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公開番号2025106722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000280
出願日2024-01-04
発明の名称半導体記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G11C 16/10 20060101AFI20250709BHJP(情報記憶)
要約【課題】消費電力を低減する。
【解決手段】実施形態によれば、半導体記憶装置は、第1選択トランジスタST1、第1乃至第3メモリセルMC、及び第2選択トランジスタST2を含む第1メモリストリングNSと、ビット線BLと、ソース線SLと、第1選択ゲート線SGDと、第1乃至第3ワード線WLと、第2選択ゲート線SGSとを含む。制御回路は、第1メモリセルにデータを書き込む場合、ビット線に第1電圧VBLを印加し、ソース線に第2電圧VSSを印加し、第1選択ゲート線に第3電圧VONを印加し、第2選択ゲート線に第4電圧VONを印加し、第1ワード線にプログラム電圧VPGMを印加し、第2ワード線に第5電圧VSWを印加し、第3ワード線に第5電圧より高く且つプログラム電圧より低い第5電圧VPASSを印加する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
各々の電流経路が直列に接続された第1選択トランジスタ、第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセル、及び第2選択トランジスタを含む第1メモリストリングと、
前記第1選択トランジスタに接続されたビット線と、
前記第2選択トランジスタに接続されたソース線と、
前記第1選択トランジスタのゲートに接続された第1選択ゲート線と、
前記第2選択トランジスタのゲートに接続された第2選択ゲート線と、
前記第1メモリセルのゲートに接続された第1ワード線と、
前記第2メモリセルのゲートに接続された第2ワード線と、
前記第3メモリセルのゲートに接続された第3ワード線と、
プログラム動作及びプログラムベリファイ動作を含む書き込み動作を実行するように構成された制御回路と
を備え、
前記制御回路は、前記第1メモリセルの前記プログラム動作において、前記第1メモリセルにデータを書き込む場合、
前記ビット線BLに第1電圧を印加し、
前記ソース線に前記第1電圧よりも低い第2電圧を印加し、
前記第1選択ゲート線に前記第1電圧よりも高い第3電圧を印加し、
前記第2選択ゲート線に前記第1電圧よりも高い第4電圧を印加し、
前記第1ワード線にプログラム電圧を印加し、
前記第2ワード線に第5電圧を印加し、
前記第3ワード線に前記第5電圧より高く且つ前記プログラム電圧より低い第6電圧を印加する、
半導体記憶装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御回路は、前記第1メモリセルの前記書き込み動作の後に、前記第2メモリセルの前記書き込み動作を実行し、前記第2メモリセルの前記書き込み動作の後に、前記第3メモリセルの前記書き込み動作を実行する、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記制御回路は、前記第1メモリセルの前記プログラム動作において、前記第1メモリセルにデータを書き込まない場合、前記ビット線BLに前記第2電圧を印加する、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記第1選択ゲート線に前記第3電圧を印加された前記第1選択トランジスタ、前記第2選択ゲート線に前記第4電圧を印加された前記第2選択トランジスタ、前記第1ワード線に前記プログラム電圧を印加された前記第1メモリセル、前記第3ワード線に前記第6電圧を印加された前記第3メモリセルは、オン状態とされる、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
各々の電流経路が直列に接続された第3選択トランジスタ、第4メモリセル、第5メモリセル、第6メモリセル、及び第4選択トランジスタを含む第2メモリストリングと、
前記第3選択トランジスタのゲートに接続された第3選択ゲート線と
を更に備え、
前記第3選択トランジスタは、前記ビット線に接続され、
前記第4選択トランジスタは、前記ソース線に接続され、
前記第4選択トランジスタのゲートは、前記第2選択ゲート線に接続され、
前記第4メモリセルのゲートは、前記第1ワード線に接続され、
前記第5メモリセルのゲートは、前記第2ワード線に接続され、
前記第6メモリセルのゲートは、前記第3ワード線に接続され、
前記制御回路は、前記第1メモリセルの前記プログラム動作において、前記第3選択ゲート線に前記第2電圧を印加する、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記第3選択ゲート線に前記第2電圧を印加された前記第3選択トランジスタは、オフ状態とされる、
請求項5に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
前記第1電圧は、前記第2電圧よりも1V以上高い、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項8】
前記第5電圧は、前記第2メモリセルの閾値電圧以下の電圧値である、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項9】
前記第1メモリセルの前記プログラム動作において、前記第2メモリセルのドレインに前記第1電圧が印加され、前記第2メモリセルのソースに前記第2電圧が印加され、前記第1電圧と前記第2電圧との電圧差に基づいて、ホットキャリアが生成される、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項10】
第5ワード線を更に備え、
前記第1メモリストリングは、前記第1メモリセルと前記第2メモリセルとの間に設けられ、ゲートに前記第5ワード線が接続された第8メモリセルを更に含み、
前記制御回路は、前記第1メモリセルの前記プログラム動作において、前記第5ワード線に前記第5電圧を印加する、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリが知られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Wen-Jer Tsai, J. S. Huang, Ping-Hung Tsai, S. G. Yan, Cheng-Hsien Cheng, C. C. Cheng, Yin-Jen Chen, Chih-Hsiung Lee, Tzung-Ting Han, Tao-Cheng Lu, Kuang-Chao Chen, and Chih-Yuan Lu, “A Novel Low-Voltage Low-Power Programming Method for NAND Flash Cell by Utilizing Self-Boosting Channel Potential for Carrier Heating”, IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES, VOL. 58, No. 6, JUNE 2011, p. 1620-1627
