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公開番号
2025093432
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209063
出願日
2023-12-12
発明の名称
半導体記憶装置及びその制御方法
出願人
華邦電子股ふん有限公司
,
Winbond Electronics Corp.
代理人
個人
,
個人
主分類
G11C
11/4091 20060101AFI20250617BHJP(情報記憶)
要約
【課題】データ保持状態のセンスアンプにおいて発生するリーク電流を低減することの可能な半導体記憶装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、一対のビット線BLT,BLBに接続されたセンスアンプ10であって、一対のビット線BLT,BLBのうち低電圧電源側のビット線BLBに接続された少なくとも1つのトランジスタ10a,10b,10c,10dを含むセンスアンプ10と、所定の動作が行われていない状態であってセンスアンプ10がデータを保持している状態において、低電圧電源側のビット線BLBの電圧を、低電圧電源の電圧VSSよりも高い所定の電圧VBLLに設定する制御部20と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一対のビット線に接続されたセンスアンプであって、前記一対のビット線のうち低電圧電源側のビット線に接続された少なくとも1つのトランジスタを含むセンスアンプと、
所定の動作が行われていない状態であって前記センスアンプがデータを保持している状態において、前記低電圧電源側のビット線の電圧を、低電圧電源の電圧よりも高い所定の電圧に設定する制御部と、を備える、
半導体記憶装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記低電圧電源側のビット線の電圧が前記所定の電圧に設定されている状態において前記所定の動作が行われる場合に、前記低電圧電源側のビット線の電圧を前記低電圧電源の電圧に設定する、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記所定の動作は、前記センスアンプに接続されたメモリセルに記憶されたデータの読み出し、書き込み、及び、前記一対のビット線のプリチャージのうち少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記低電圧電源の電圧を前記低電圧電源側のビット線に供給する1つ以上の第1供給部と、
前記所定の動作が行われない状態において、前記所定の電圧を前記低電圧電源側のビット線に供給する第2供給部と、を備える、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記第1供給部は、
前記所定の動作が行われないことを示す第1制御信号が入力されると、前記第2供給部から供給される前記所定の電圧を前記低電圧電源側のビット線に供給する第1スイッチ部と、
前記所定の動作が行われることを示す第2制御信号が入力されると、前記低電圧電源の電圧を前記低電圧電源側のビット線に供給する第2スイッチ部と、を備える、
請求項4に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記第2供給部は、
前記低電圧電源側のビット線の電圧が入力される第1端子と、前記所定の電圧が入力される第2端子と、を有するコンパレータを備える、
請求項4又は5に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
前記所定の電圧は、前記一対のビット線のうち高電圧電源側のビット線の電圧よりも低い、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項8】
前記センスアンプは、
一対の第1トランジスタであって、一方の第1トランジスタが高電圧電源側のビット線に接続されており、他方の第1トランジスタが低電圧電源側のビット線に接続されている、一対の第1トランジスタと、
一対の第2トランジスタであって、一方の第2トランジスタが高電圧電源側のビット線に接続されており、他方の第2トランジスタが低電圧電源側のビット線に接続されている、一対の第2トランジスタと、を含む、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項9】
前記一対の第1トランジスタ及び前記一対の第2トランジスタのうち一方はNチャンネル型電界効果トランジスタであり、前記一対の第1トランジスタ及び前記一対の第2トランジスタのうち他方はPチャンネル型電界効果トランジスタである、
請求項8に記載の半導体記憶装置。
【請求項10】
前記低電圧電源の電圧は、0Vである、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体記憶装置及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体記憶装置は、メモリセルに保持されたデータに基づいて一対のビット線に微弱な電位差を生じさせ、この電位差をセンスアンプによって増幅することによりデータの読み出しを行うように構成されている。一般的なセンスアンプとしては、一対のNチャンネル型電界効果トランジスタ(nMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor))と、一対のPチャンネル型電界効果トランジスタ(pMOSFET)と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平08-139290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、半導体記憶装置の動作電圧は、半導体記憶装置の低消費電力化に応じて低くなっており、この動作電圧の低下に伴って、センスアンプ内のトランジスタの閾値電圧も低くなる。また、センスアンプがデータを保持している状態(データをセンシングした後の状態)において一対のビット線のうち低電圧電源側のビット線の電圧を0Vとした場合には、低電圧電源側のビット線に接続された少なくとも1つのトランジスタのうちゲート・ソース間電圧が0Vとなるトランジスタが存在する。しかしながら、トランジスタの閾値電圧が低くなると、センスアンプのデータ保持状態においてゲート・ソース間電圧が0Vとなるトランジスタで発生するリーク電流が増大する虞がある。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、データ保持状態のセンスアンプにおいて発生するリーク電流を低減することの可能な半導体記憶装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、一対のビット線に接続されたセンスアンプであって、前記一対のビット線のうち低電圧電源側のビット線に接続された少なくとも1つのトランジスタを含むセンスアンプと、所定の動作が行われていない状態であって前記センスアンプがデータを保持している状態において、前記低電圧電源側のビット線の電圧を、低電圧電源の電圧よりも高い所定の電圧に設定する制御部と、を備える、半導体記憶装置を提供する。
【0007】
かかる発明によれば、所定の動作が行われていない状態であってセンスアンプがデータを保持している状態において、低電圧電源側のビット線の電圧が、低電圧電源の電圧よりも高い所定の電圧に設定されることによって、例えば、低電圧電源の電圧が0Vの場合にゲート・ソース間電圧が0Vとなるトランジスタのバックゲート・ソース間電圧が負電圧になり、当該トランジスタの閾値電圧がバックバイアス効果によって高くなることから、当該トランジスタにおいて発生するリーク電流を低減することが可能になる。これにより、データ保持状態のセンスアンプにおいて発生するリーク電流を低減することができる。
【0008】
また、本発明は、半導体記憶装置の制御方法であって、前記半導体記憶装置は、一対のビット線に接続されたセンスアンプであって、前記一対のビット線のうち低電圧電源側のビット線に接続された少なくとも1つのトランジスタを含むセンスアンプを備え、前記半導体記憶装置の制御部が、所定の動作が行われていない状態であって前記センスアンプがデータを保持している状態において、前記低電圧電源側のビット線の電圧を、低電圧電源の電圧よりも高い所定の電圧に設定するステップを実行する、半導体記憶装置の制御方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の半導体記憶装置及びその制御方法によれば、データ保持状態のセンスアンプにおいて発生するリーク電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置の構成例を示す図である。
制御部の構成例を示す図である。
各制御信号及び低電圧電源側のビット線の電圧変化の一例を示す図である。
制御部の他の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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