TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025010762
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112947
出願日
2023-07-10
発明の名称
磁気メモリ及びメモリシステム
出願人
キオクシア株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G11C
11/16 20060101AFI20250116BHJP(情報記憶)
要約
【課題】エラービット数の少ない磁気メモリを提供する。
【解決手段】磁気メモリによるデータ読出しのフローは、データラッチ31中の仮読出しデータの第1位ビットにおいて仮の値をセットすることと、全読出し対象メモリセルについての仮読出しデータの取得が完了していない場合、磁壁をシフトして次の読出し対象メモリセルを読出し位置に移動することと、メモリセル間の磁壁の有無を判断することと、仮読出しデータの第1位ビットにおいて、第2位ビットと同じ値をセットすることと、磁壁が検知される場合、仮読出しデータのビットを上位ビット側に1ビットシフトすることと、前記第1位ビットにおいて、第2位ビットの値と逆の値をセットすることと、磁化情報を使用して、検知した磁壁の変化のタイプに基づく値で磁化情報ラッチの値を更新することとを、含み、読出し対象メモリセル全てについて仮読出しデータの取得が完了している場合、磁化解決を行う。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に延び、前記第1方向に並ぶ複数の部分を含んだ磁性体と、
前記複数の部分のうちの隣り合う各2つの間の磁壁の有無を示す第1情報、及び前記各2つの磁化状態の組合せに基づく第2情報を出力する第1回路と、
前記複数の部分にそれぞれ対応する複数の第1ビットを記憶する第1記憶回路であって、前記複数の第1ビットの最上位ビットは、前記複数の部分のうちの対応する1つの磁化状態によらない値を有し、前記複数の第1ビットの各々は、前記第1情報に基づく値を有する、第1記憶回路と、
第2ビットにおいて前記第2情報を記憶する第2記憶回路と、
前記複数の第1ビットの最下位ビットの値と、前記第2記憶回路に記憶されている前記第2情報の値とが一致する場合、前記複数の第1ビットを前記第1記憶回路から出力させ、前記最下位ビットの値と前記第2記憶回路に記憶されている前記第2情報の値とが異なる場合、各ビットにおいて前記複数の第1ビットの値と反対の値を有する複数の第3ビットを前記第1記憶回路から出力させる第2回路と、
を備える磁気メモリ。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記複数の第1ビットの各々は、前記複数の部分のうちの対応する1つの部分と、前記対応する1つの部分に前記第1方向の側で並ぶ隣接部分との間で磁化状態が同じであると判断される場合に、前記複数の第1ビットのうちの前記最上位ビットの側に並ぶ隣接ビットの値と同じ値を有し、前記対応する1つの部分と前記隣接部分と間での磁化状態が異なると判断される場合に、前記隣接ビットの値と異なる値を有する、
請求項1に記載の磁気メモリ。
【請求項3】
前記第1記憶回路は、前記第1情報を受け取る度に、前記複数の第1ビットの各々の値を隣のビットに移動し、前記複数の第1ビットの前記最下位ビットにおいて、前記受け取られた第1情報に基づく値を記憶する、
請求項2に記載の磁気メモリ。
【請求項4】
前記第2情報は、前記複数の部分のうちの第1部分が第1磁化状態を有するとともに前記複数の部分の中の磁壁が前記第1方向に移動する前の前記第1部分が第2磁化状態を有する場合に第1値を有し、前記第1部分が前記第2磁化状態を有するとともに前記磁壁の前記移動の前の前記第1部分が前記第1磁化状態を有する場合に第2値を有する、
請求項1に記載の磁気メモリ。
【請求項5】
前記第1磁化状態は、第2方向を向く磁化の状態であり、
前記第2磁化状態は、第3方向を向く磁化の状態であり、
前記第3方向は、前記第2方向と異なる、
請求項4に記載の磁気メモリ。
【請求項6】
前記複数の部分の中の磁壁が前記第1方向に移動する度に、前記第1回路は、前記複数の部分のうちの第1部分の磁化状態と、前記磁壁の前記移動の前の前記第1部分の磁化状態とに基づいて前記第1情報を次々と出力するとともに前記第2情報を次々と出力する、
請求項1に記載の磁気メモリ。
【請求項7】
前記第2記憶回路は、前記第2情報を受け取る度に、前記第2ビットの値を前記受け取られた第2情報で更新する、
請求項1に記載の磁気メモリ。
【請求項8】
前記磁気メモリは、複数の第4ビットを記憶する第3記憶回路をさらに備え、
前記第3記憶回路は、前記第1情報を受け取る度に、前記複数の第4ビットの各々の値を隣のビットに移動し、前記複数の第4ビットの最下位ビットにおいて、前記受け取られた第1情報に基づく値を記憶し、
前記第1情報は、磁壁があると判断される場合に第3値を有し、
前記第2記憶回路は、複数の第5ビットを記憶し、
前記第2記憶回路は、前記第2情報を受け取る度に、前記複数の第5ビットの各々の値を隣のビットに移動し、前記複数の第5ビットの最下位ビットにおいて、前記受け取られた第2情報に基づく値を記憶し、
前記第2ビットは、前記複数の第4ビットのうちで前記第3値を有する最下位ビットと同位のビットである、
請求項1に記載の磁気メモリ。
【請求項9】
第1方向に延び、前記第1方向に並ぶ複数の部分を含んだ磁性体と、
前記複数の部分のうちの隣り合う各2つの間の磁壁の有無を示す第1情報、及び前記各2つの磁化状態の組合せに基づく第2情報を出力する第1回路と、
