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公開番号2025119376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014247
出願日2024-02-01
発明の名称磁気ヘッド、及び、磁気記録装置
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人iX
主分類G11B 5/31 20060101AFI20250806BHJP(情報記憶)
要約【課題】安定した特性を得ることができる磁気ヘッド、及び、磁気記録装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、磁気ヘッドは、媒体対向面を含む再生部を含む。再生部は、第1~第4シールド、第1磁性部材、第1~第3端子を含む。第1磁性部材は、第1シールドと第2シールドとの間、及び、第3シールドと第4シールドとの間に設けられる。第1シールドは、第1端及び第1他端を含む第1辺を含む。第2シールドは、第2端及び第2他端を含む第2辺を含む。第1辺及び第2辺は、傾斜する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
媒体対向面を含む再生部を備え、
前記再生部は、
第1シールドと、
第2シールドであって、前記第1シールドから前記第2シールドへの方向は、第1方向に沿う、前記第2シールドと、
第3シールドと、
第4シールドであって、前記第3シールドから前記第4シールドへの第2方向は、前記第1方向と交差した、前記第4シールドと、
前記第1シールドと前記第2シールドとの間、及び、前記第3シールドと前記第4シールドとの間に設けられた第1磁性部材と、
前記第1シールドと電気的に接続された第1端子と、
前記第2シールドと電気的に接続された第2端子と、
前記第3シールドと電気的に接続された第3端子と、
を備え、
前記第1シールドは、第1端及び第1他端を含む第1辺を含み、
前記第2シールドは、第2端及び第2他端を含む第2辺を含み、
前記第1端と前記媒体対向面との間の第3方向に沿う距離は、前記第1他端と前記媒体対向面との間の前記第3方向に沿う距離よりも短く、
前記第3方向は、前記媒体対向面と交差し、
前記第1端の前記第2方向における位置は、前記第3シールドの前記第2方向における位置と、前記第1他端の前記第2方向における位置と、の間にあり、
前記第2端と前記媒体対向面との間の前記第3方向に沿う距離は、前記第2他端と前記媒体対向面との間の前記第3方向に沿う距離よりも短く、
前記第2端の前記第2方向における位置は、前記第2他端の前記第2方向における位置と、前記第4シールドの前記第2方向における位置と、の間にある、磁気ヘッド。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記第3シールドの第3磁化は、前記第2方向に沿う成分を含み、
前記第4シールドの第4磁化は、前記第2方向に沿う前記成分を含む、請求項1に記載の磁気ヘッド。
【請求項3】
前記再生部は、
前記第1シールドと前記第1磁性部材との間に設けられた第1非磁性層と、
前記第1磁性部材と前記第2シールドとの間に設けられた第2非磁性層と、
をさらに含む、請求項1に記載の磁気ヘッド。
【請求項4】
前記第1非磁性層及び前記第2非磁性層の少なくともいずれかは、Cu、Al、Au、Ag、W、Ta、Si、AlO、及び、MgOよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項3に記載の磁気ヘッド。
【請求項5】
前記再生部は、
前記第1磁性部材と前記第3シールドとの間に設けられた第3非磁性層をさらに含み、
前記第3非磁性層は、前記第1磁性部材及び前記第3シールドと電気的に接続され、
前記第3端子は、前記第3シールドと電気的に接続され、
前記第3非磁性層は、Cu、Al、Au、及び、Agよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項1に記載の磁気ヘッド。
【請求項6】
媒体対向面を含む再生部を備え、
前記再生部は、
第1シールドと、
第2シールドであって、前記第1シールドから前記第2シールドへの方向は、前記媒体対向面に沿う第1方向に沿う、前記第2シールドと、
第3シールドと、
第4シールドであって、前記第3シールドから前記第4シールドへの第2方向は、前記媒体対向面に沿い、前記第1方向と交差した、前記第4シールドと、
前記第1シールドと前記第2シールドとの間、及び、前記第3シールドと前記第4シールドとの間に設けられた第1磁性部材と、
第1磁性層と、
第2磁性層と、
前記第1シールドと電気的に接続された第1端子と、
前記第2シールドと電気的に接続された第2端子と、
前記第1磁性部材と電気的に接続された第3端子と、
を備え、
前記第1磁性部材は、前記第1方向において前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に設けられ、
前記第1磁性層の第1磁性層磁化は、前記媒体対向面と交差する第3方向に沿う成分を含み、
前記第2磁性層の第2磁性層磁化は、前記第3方向と逆向きの第4方向に沿う成分を含む、磁気ヘッド。
【請求項7】
媒体対向面を含む再生部を備え、
前記再生部は、
第1シールドと、
第2シールドであって、前記第1シールドから前記第2シールドへの方向は、前記媒体対向面に沿う第1方向に沿う、前記第2シールドと、
第3シールドと、
第4シールドであって、前記第3シールドから前記第4シールドへの第2方向は、前記媒体対向面に沿い、前記第1方向と交差した、前記第4シールドと、
前記第1シールドと前記第2シールドとの間、及び、前記第3シールドと前記第4シールドとの間に設けられた第1磁性部材と、
前記第1シールドと電気的に接続された第1端子と、
前記第2シールドと電気的に接続された第2端子と、
前記第1磁性部材と電気的に接続された第3端子と、
を含み、
前記第1シールドの第1磁化は、前記媒体対向面と交差する第3方向の成分を含み、
前記第2シールドの第2磁化は、前記第3方向と逆向きの第4方向の成分を含む、磁気ヘッド。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1つに記載の磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドと対向する磁気記録媒体と、
第1回路と、
第2回路と、
を備え、
前記第1回路は、前記第1端子と前記第2端子との間に電流を供給するように構成され、
前記第2回路は、前記第1端子及び前記第2端子の一方と、前記第3端子と、の間の電圧を検出するように構成され、
前記電圧は、前記磁気記録媒体に記録された磁化状態に応じて変化するように構成された、磁気記録装置。
【請求項9】
前記第2回路は、
第1入力部及び第1他入力部を含む第1差動回路と、
