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公開番号
2025043048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023150343
出願日
2023-09-15
発明の名称
テスト装置及びテスト方法
出願人
キオクシア株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G11C
29/50 20060101AFI20250321BHJP(情報記憶)
要約
【課題】メモリセルのテストを適切に行うことができるテスト装置及びテスト方法を提供する。
【解決手段】テスト装置の動作は、ライト電圧を増加させながらライト動作とベリファイ動作とが繰り返されるライト処理が行われたメモリセルのリード電圧とセル電流の対数との関係を示すリード特性を取得し、リード特性におけるサブスレッショルド領域を第1の領域とし第1の領域の最大リード電圧より大きなリード電圧の領域である第2の領域に着目する第1の処理をリード特性に施してメモリセルの閾値電圧を求め、第1の処理で求められた閾値電圧に基づいてライト処理におけるライト電圧と閾値電圧との関係を示す第1の閾値特性における第1のスロープを計算し、理想的な閾値特性におけるスロープから第1のスロープを差し引いて第1のスロープ劣化成分を求める。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
ライト電圧を増加させながらライト動作とベリファイ動作とが繰り返されるライト処理が行われたメモリセルのリード電圧とセル電流の対数との関係を示すリード特性を取得するインタフェース部と、
前記リード特性におけるサブスレッショルド領域を第1の領域とし前記第1の領域の最大リード電圧より大きなリード電圧の領域である第2の領域に着目する第1の処理を前記リード特性に施してメモリセルの閾値電圧を求め、前記第1の処理で求められた閾値電圧に基づいて前記ライト処理におけるライト電圧と閾値電圧との関係を示す第1の閾値特性における第1のスロープを計算し、理想的な閾値特性におけるスロープから前記第1のスロープを差し引いて第1のスロープ劣化成分を求めるコントローラと、
を備えたテスト装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、前記リード特性における第1の領域に着目する第2の処理を前記リード特性に施してメモリセルの閾値電圧を求め、前記第2の処理で求められた閾値電圧に基づいて前記ライト処理におけるライト電圧と閾値電圧との関係を示す第2の閾値特性における第2のスロープを計算し、前記第1のスロープから前記第2のスロープを差し引いて第2のスロープ劣化成分を求める
請求項1に記載のテスト装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記第1の処理として、前記リード特性の波形における傾きが最大となる接線に応じて閾値電圧を求める
請求項1に記載のテスト装置。
【請求項4】
前記インタフェース部は、メモリセルの第1のリード特性及び第2のリード特性を取得し、
前記コントローラは、前記第1の処理として、前記第1のリード特性及び前記第2のリード特性のそれぞれにおけるセル電流を非対数化した第3のリード特性及び第4のリード特性を用い、前記第3のリード特性の波形のコピーを電圧方向にシフトさせて前記第4のリード特性の波形にフィッティングさせ、フィッティングされた前記第3のリード特性におけるセル電流を対数化して第5のリード特性の波形を求め、前記第5のリード特性の波形を用いて前記第2のリード特性に対応する閾値電圧を求める
請求項1に記載のテスト装置。
【請求項5】
前記第1のスロープ劣化成分は、メモリセルのキャリア捕獲効率に関する劣化を示す
請求項1に記載のテスト装置。
【請求項6】
前記第1のスロープ劣化成分は、メモリセルのキャリア捕獲効率に関する劣化を示し、
前記第2のスロープ劣化成分は、メモリセルのフリンジ効果に関する劣化を示す
請求項2に記載のテスト装置。
【請求項7】
前記インタフェース部は、イレーズ電圧を増加させながらイレーズ動作とベリファイ動作とが繰り返されるイレーズ処理が行われたメモリセルのリード電圧とセル電流の対数との関係を示すリード特性を取得し、
前記コントローラは、前記第1の処理を前記リード特性に施してメモリセルの閾値電圧を求め、前記第1の処理で求められた閾値電圧に基づいて前記イレーズ処理におけるイレーズ電圧と閾値電圧との関係を示す第3の閾値特性における第3のスロープを計算し、理想的な閾値特性におけるスロープから前記第3のスロープを差し引いて第3のスロープ劣化成分を求める
請求項1に記載のテスト装置。
【請求項8】
前記コントローラは、前記リード特性における第1の領域に着目する第2の処理を前記リード特性に施してメモリセルの閾値電圧を求め、前記第2の処理で求められた閾値電圧に基づいて前記イレーズ処理におけるイレーズ電圧と閾値電圧との関係を示す第4の閾値特性における第4のスロープを計算し、前記第3のスロープから前記第4のスロープを差し引いて第4のスロープ劣化成分を求める
請求項7に記載のテスト装置。
【請求項9】
ライト電圧を増加させながらライト動作とベリファイ動作とが繰り返されるライト処理が行われたメモリセルのリード電圧とセル電流の対数との関係を示すリード特性を取得することと、
前記リード特性におけるサブスレッショルド領域を第1の領域とし前記第1の領域の最大リード電圧より大きなリード電圧の領域である第2の領域に着目する第1の処理を前記リード特性に施してメモリセルの閾値電圧を求めることと、