前記複数の部分にそれぞれ対応する複数の第1ビットを記憶する第1記憶回路であって、前記複数の第1ビットの最上位ビットは、前記複数の部分のうちの対応する1つの磁化状態によらない値を有し、前記複数の第1ビットの各々は、前記第1情報に基づく値を有する、第1記憶回路と、
第2ビットにおいて前記第2情報を記憶する第2記憶回路と、
前記複数の第1ビットの最下位ビットの値と、前記第2記憶回路に記憶されている前記第2情報の値とが一致する場合、前記複数の第1ビットを前記第1記憶回路から出力させ、前記最下位ビットの値と前記第2記憶回路に記憶されている前記第2情報の値とが異なる場合、各ビットにおいて前記複数の第1ビットの値と反対の値を有する複数の第3ビットを前記第1記憶回路から出力させる第2回路と、
を備えるメモリシステム。
【請求項10】
前記複数の第1ビットの各々は、前記複数の部分のうちの対応する1つの部分と、前記対応する1つの部分に前記第1方向の側で並ぶ隣接部分との間で磁化状態が同じであると判断される場合に、前記複数の第1ビットのうちの前記最上位ビットの側に並ぶ隣接ビットの値と同じ値を有し、前記対応する1つの部分と前記隣接部分と間での磁化状態が異なると判断される場合に、前記隣接ビットの値と異なる値を有する、
請求項9に記載のメモリシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
実施形態は、概して、磁気メモリ及びメモリシステムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
メモリとメモリコントローラを含んだメモリシステムが知られている。メモリの例は、磁性体を用いた磁気メモリを含む。メモリシステムは、正確にデータを記憶及び出力できることを求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0101901号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エラービット数の少ない磁気メモリ及びメモリシステムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態による磁気メモリは、磁性体と、第1回路と、第1記憶回路と、第2記憶回路と、第2回路と、を含む。上記磁性体は、第1方向に延び、上記第1方向に並ぶ複数の部分を含む。上記第1回路は、上記複数の部分のうちの隣り合う各2つの間の磁壁の有無を示す第1情報、及び上記各2つの磁化状態の組合せに基づく第2情報を出力する。上記第1記憶回路は、上記複数の部分にそれぞれ対応する複数の第1ビットを記憶する。上記複数の第1ビットの最上位ビットは、上記複数の部分のうちの対応する1つの磁化状態によらない値を有する。上記複数の第1ビットの各々は、上記第1情報に基づく値を有する。上記第2記憶回路は、第2ビットにおいて上記第2情報を記憶する。上記第2回路は、上記複数の第1ビットの最下位ビットの値と、上記第2記憶回路に記憶されている上記第2情報の値とが一致する場合、上記複数の第1ビットを上記第1記憶回路から出力させ、上記最下位ビットの値と上記第2記憶回路に記憶されている上記第2情報の値とが異なる場合、各ビットにおいて上記複数の第1ビットの値と反対の値を有する複数の第3ビットを上記第1記憶回路から出力させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態のメモリシステムを含んだ情報処理システムの機能ブロックの例を示す。
図2は、第1実施形態のメモリシステムの機能ブロックの例を示す。
図3は、第1実施形態のメモリシステムの磁気メモリの機能ブロックの例を示す。
図4は、第1実施形態のメモリシステムのメモリセルアレイの構成要素の例を示す。
図5は、第1実施形態のメモリシステムのメモリセルアレイの一部の構造の例を示す。
図6は、第1実施形態のメモリシステムの磁性体及び積層体の構造の例を示す。
図7は、第1実施形態のメモリシステムの読出し回路の構成要素の例を示す。
図8は、第1実施形態のメモリシステムの磁気メモリによるデータ書込みのフローを示す。
図9は、第1実施形態のメモリシステムでの動作の間の幾つかの要素の状態を示す。
図10は、第1実施形態のメモリシステムでの動作の間の幾つかの要素の状態を示す。
図11は、第1実施形態のメモリシステムでの動作の間の幾つかの要素の状態を示す。
図12は、第1実施形態のメモリシステムでの動作の間の幾つかの要素の状態を示す。
図13は、第1実施形態のメモリシステムでの動作の間の幾つかの要素の状態を示す。
図14は、第1実施形態のメモリシステムでの動作の間の幾つかの要素の状態を示す。
図15は、第1実施形態のメモリシステムの磁気メモリによるデータ読出しのフローを示す。
図16は、第1実施形態のメモリシステムによるデータ読出しのフローを示す。
図17は、単位磁化の磁化状態の意図しない反転を示す。
図18は、第2実施形態のメモリシステムのメモリコントローラの機能ブロックの例を示す。
図19は、第2実施形態のメモリシステムの磁気メモリによるデータ読出しのフローを示す。
図20は、第2実施形態のメモリシステムによるデータ読出しのフローを示す。
図21は、第3実施形態のメモリシステムの磁気メモリの機能ブロックの例を示す。
図22は、第3実施形態のメモリシステムでの動作の間の幾つかの要素の状態を示す。
図23は、第3実施形態のメモリシステムの磁気メモリによるデータ読出しのフローを示す。
図24は、第3実施形態のメモリシステムの磁気メモリによるデータ読出しのフローを示す。
