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公開番号
2025007554
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109034
出願日
2023-07-03
発明の名称
ディスク装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G11B
21/21 20060101AFI20250109BHJP(情報記憶)
要約
【課題】容易に製造可能なディスク装置を提供する。
【解決手段】一つの実施形態に係るディスク装置は、複数の磁気ディスクと、複数のアームと、サスペンションと、第1のダンパとを備える。前記複数のディスクは、第1の回転軸に沿って並べられる。前記アームは、第2の回転軸に沿って並べられる。前記アームは、第1の側面、スリットが設けられた第2の側面、第1の磁気ディスクに向く第1の面、第2の磁気ディスクに向く第2の面、第1の座面、及び第2の座面、を有する。前記アームに、前記第1の側面及び前記第1の面に開口するとともに前記スリットよりも前記第1の回転軸に近い第1の窪みが設けられる。前記サスペンションは、前記第1の座面又は前記第2の座面に支持されるとともに前記スリットに部分的に収容される。前記第1のダンパは、前記第1の窪みに配置されて、前記アームに取り付けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の回転軸に沿って並べられ、当該第1の回転軸まわりに回転可能な、複数の磁気ディスクと、
前記第1の回転軸から離間した第2の回転軸に沿って並べられ、当該第2の回転軸まわりに回転することでそれぞれが前記複数の磁気ディスクのうち隣り合う二つの磁気ディスクの間の隙間に進入可能であり、
前記第1の回転軸に向く第1の側面、
前記第1の側面の反対側に位置するとともにスリットが設けられた第2の側面、
前記二つの磁気ディスクのうち一方である第1の磁気ディスクに向く第1の面、
前記二つの磁気ディスクのうち他方である第2の磁気ディスクに向く第2の面、
前記第1の磁気ディスクに向き、前記第1の面よりも前記第1の磁気ディスクから離間し、前記第1の面よりも前記第2の回転軸から離間した、第1の座面、及び
前記第2の磁気ディスクに向き、前記第2の面よりも前記第2の磁気ディスクから離間し、前記第2の面よりも前記第2の回転軸から離間した、第2の座面、
をそれぞれが有し、前記第1の側面及び前記第1の面に開口するとともに前記第1の回転軸と直交する方向において前記スリットよりも前記第1の回転軸に近い第1の窪みがそれぞれに設けられた、複数のアームと、
それぞれが前記第1の座面又は前記第2の座面に支持されるとともに前記スリットに部分的に収容されて、前記複数のアームに取り付けられた、複数のサスペンションと、
それぞれが前記第1の窪みに配置されて、前記複数のアームに取り付けられ、前記複数のアームの振動を減衰させるよう構成された、複数の第1のダンパと、
を具備するディスク装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記複数のアームのそれぞれに、前記第1の側面及び前記第2の面に開口するとともに前記第1の回転軸と直交する方向において前記スリットよりも前記第1の回転軸に近い第2の窪みが設けられた、
請求項1のディスク装置。
【請求項3】
それぞれが前記第2の窪みに配置されて、前記複数のアームに取り付けられ、前記複数のアームの振動を減衰させるよう構成された、複数の第2のダンパ、
をさらに具備する請求項2のディスク装置。
【請求項4】
前記第2の回転軸に沿う方向において、前記第1の窪みの深さは、前記第2の窪みの深さと異なる、
請求項2のディスク装置。
【請求項5】
前記第2の回転軸に沿う方向において、前記第1の窪みの深さは、前記第2の窪みの深さよりも大きい、
請求項4のディスク装置。
【請求項6】
前記第2の回転軸に沿う方向において、前記第1のダンパの厚さは、前記第1の窪みの深さよりも小さく、且つ前記第2の窪みの深さよりも大きい、
請求項5のディスク装置。
【請求項7】
前記第1の面における前記第1の窪みの縁と前記第2の面における前記第2の窪みの縁とは互いに鏡面対称である、
請求項2のディスク装置。
【請求項8】
前記第2の回転軸に沿う方向において、前記第1のダンパの厚さは、前記第1の窪みの深さよりも小さい、
請求項1のディスク装置。
【請求項9】
前記複数の第1のダンパのそれぞれは、前記複数のアームよりも密度が大きい拘束層と、前記拘束層と前記複数のアームのうち一つとの間に介在する粘弾性体と、を有し、
前記第2の回転軸に沿う方向において、前記第1の窪みの深さは、前記拘束層の厚さの3倍である、
請求項1のディスク装置。
【請求項10】
前記第2の回転軸に沿う方向において、前記第1の窪みの深さは、前記第1の面と前記第1の座面との間の距離よりも大きい、
