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公開番号
2025122840
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018536
出願日
2024-02-09
発明の名称
半導体装置
出願人
ルネサスエレクトロニクス株式会社
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
G11C
11/16 20060101AFI20250815BHJP(情報記憶)
要約
【課題】高速動作と安定動作の両立を図ることが可能な記憶装置を備えた半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、抵抗変化型メモリセルアレイ1100_1と、抵抗変化型メモリセルアレイ1100_1と電気的に接続されたセンスアンプSAと、センスアンプSAと電気的に接続されたクランプ電圧生成回路CLPGと、を備える。センスアンプSAは、センスノードにおける電圧を増幅する増幅部SAPと、互いにゲート端子が電気的に接続されたNMOSトランジスタN1、N2を有する第1クランプ回路と、互いにゲート端子が電気的に接続されたNMOSトランジスタN3、N4を有する第2クランプ回路と、抵抗変化型メモリセルアレイ1100_1と電気的に接続されたNMOSトランジスタN5と、参照抵抗Rrefと、参照抵抗Rrefと電気的に接続されたNMOSトランジスタN6と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
抵抗変化型メモリセルアレイと、
前記抵抗変化型メモリセルアレイと電気的に接続されたセンスアンプと、
前記センスアンプと電気的に接続されたクランプ電圧生成回路と、
を備え、
前記センスアンプは、
センスノードにおける電圧を増幅する増幅部と、
互いにゲート端子が電気的に接続された第1NMOSトランジスタおよび第2NMOSトランジスタを有する第1クランプ回路と、
互いにゲート端子が電気的に接続された第3NMOSトランジスタおよび第4NMOSトランジスタを有する第2クランプ回路と、
前記抵抗変化型メモリセルアレイと電気的に接続された第5NMOSトランジスタと、
参照抵抗と、
前記参照抵抗と電気的に接続された第6NMOSトランジスタと、
を備え、
前記第3NMOSトランジスタのドレイン端子は、前記センスノードを構成する第1ノードを介して、前記増幅部に電気的に接続され、
前記第4NMOSトランジスタのドレイン端子は、前記センスノードを構成する第2ノードを介して、前記増幅部に電気的に接続され、
前記第3NMOSトランジスタのソース端子は、第3ノードを介して、前記第1NMOSトランジスタのドレイン端子に電気的に接続され、
前記第4NMOSトランジスタのソース端子は、第4ノードを介して、前記第2NMOSトランジスタのドレイン端子に電気的に接続され、
前記第1NMOSトランジスタのソース端子は、第5ノードを介して、前記第5NMOSトランジスタのドレイン端子に電気的に接続され、
前記第2NMOSトランジスタのソース端子は、第6ノードを介して、前記第6NMOSトランジスタのドレイン端子に電気的に接続され、
前記第5NMOSトランジスタのソース端子は、前記抵抗変化型メモリセルアレイと電気的に接続され、
前記第6NMOSトランジスタのソース端子は、前記参照抵抗と電気的に接続され、
前記クランプ電圧生成回路は、前記第1NMOSトランジスタおよび前記第2NMOSトランジスタのゲート端子に第1クランプ電圧を供給し、前記第3NMOSトランジスタおよび前記第4NMOSトランジスタのゲート端子に第2クランプ電圧を供給し、
前記第3NMOSトランジスタおよび第4NMOSトランジスタの相互コンダクタンスは、前記第1NMOSトランジスタおよび第2NMOSトランジスタの相互コンダクタンスよりも低い、
半導体装置。
続きを表示(約 3,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記第1NMOSトランジスタおよび前記第2NMOSトランジスタのチャネル長は、前記第3NMOSトランジスタおよび前記第4NMOSトランジスタのチャンネル長よりも短く、および/または、前記第1NMOSトランジスタおよび前記第2NMOSトランジスタのチャネル幅は、前記第3NMOSトランジスタおよび前記第4NMOSトランジスタのチャンネル幅より長い、
半導体装置。
【請求項3】
請求項2に記載の半導体装置において、
前記センスアンプは、前記第3ノードおよび前記第4ノードに電気的に接続された電流補正回路を備え、
前記電流補正回路は、前記クランプ電圧生成回路から入力される補正電流バイアス信号に基づいた補正電流を、前記第3ノードおよび/または前記第4ノードに印加する、
半導体装置。
【請求項4】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記半導体装置は、
前記第5ノードおよび前記第6ノードに供給する初期化電位を生成するVBL初期化回路を、さらに備え、
前記センスアンプは、