図25は、第3実施形態のメモリシステムによるデータ読出しのフローを示す。
図26は、第3実施形態のメモリシステムによるデータ読出しのフローを示す。
図27は、第3実施形態のメモリシステムにおける動作の間に生成されるデータの例を示す。
図28は、第4実施形態のメモリシステムの磁気メモリによるデータ読出しのフローを示す。
図29は、第4実施形態のメモリシステムによるデータ読出しのフローを示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に実施形態が図面を参照して記述される。或る実施形態又は相違する実施形態での略同一の機能及び構成を有する複数の構成要素は、互いに区別されるために、参照符号の末尾にさらなる数字又は文字が付加される場合がある。或る記述済みの実施形態に後続する実施形態では、記述済みの実施形態と異なる点が主に記述される。或る実施形態についての記述は全て、明示的に又は自明的に排除されない限り、別の実施形態の記述としても当てはまる。
【0008】
各機能ブロックは、ハードウェア、コンピュータソフトウェアのいずれか又は両者を組み合せたものとして実現されることが可能である。このため、各機能ブロックがこれらのいずれでもあることが明確となるように、概してそれらの機能の観点から記述される。
【0009】
実施形態の方法のフローにおけるいずれのステップも、例示の順序に限定されず、そうでないと示されない限り、例示の順序とは異なる順序で及び(又は)別のステップと並行して起こることが可能である。
【0010】
本明細書及び特許請求の範囲において、或る第1要素が別の第2要素に「接続されている」とは、第1要素が直接的又は常時或いは選択的に導電性となる要素を介して第2要素に接続されていることを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ローム株式会社
RAM
1か月前
ローム株式会社
RAM
1か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
21日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
7日前
ローム株式会社
半導体装置
13日前
ローム株式会社
不揮発性メモリ装置
22日前
キオクシア株式会社
メモリデバイス
10日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
1か月前
キオクシア株式会社
メモリシステム
21日前
キオクシア株式会社
記憶装置
21日前
株式会社デンソー
NANDストレージデバイス
1か月前
キオクシア株式会社
半導体装置及びカウント方法
15日前
キオクシア株式会社
磁気メモリ及びメモリシステム
7日前
日本板硝子株式会社
情報記録媒体用ガラス板
7日前
株式会社東芝
磁気再生処理装置、磁気記録再生装置及び磁気再生方法
6日前
株式会社ミツトヨ
メモリモジュールおよび形状測定機
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
1か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置、及び、データ消去方法
21日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
1か月前
Verbatim Japan株式会社
ディスク状部材の取出装置
6日前
株式会社東芝
ディスク装置
13日前
株式会社東芝
磁気ディスク装置
1か月前
有限会社芳美商事
レコード盤のセンターラベル用プロテクタ及びレコード盤のセンターラベル保護方法
13日前
富士フイルム株式会社
磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置
13日前
富士フイルム株式会社
磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置
13日前
富士フイルム株式会社
磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置
10日前
富士フイルム株式会社
磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置
13日前
富士フイルム株式会社
磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置
10日前
富士フイルム株式会社
磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置
13日前
富士フイルム株式会社
磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置
10日前
富士フイルム株式会社
磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置
10日前
日本板硝子株式会社
情報記録媒体用ガラス組成物及び情報記録媒体用ガラス板
7日前
サンディスク テクノロジーズ インコーポレイテッド
不均一消去を伴う不揮発性メモリのためのアボート動作検出
22日前
ニデック株式会社
ベースプレート、モータ、ディスク駆動装置及びベースプレートの製造方法
10日前
ウェスタン デジタル テクノロジーズ インコーポレーテッド
プリはんだバンプの保護オーバーコーティング
15日前
株式会社東芝
磁気ディスク装置、磁気ディスク装置の制御方法及びプログラム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る