を有する中空の管状に構成されている。気密容器11には、ガス入口12、ガス出口13、高圧電源導入口15、冷却水入口18、及び冷却水出口19が設けられ、一対の端板21a,21b、複数の金属電極22、複数の誘電体電極30、複数のヒューズ16、及び複数のスペーサ42を収容して気密に保持される。
(【0011】以降は省略されています)

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