前記第5ノードに電気的に接続されたドレイン端子と、前記VBL初期化回路に電気的に接続されたソース端子とを有する第7NMOSトランジスタと、
前記第6ノードに電気的に接続されたドレイン端子と、前記VBL初期化回路に電気的に接続されたソース端子とを有する第8NMOSトランジスタと、
をさらに備え、
スタンバイ時に、前記第7NMOSトランジスタおよび前記第8NMOSトランジスタがオン状態とされ、前記第5NMOSトランジスタおよび前記第6NMOSトランジスタがオフ状態とされる、
半導体装置。
【請求項5】
請求項4に記載の半導体装置において、
前記センスアンプは、
第1PMOSトランジスタと、
第2PMOSトランジスタと、
ノイズキャンセル回路と、
をさらに備え、
前記ノイズキャンセル回路は、
第11NMOSトランジスタと、
第12NMOSトランジスタと、
第13NMOSトランジスタと、
第14NMOSトランジスタと、
第15NMOSトランジスタと、
を備え、
前記第11NMOSトランジスタのゲート端子は、前記クランプ電圧生成回路と電気的に接続されていることにより、前記第1クランプ電圧が供給され、
前記第12NMOSトランジスタのゲート端子は、前記クランプ電圧生成回路に電気的に接続されていることにより、前記第2クランプ電圧が供給され、
前記第11NMOSトランジスタのドレイン端子は、前記第12NMOSトランジスタのソース端子と電気的に接続され、
前記第11NMOSトランジスタのソース端子は、前記第13NMOSトランジスタのドレイン端子および前記第14NMOSトランジスタのドレイン端子に電気的に接続され、
前記第14NMOSトランジスタのソース端子は前記VBL初期化回路と電気的に接続され、
前記第1PMOSトランジスタは、前記第1ノードと電気的に接続され、
前記第2PMOSトランジスタは、前記第2ノードと電気的に接続され
前記第15NMOSトランジスタは、前記第12NMOSトランジスタのドレイン端子と電気的に接続され、
前記スタンバイ時に、前記第13NMOSトランジスタおよび前記第15NMOSトランジスタはオン状態とされ、前記第14NMOSトランジスタはオフ状態とされる、
半導体装置。
【請求項6】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記参照抵抗は、
第1調整部と、
前記第1調整部と直列接続された第2調整部と、
を備え、
前記第1調整部は、第1抵抗素子と短絡スイッチとして機能する第1トランジスタとが並列接続され、
前記第2調整部は、第2抵抗素子と短絡スイッチとして機能する第2トランジスタとが直列接続された調整ユニットが第3抵抗素子と並列接続されている、
半導体装置。
【請求項7】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記抵抗変化型メモリセルアレイは、磁気抵抗メモリセルアレイである、
半導体装置。
【請求項8】
複数の抵抗変化型メモリセルが配置されたメモリセルアレイと、
前記メモリセルアレイに接続されたセンスアンプと、
読み出し動作時に、前記複数の抵抗変化型メモリセルから選択された抵抗変化型メモリセルに印加される電圧をクランプするクランプ電圧を生成するクランプ電圧生成回路と、
を備え、
前記センスアンプは、
1対のセンスノードにおける電位差を増幅する増幅部と、
前記読み出し動作時よりも前のスタンバイ時に、前記1対のセンスノードに、所定の電圧を供給するプリチャージ回路と、
参照抵抗と、
前記1対のセンスノードのうちの一方のセンスノードと前記選択された抵抗変化型メモリセルとの間に、ソース・ドレイン経路が直列的に接続された第1MOSトランジスタと第2MOSトランジスタと、
前記1対のセンスノードのうちの他方のセンスノードと前記参照抵抗との間に、ソース・ドレイン経路が直列的に接続された第3MOSトランジスタと第4MOSトランジスタと、
を備え、
前記第1MOSトランジスタ、前記第2MOSトランジスタ、前記第3MOSトランジスタおよび前記第4MOSトランジスタのゲート端子には、前記クランプ電圧が印加され、
前記第1MOSトランジスタと前記第2MOSトランジスタのうち、前記一方のセンスノードに接続された前記第1MOSトランジスタのサイズは、前記第2MOSトランジスタのサイズよりも小さく、
前記第3MOSトランジスタと前記第4MOSトランジスタのうち、前記他方のセンスノードに接続された前記第3MOSトランジスタのサイズは、前記第4MOSトランジスタのサイズよりも小さい、
半導体装置。
【請求項9】
請求項8に記載の半導体装置において、
前記センスアンプは、前記第1MOSトランジスタと前記第2MOSトランジスタとを接続するノードと、前記第3MOSトランジスタと前記第4MOSトランジスタとを接続するノードとに、補正用電流を供給する電流補正回路を備える、
半導体装置。
【請求項10】
請求項9に記載の半導体装置において、
前記クランプ電圧生成回路は、前記クランプ電圧として、第1クランプ電圧と、前記第1クランプ電圧とは異なる第2クランプ電圧を生成し、
前記第1MOSトランジスタのゲート端子と前記第3MOSトランジスタのゲート端子は、前記第1クランプ電圧が印加される第1配線に接続され、