請求項1のディスク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ディスク装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ハードディスクドライブ(HDD)のようなディスク装置は、例えば、磁気ディスクと、当該磁気ディスクに情報を読み書きする磁気ヘッドと、当該磁気ヘッドを支持するサスペンションと、磁気ヘッド及びサスペンションを移動させるキャリッジとを有する。さらに、ディスク装置は、キャリッジのアームの振動を減衰させるダンパを有することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7522385号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ダンパは、例えば、アームの表面に取り付けられる。ダンパと磁気ディスクとの間には隙間が設けられ、例えば振動によりダンパが磁気ディスクに接触してしまうことが抑制される。しかし、ダンパと磁気ディスクとの間に大きい隙間を設けることは、ディスク装置の製造を難しくする場合がある。
【0005】
本発明が解決する課題の一例は、容易に製造可能なディスク装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの実施形態に係るディスク装置は、複数の磁気ディスクと、複数のアームと、複数のサスペンションと、複数の第1のダンパとを備える。前記複数のディスクは、第1の回転軸に沿って並べられ、当該第1の回転軸まわりに回転可能である。前記複数のアームは、前記第1の回転軸から離間した第2の回転軸に沿って並べられ、当該第2の回転軸まわりに回転することでそれぞれが前記複数の磁気ディスクのうち隣り合う二つの磁気ディスクの間の隙間に進入可能である。前記複数のアームのそれぞれが、前記第1の回転軸に向く第1の側面、前記第1の側面の反対側に位置するとともにスリットが設けられた第2の側面、前記二つの磁気ディスクのうち一方である第1の磁気ディスクに向く第1の面、前記二つの磁気ディスクのうち他方である第2の磁気ディスクに向く第2の面、前記第1の磁気ディスクに向き、前記第1の面よりも前記第1の磁気ディスクから離間し、前記第1の面よりも前記第2の回転軸から離間した、第1の座面、及び前記第2の磁気ディスクに向き、前記第2の面よりも前記第2の磁気ディスクから離間し、前記第2の面よりも前記第2の回転軸から離間した、第2の座面、を有する。前記複数のアームのそれぞれに、前記第1の側面及び前記第1の面に開口するとともに前記第1の回転軸と直交する方向において前記スリットよりも前記第1の回転軸に近い第1の窪みが設けられる。前記複数のサスペンションは、それぞれが前記第1の座面又は前記第2の座面に支持されるとともに前記スリットに部分的に収容されて、前記複数のアームに取り付けられる。前記複数の第1のダンパは、それぞれが前記第1の窪みに配置されて、前記複数のアームに取り付けられ、前記複数のアームの振動を減衰させるよう構成される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態に係るHDDを分解して示す例示的な斜視図である。
図2は、第1の実施形態のHGA及びアームを部分的に示す例示的な平面図である。
図3は、第1の実施形態のHDDの一部を示す例示的な断面図である。
図4は、第1の実施形態のHSAを図2のF4-F4線に沿って示す例示的な断面図である。
図5は、第1の実施形態のキャリッジ及びギャングカッターを示す例示的な断面図である。
図6は、第1の実施形態のキャリッジ及びギャングカッターを示す例示的な平面図である。
図7は、第2の実施形態に係るHSAを示す例示的な断面図である。
図8は、第2の実施形態のキャリッジ及びギャングカッターを示す例示的な断面図である。
図9は、第3の実施形態に係るHSAの一部を示す例示的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
【0009】
以下の説明において、「抑制する」は、例えば、事象、作用、若しくは影響の発生を防ぐこと、又は事象、作用、若しくは影響の度合いを低減させること、として定義される。また、以下の説明において、「制限する」は、例えば、移動若しくは回転を防ぐこと、又は移動若しくは回転を所定の範囲内で許容するとともに当該所定の範囲を超えた移動若しくは回転を防ぐこと、として定義される。
【0010】
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)10を分解して示す例示的な斜視図である。HDD10は、ディスク装置の一例であり、電子機器、記憶装置、外部記憶装置、又は磁気ディスク装置とも称され得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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