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公開番号2025075621
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186918
出願日2023-10-31
発明の名称ハードディスク駆動装置
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G11B 17/038 20060101AFI20250508BHJP(情報記憶)
要約【課題】ハードディスク駆動装置において回転体の重心位置を軸方向の中心位置に近づける技術を提供する。
【解決手段】ハードディスク駆動装置1は、データが記録される記録ディスク4と、記録ディスク4を回転可能に支持するスピンドルモータ3と、円環状に形成され、2枚の記録ディスク4の間に配置されたスペーサリング100と、を有する回転体130を備え、複数の記録ディスク4及び複数のスペーサリング100は、スピンドルモータ3の回転軸の軸方向に積み重ねられ、複数のスペーサリング100は、複数の第1スペーサリング101と、第1スペーサリング101とは重さが異なる複数の第2スペーサリング102と、で構成され、複数の第2スペーサリング102を軸方向の一方の側に偏って配置させることによって、回転体130の重心位置Pが、軸方向において中央に配置された記録ディスク4又はスペーサリング100と重なるように調整されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
データが記録される記録ディスクと、
前記記録ディスクを回転可能に支持するスピンドルモータと、
円環状に形成され、2枚の前記記録ディスクの間に配置されたスペーサリングと、
を有する回転体を備えるハードディスク駆動装置であって、
複数の前記記録ディスク及び複数の前記スペーサリングは、前記スピンドルモータの回転軸の軸方向に積み重ねられ、
複数の前記スペーサリングは、複数の第1スペーサリングと、前記第1スペーサリングとは重さが異なる複数の第2スペーサリングと、で構成され、
複数の前記第2スペーサリングを前記軸方向に積み重ねられたスペーサリングのうち前記軸方向の一方の側に偏って配置させることによって、前記回転体の重心位置が、前記軸方向に積み重ねられた複数の前記記録ディスク及び前記複数のスペーサリングのうち前記軸方向において中央に配置された前記記録ディスク又は前記スペーサリングと重なるように調整された
ハードディスク駆動装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記第2スペーサリングは、前記第1スペーサリングと異なる材料で形成される
請求項1に記載のハードディスク駆動装置。
【請求項3】
前記第2スペーサリングは、前記第1スペーサリングと外径が異なる
請求項1に記載のハードディスク駆動装置。
【請求項4】
前記第2スペーサリングは、前記軸方向と直交する周方向に間隔を空けて前記軸方向に沿った貫通穴を有する
請求項1に記載のハードディスク駆動装置。
【請求項5】
前記第2スペーサリングは、前記軸方向と直交する周方向と平行な平面と、
前記平面の表面から前記軸方向に凹む第1凹部と、
を有し、
前記第1凹部は、前記周方向に沿って形成される
請求項1に記載のハードディスク駆動装置。
【請求項6】
前記第2スペーサリングは、前記軸方向と直交する周方向に沿って形成される側面と、
前記側面の表面から前記軸方向及び前記周方向の両方と直交する径方向に凹む第2凹部と、
を有し、
前記第2凹部は、前記周方向に沿って形成される
請求項1に記載のハードディスク駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハードディスク駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ハードディスク駆動装置は、スピンドルモータのハブに積層されるよう配置された複数枚の記録ディスクを備え、隣り合う記録ディスクの間にはスペーサリングが配置されている(特許文献1)。
【0003】
ハードディスク駆動装置は、記録ディスクを回転させ、その状態で磁気ヘッドが記録ディスクに磁気を与える、又は磁気ヘッドが記録ディスクから磁気を読み取ることで、記録ディスクにデータの読み書きを行う。データの読み書きにおいてエラーを防止するために、回転中の記録ディスクは、回転軸の軸方向に移動しないことが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-190510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、スピンドルモータは軸方向に均一な構成ではない。したがって、記録ディスクを含む回転体の重心位置は、軸方向において回転体の中心位置からずれていることがある。その結果、回転体は、自転に加えて軸受中心線のまわりに旋回(公転)運動を行う、いわゆる振れ回りを発生させる虞がある。
【0006】
本発明は、ハードディスク駆動装置において回転体の重心位置を軸方向の中心位置に近づける技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するために、データが記録される記録ディスクと、前記記録ディスクを回転可能に支持するスピンドルモータと、円環状に形成され、2枚の前記記録ディスクの間に配置されたスペーサリングと、を有する回転体を備えるハードディスク駆動装置であって、複数の前記記録ディスク及び複数の前記スペーサリングは、前記スピンドルモータの回転軸の軸方向に積み重ねられ、複数の前記スペーサリングは、複数の第1スペーサリングと、前記第1スペーサリングとは重さが異なる複数の第2スペーサリングと、で構成され、複数の前記第2スペーサリングを前記軸方向に積み重ねられたスペーサリングのうち前記軸方向の一方の側に偏って配置させることによって、前記回転体の重心位置が、前記軸方向に積み重ねられた複数の前記記録ディスク及び前記複数のスペーサリングのうち前記軸方向において中央に配置された前記記録ディスク又は前記スペーサリングと重なるように調整されたハードディスク駆動装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ハードディスク駆動装置において回転体の重心位置を軸方向の中心位置に近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ハードディスク駆動装置1の斜視図である。
スピンドルモータ3の部分断面図である。
第2スペーサリング102の上面図及び断面図である。
回転体130の重心位置Pを示す概要図である。
変形例における第2スペーサリング202の上面図及び断面図である。
変形例における第2スペーサリング302の上面図及び断面図である。
変形例における第2スペーサリング402の上面図及び断面図である。
変形例におけるスピンドルモータ503の部分断面図である。
【0010】
=第1の実施形態=
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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