第2入力部及び第2他入力部を含む第2差動回路と、
を含み、
前記第1入力部は、前記第1端子と電気的に接続され、
前記第1他入力部は、前記第3端子と電気的に接続され、
前記第2入力部は、前記第2端子と電気的に接続され、
前記第2他入力部は、前記第3端子と電気的に接続された、請求項8に記載の磁気記録装置。
【請求項10】
前記第1差動回路は、第1出力部をさらに含み、
前記第2差動回路は、第2出力部をさらに含み、
前記第2回路は、第3入力部及び第3他入力部を含む第3差動回路をさらに含み、
前記第3入力部は、前記第1出力部及び前記第2出力部の一方と電気的に接続され、
前記第3他入力部は、前記第1出力部及び前記第2出力部の他方と電気的に接続される、請求項9に記載の磁気記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、磁気ヘッド、及び、磁気記録装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
磁気センサを含む磁気ヘッドを用いて、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記録媒体に記録された情報が再生される。磁気ヘッドにおいて、安定した特性が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7576948号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、安定した特性を得ることができる磁気ヘッド、及び、磁気記録装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、磁気ヘッドは、媒体対向面を含む再生部を含む。前記再生部は、第1シールド、第2シールド、第3シールド、第4シールド、第1磁性部材、第1端子、第2端子及び第3端子を含む。前記第1シールドから前記第2シールドへの方向は、第1方向に沿う。前記第3シールドから前記第4シールドへの第2方向は、前記第1方向と交差する。前記第1磁性部材は、前記第1シールドと前記第2シールドとの間、及び、前記第3シールドと前記第4シールドとの間に設けられる。前記第1端子は、前記第1シールドと電気的に接続される。前記第2端子は、前記第2シールドと電気的に接続される。前記第3端子は、前記第3シールドと電気的に接続される。前記第1シールドは、第1端及び第1他端を含む第1辺を含む。前記第2シールドは、第2端及び第2他端を含む第2辺を含む。前記第1端と前記媒体対向面との間の第3方向に沿う距離は、前記第1他端と前記媒体対向面との間の前記第3方向に沿う距離よりも短い。前記第3方向は、前記媒体対向面と交差する。前記第1端の前記第2方向における位置は、前記第3シールドの前記第2方向における位置と、前記第1他端の前記第2方向における位置と、の間にある。前記第2端と前記媒体対向面との間の前記第3方向に沿う距離は、前記第2他端と前記媒体対向面との間の前記第3方向に沿う距離よりも短い。前記第2端の前記第2方向における位置は、前記第2他端の前記第2方向における位置と、前記第4シールドの前記第2方向における位置と、の間にある。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式図である。
図2は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式図である。
図3(a)及び図3(b)は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式図である。
図4(a)及び図4(b)は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式図である。
図5は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的平面図である。
図6は、第2実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式図である。
図7は、第2実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式図である。
図8は、第2実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式図である。
図9は、第2実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式図である。
図10は、第2実施形態に係る磁気ヘッドの一部を例示する模式的平面図である。
図11は、第3実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的平面図である。
図12は、実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的斜視図である。
図13は、実施形態に係る磁気記録装置を例示する模式図である。
図14は、実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的斜視図である。
図15は、実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図16は、実施形態に係る磁気記録装置を例示する模式的斜視図である。
図17(a)及び図17(b)は、実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1、図2、図3(a)及び図3(b)は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式図である。
図1は、平面図である。図2は、磁気ヘッドの一部の斜視図である。図3(a)は、図1のY1-Y2線断面における模式図である。図3(b)は、図1のY3-Y4線断面図における模式図である。
【0009】
図1に示すように、実施形態に係る磁気ヘッド110は、再生部70を含む。実施形態に係る磁気記録装置210は、磁気ヘッド110及び磁気記録媒体80(図3(a)及び図3(b)参照)を含む。
【0010】
図3(a)及び図3(b)に示すように、再生部70は、媒体対向面10Fを含む。媒体対向面10Fは、磁気記録媒体80と対向する。媒体対向面10Fに沿う1つの方向をX軸方向とする。媒体対向面10Fに沿い、X軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。X軸方向及びY軸方向に対して垂直な方向をZ軸方向とする。媒体対向面10Fは、Z軸方向と交差する。媒体対向面10Fは、例えば、後述する第1磁性部材11の1つの面で良い。図1は、媒体対向面10Fから見た再生部70を例示している。
(【0011】以降は省略されています)

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