Sang-Tae Ahn, Kyungsik Mun, Keun Woo Lee, Gyuseog Cho, Sung-Kye Park, Seokkiu Lee, and Sungjoo Hong, “ADVANCED HOT-CARRIER INJECTION PROGRAMING SCHEME FOR SUB 20NM NAND FLASH CELL AND BEYOND”, 2012 4th IEEE International Memory Workshop, DOI: 10.1109/IMV.2012/6213642
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一実施形態では、消費電力を低減できる半導体記憶装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る半導体記憶装置は、各々の電流経路が直列に接続された第1選択トランジスタ、第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセル、及び第2選択トランジスタを含む第1メモリストリングと、第1選択トランジスタに接続されたビット線と、第2選択トランジスタに接続されたソース線と、第1選択トランジスタのゲートに接続された第1選択ゲート線と、第2選択トランジスタのゲートに接続された第2選択ゲート線と、第1メモリセルのゲートに接続された第1ワード線と、第2メモリセルのゲートに接続された第2ワード線と、第3メモリセルのゲートに接続された第3ワード線と、プログラム動作及びプログラムベリファイ動作を含む書き込み動作を実行するように構成された制御回路とを含む。制御回路は、第1メモリセルのプログラム動作において、第1メモリセルにデータを書き込む場合、ビット線BLに第1電圧を印加し、ソース線に第1電圧よりも低い第2電圧を印加し、第1選択ゲート線に第1電圧よりも高い第3電圧を印加し、第2選択ゲート線に第1電圧よりも高い第4電圧を印加し、第1ワード線にプログラム電圧を印加し、第2ワード線に第5電圧を印加し、第3ワード線に第5電圧より高く且つプログラム電圧より低い第6電圧を印加する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成を示すブロック図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置に含まれるメモリセルアレイの回路図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置に含まれるメモリセルアレイの断面図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置に含まれるメモリセルが3ビット(8値)のデータを記憶可能なTLC(Triple Level Cell)である場合の閾値電圧分布とデータの割り付けとを示す図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置に含まれるNANDストリングにおけるデータの書き込み順序を示す図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置で実行されるプログラム動作時における、プログラム対象の選択メモリセルを含むメモリピラーのチャネルの状態と、各配線の電圧と、チャネルのバンド図との関係の一例を示す図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置で実行されるプログラム動作時における、プログラム禁止の選択メモリセルを含むメモリピラーのチャネルの状態と、各配線の電圧との関係の一例を示す図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置で実行されるプログラム動作時におけるNANDストリング内の各トランジスタの状態の一例を示す図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置に含まれるスイッチメモリセルを流れる電流とスイッチワード線の電圧との関係の一例を示すグラフ。
第1実施形態に係る半導体記憶装置で実行されるプログラム動作時における各配線の電圧の一例を示すタイミングチャート。
第1実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置で実行されるプログラム動作時における、プログラム対象の選択メモリセルを含むメモリピラーのチャネルの状態と、各配線の電圧との関係の一例を示す図。
第1実施形態の第2変形例に係る半導体記憶装置で実行されるプログラム動作時における、プログラム対象の選択メモリセルを含むメモリピラーのチャネルの状態と、各配線の電圧との関係の一例を示す図。
第2実施形態に係る半導体記憶装置で実行されるプログラム動作時における、プログラム対象の選択メモリセルを含むメモリピラーのチャネルの状態と、各配線の電圧と、チャネルのバンド図との関係の一例を示す図。
第2実施形態に係る半導体記憶装置で実行されるプログラム動作時における、プログラム禁止の選択メモリセルを含むメモリピラーのチャネルの状態と、各配線の電圧との関係の一例を示す図。
第2実施形態に係る半導体記憶装置で実行されるプログラム動作時におけるNANDストリング内の各トランジスタの状態の一例を示す図。
第2実施形態に係る半導体記憶装置で実行されるプログラム動作時における各配線の電圧の一例を示すタイミングチャート。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。また、共通する参照符号を有する複数の構成要素を区別する場合、当該共通する参照符号に添え字を付して区別する。なお、複数の構成要素について特に区別を要さない場合、当該複数の構成要素には、共通する参照符号のみが付され、添え字は付さない。ここで、添え字は、下付き文字や上付き文字に限らず、例えば、参照符号の末尾に添加される小文字のアルファベット、及び配列を意味するインデックス等を含む。
【0008】
1.第1実施形態
第1実施形態に係る半導体記憶装置1について説明する。半導体記憶装置1は、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリである。なお、半導体記憶装置1は、NAND型フラッシュメモリに限定されない。半導体記憶装置1は、他の不揮発性メモリであってもよい。
【0009】
1.1 構成
1.1.1 半導体記憶装置の全体構成
まず、半導体記憶装置1の全体構成の一例について、図1を用いて説明する。図1は、半導体記憶装置1の全体構成を示すブロック図である。なお、図1では、各構成要素の接続の一部を矢印線により示しているが、構成要素間の接続はこれに限定されない。
【0010】
図1に示すように、半導体記憶装置1は、外部のメモリコントローラ2によって制御可能に構成される。例えば、半導体記憶装置1は、メモリコントローラ2と、信号DQ並びにタイミング信号DQS及びDQSnの送受信を行う。信号DQは、例えばデータDAT、アドレスADD、またはコマンドCMDである。タイミング信号DQS及びDQSnは、データDATの入出力の際に用いられるタイミング信号である。タイミング信号DQSnは、タイミング信号DQSの反転信号である。
(【0011】以降は省略されています)

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