前記第1の処理で求められた閾値電圧に基づいて前記ライト処理におけるライト電圧と閾値電圧との関係を示す閾値特性における第1のスロープを計算することと、
理想的な閾値特性におけるスロープから前記計算された第1のスロープを差し引いて第1のスロープ劣化成分を求めることと、
を含むテスト方法。
【請求項10】
前記リード特性における第1の領域に着目する第2の処理を前記リード特性に施してメモリセルの閾値電圧を求めることと、
前記第2の処理で求められた閾値電圧に基づいて前記ライト処理におけるライト電圧と閾値電圧との関係を示す閾値特性における第2のスロープを計算することと、
前記第1のスロープから前記第2のスロープを差し引いて第2のスロープ劣化成分を求めることと、
をさらに含む
請求項9に記載のテスト方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、テスト装置及びテスト方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
メモリセルを含む半導体記憶装置をテストするテスト装置は、書き込み電圧を増加させながらメモリセルに書き込み処理を行い、メモリセルのリード特性をテストすることがある。テスト装置では、メモリセルのテストを適切に行うことが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-136185号公報
特開2014-053060号公報
特開2008-210503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一つの実施形態は、メモリセルのテストを適切に行うことができるテスト装置及びテスト方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの実施形態によれば、インタフェース部とコントローラとを有するテスト装置が提供される。インタフェース部は、リード特性を取得する。リード特性は、メモリセルのリード電圧とセル電流の対数との関係を示す。メモリセルは、ライト処理が行われる。ライト処理では、ライト電圧を増加させながらライト動作とベリファイ動作とが繰り返される。コントローラは、第1の処理をリード特性に施してメモリセルの閾値電圧を求める。第1の処理は、リード特性における第2の領域に着目する処理である。第2の領域は、第1の領域の最大リード電圧より大きなリード電圧の領域である。第1の領域は、サブスレッショルド領域である。コントローラは、第1の処理で求められた閾値電圧に基づいて第1の閾値特性における第1のスロープを計算する。第1の閾値特性は、ライト処理におけるライト電圧と閾値電圧との関係を示す。コントローラは、理想的な閾値特性におけるスロープから第1のスロープを差し引いて第1のスロープ劣化成分を求める。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態にかかるテスト装置の概略構成を示すブロック図。
実施形態におけるテストすべき半導体記憶装置の構成を示す斜視図。
実施形態におけるテストすべき半導体記憶装置の構成を示すブロック図。
実施形態におけるメモリセルアレイの構成を示す回路図。
実施形態におけるメモリセルの閾値電圧分布を示す図。
実施形態におけるメモリセルアレイの構成を示す断面図。
実施形態におけるメモリセルの構成を示す断面図。
実施形態にかかるコントローラの機能構成を示すブロック図。
実施形態におけるメモリセルへのライト処理を示す図。
実施形態におけるメモリセルの閾値電圧を求める処理PC1を示す図。
実施形態におけるメモリセルの閾値電圧を求める処理PC2を示す図。
実施形態におけるメモリセルの閾値電圧とライト電圧との関係を示す図。
実施形態におけるスロープ劣化成分によるバンド図の変化を示す図。
実施形態におけるフリンジ効果によるリード特性の変化とキャリア捕獲効率低下によるリード特性の変化とを示す図。
実施形態にかかるテスト装置の動作を示すフローチャート。
実施形態の第1の変形例におけるメモリセルの閾値電圧を求める処理PC11を示す図。
実施形態の第2の変形例におけるメモリセルに対するイレーズ処理を示す図。
実施形態の第2の変形例におけるメモリセルの閾値電圧を求める処理PC1を示す図。
実施形態の第2の変形例におけるメモリセルの閾値電圧を求める処理PC2を示す図。
実施形態の第2の変形例におけるメモリセルの閾値電圧とイレーズ電圧との関係を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるテスト装置を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0008】
(実施形態)
実施形態にかかるテスト装置は、メモリセルを含む半導体記憶装置をテストするためのテスト装置であり、ライト電圧を増加させながらメモリセルにライト処理を行いメモリセルのリード特性をテストするが、メモリセルのテストを適切に行うための工夫が施される。
【0009】
テスト装置300は、図1に示すように構成され得る。図1は、テスト装置300の構成を示すブロック図である。
【0010】
テスト装置300は、通信媒体400を介して半導体記憶装置1に接続可能である。通信媒体400は、例えば同軸ケーブルなどの有線通信路であってもよいし、無線通信路であってもよい。テスト装置300は、半導体記憶装置1に接続された際に、通信媒体400経由で半導体記憶装置1にテストパターンを供給し半導体記憶装置1をテストすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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