前記第2MOSトランジスタのゲート端子と前記第4MOSトランジスタのゲート端子は、前記第2クランプ電圧が印加される第2配線に接続され、
前記半導体装置は、前記プリチャージ回路が供給する前記所定の電圧よりも低い値の初期化電圧を生成する初期化回路を備え、
前記センスアンプは、前記スタンバイ時に、前記初期化回路により生成された前記初期化電圧を、前記第3MOSトランジスタおよび前記第4MOSトランジスタに供給する選択回路を備える、
半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関し、例えば抵抗変化型メモリセルを有する記憶装置を備えた半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
抵抗変化型メモリセルは、記憶する情報に応じて抵抗値が変化する記憶素子を示しており、このような抵抗変化型メモリセル(以下、単にメモリセルとも称する)を有する記憶装置として、例えば磁気抵抗メモリ(Magnetoresistive Random Access Memory、以下MRAMとも称する)がある。MRAMに係る技術が、例えば非特許文献1に示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
“A Reflow-capable,Embedded 8Mb STT-MRAM Macro with 9nS Read Access Time in 16nm FinFET Logic CMOS Process”, TSMC, IEDM 2020
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、非特許文献1に示されているMRAMに係る技術を検討した。本発明者らによる検討は、後で比較例において説明するので、ここでは省略するが、非特許文献1に示されている技術では、高速動作と高温での安定動作とを両立させることが困難であると言う課題があることが判明した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願において開示される実施の形態のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。なお、以下の説明では、電界効果トランジスタはMOSトランジスタと称し、Nチャンネル型MOSトランジスタはNMOSトランジスタと称し、Pチャンネル型MOSトランジスタはPMOSトランジスタとも称する。
【0006】
一実施の形態に係る半導体装置は、抵抗変化型メモリセルアレイと、抵抗変化型メモリセルアレイと電気的に接続されたセンスアンプと、センスアンプと電気的に接続されたクランプ電圧生成回路とを備える。
【0007】
前記の半導体装置において、センスアンプは、センスノードにおける電圧を増幅する増幅部と、互いにゲート端子が電気的に接続された第1NMOSトランジスタおよび第2NMOSトランジスタを有する第1クランプ回路と、互いにゲート端子が電気的に接続された第3NMOSトランジスタおよび第4NMOSトランジスタを有する第2クランプ回路と、抵抗変化型メモリセルアレイと電気的に接続された第5NMOSトランジスタと、参照抵抗と、参照抵抗と電気的に接続された第6NMOSトランジスタとを備える。
【0008】
ここで、第3NMOSトランジスタのドレイン端子は、センスノードを構成する第1ノードを介して、増幅部に電気的に接続され、第4NMOSトランジスタのドレイン端子は、センスノードを構成する第2ノードを介して、増幅部に電気的に接続され、第3NMOSトランジスタのソース端子は、第3ノードを介して、第1NMOSトランジスタのドレイン端子に電気的に接続され、第4NMOSトランジスタのソース端子は、第4ノードを介して、第2NMOSトランジスタのドレイン端子に電気的に接続され、第1NMOSトランジスタのソース端子は、第5ノードを介して、第5NMOSトランジスタのドレイン端子に電気的に接続され、第2NMOSトランジスタのソース端子は、第6ノードを介して、第6NMOSトランジスタのドレイン端子に電気的に接続され、第5NMOSトランジスタのソース端子は、抵抗変化型メモリセルアレイと電気的に接続され、第6NMOSトランジスタのソース端子は、参照抵抗と電気的に接続され、クランプ電圧生成回路は、第1NMOSトランジスタおよび第2NMOSトランジスタのゲート端子に第1クランプ電圧を供給し、第3NMOSトランジスタおよび第4NMOSトランジスタのゲート端子に第2クランプ電圧を供給し、第3NMOSトランジスタおよび第4NMOSトランジスタの相互コンダクタンスは、第1NMOSトランジスタおよび第2NMOSトランジスタの相互コンダクタンスよりも低い。
【0009】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【発明の効果】
【0010】
一実施の形態によれば、高速動作と安定動作の両立を図ることが可能な記憶装置を備えた半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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