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公開番号2025129759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026633
出願日2024-02-26
発明の名称半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法
出願人RAMXEED株式会社
代理人個人,個人
主分類G11C 11/22 20060101AFI20250829BHJP(情報記憶)
要約【課題】強誘電体キャパシタを含むメモリセルのアクセス時のサイクルタイムを短縮する。
【解決手段】半導体記憶装置は、データを保持する強誘電体キャパシタを有する第1メモリセルおよび第2メモリセルと、第1メモリセルに接続される第1ビット線および第1プレート線と、第2メモリセルに接続される第2ビット線および第2プレート線と、第1プレート線を駆動することで第1メモリセルから第1ビット線に読み出されるデータと、第2プレート線を駆動することで第2メモリセルから第2ビット線に読み出されるデータとを差動増幅するセンスアンプと、センスアンプにより差動増幅された第1ビット線のデータの論理を反転したレベルを第1プレート線に出力する第1リストア回路と、センスアンプにより差動増幅された第2ビット線のデータの論理を反転したレベルを第2プレート線に出力する第2リストア回路と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
データを保持する強誘電体キャパシタを有する第1メモリセルおよび第2メモリセルと、
前記第1メモリセルに接続される第1ビット線および第1プレート線と、
前記第2メモリセルに接続される第2ビット線および第2プレート線と、
前記第1プレート線を駆動することで前記第1メモリセルから前記第1ビット線に読み出されるデータと、前記第2プレート線を駆動することで前記第2メモリセルから前記第2ビット線に読み出されるデータとを差動増幅するセンスアンプと、
前記センスアンプにより差動増幅された前記第1ビット線のデータの論理を反転したレベルを前記第1プレート線に出力する第1リストア回路と、
前記センスアンプにより差動増幅された前記第2ビット線のデータの論理を反転したレベルを前記第2プレート線に出力する第2リストア回路と、
を有する半導体記憶装置。
続きを表示(約 2,900 文字)【請求項2】
前記第1リストア回路の入力は、前記第1ビット線に接続される前記センスアンプ内の第1ノードに接続され、
前記第2リストア回路の入力は、前記第2ビット線に接続される前記センスアンプ内の第2ノードに接続される
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記第1プレート線および前記第2プレート線は、前記第1ビット線および前記第2ビット線と平行に配線される
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
複数の前記第1メモリセルを前記第1ビット線にそれぞれ接続する複数の第1ビット線スイッチと、
複数の前記第1メモリセルを前記第1プレート線にそれぞれ接続する複数の第1プレート線スイッチと、
複数の前記第2メモリセルを前記第2ビット線にそれぞれ接続する複数の第2ビット線スイッチと、
複数の前記第2メモリセルを前記第2プレート線にそれぞれ接続する複数の第2プレート線スイッチと、を有し、
前記センスアンプ、前記第1リストア回路および前記第2リストア回路は、複数の前記第1メモリセルおよび複数の前記第2メモリセルに共通に設けられる
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記第1ビット線および前記第1プレート線に前記第1メモリセルと排他的に接続され、データを保持する強誘電体キャパシタを有する第1リファレンスセルと、
前記第2ビット線および前記第2プレート線に前記第2メモリセルと排他的に接続され、データを保持する強誘電体キャパシタを有する第2リファレンスセルと、有し、
前記センスアンプは、前記第1メモリセルに記憶されたデータおよび前記第2リファレンスセルに記憶されたリファレンスデータを差動増幅し、または、前記第2メモリセルに記憶されたデータおよび前記第1リファレンスセルに記憶されたリファレンスデータを差動増幅し、
前記センスアンプにより差動増幅された前記リファレンスデータを受ける前記第1リストア回路または前記第2リストア回路は、前記リファレンスデータの論理にかかわらず、対応する前記第1プレート線または前記第2プレート線に、前記第1リファレンスセルおよび前記第2リファレンスセルに記憶されたデータの書き換えを抑止するレベルを出力する
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記第1リファレンスセルおよび前記第2リファレンスセルには、前記第1メモリセルおよび前記第2メモリセルに記憶されるデータ"0"およびデータ"1"の中間値に対応するデータ"0"が記憶され、
前記第1メモリセルまたは前記第2メモリセルに記憶されているデータを読み出す読み出しサイクルにおいて、前記第1メモリセルまたは前記第2メモリセルから前記第1ビット線または前記第2ビット線にデータを読み出す前に、前記第2リファレンスセルまたは前記第1リファレンスセルにデータ"0"をリストアする
請求項5に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
データを保持する強誘電体キャパシタを有する第1メモリセルおよび第2メモリセルと、
前記第1メモリセルに接続される第1ビット線および第1プレート線と、
前記第2メモリセルに接続される第2ビット線および第2プレート線と、
前記第1ビット線および前記第1プレート線に前記第1メモリセルと排他的に接続され、データを保持する強誘電体キャパシタを有する第1リファレンスセルと、
前記第2ビット線および前記第2プレート線に前記第2メモリセルと排他的に接続され、データを保持する強誘電体キャパシタを有する第2リファレンスセルと、
前記第1リファレンスセルに接続される第3プレート線と、
前記第2リファレンスセルに接続される第4プレート線と、
前記第1ビット線をロウレベルにリセットする第1リセットスイッチと、
前記第2ビット線をロウレベルにリセットする第2リセットスイッチと、
前記第1プレート線を駆動することで前記第1メモリセルから前記第1ビット線に読み出されるデータと、前記第2プレート線を駆動することで前記第2リファレンスセルから前記第2ビット線に読み出されるリファレンスデータとを差動増幅し、または、前記第2プレート線を駆動することで前記第2メモリセルから前記第2ビット線に読み出されるデータと、前記第1プレート線を駆動することで前記第1リファレンスセルから前記第1ビット線に読み出されるリファレンスデータとを差動増幅するセンスアンプと、
前記センスアンプにより差動増幅された前記第1ビット線のデータの論理を反転したレベルを前記第1プレート線に出力する第1リストア回路と、
前記センスアンプにより差動増幅された前記第2ビット線のデータの論理を反転したレベルを前記第2プレート線に出力する第2リストア回路と、を有し、
前記第1メモリセルまたは前記第2メモリセルに記憶されているデータを読み出す読み出しサイクルにおいて、前記第1メモリセルから前記第1ビット線にデータを読み出す前に、前記第4プレート線をハイレベルに設定し、前記第2リセットスイッチをオンすることで、前記第2リファレンスセルにデータ"0"をリストアし、または、前記第2メモリセルから前記第2ビット線にデータを読み出す前に、前記第3プレート線をハイレベルに設定し、前記第1リセットスイッチをオンすることで、前記第1リファレンスセルにデータ"0"をリストアする
半導体記憶装置。
【請求項8】
前記第1リファレンスセルおよび前記第2リファレンスセルは、前記第1ビット線および前記第2ビット線において、前記センスアンプから遠い側の端に配置される
請求項7に記載の半導体記憶装置。
【請求項9】
複数の前記第1リファレンスセルおよび複数の前記第2リファレンスセルのうち、サイズが同じ前記第1リファレンスセルおよび前記第2リファレンスセルのペアを選択し、選択した前記第1リファレンスセルを前記第1ビット線、前記第1プレート線および前記第3プレート線に接続し、選択した前記第2リファレンスセルを前記第2ビット線、前記第2プレート線および前記第4プレート線に接続するリファレンス選択制御部と、を有する
請求項7に記載の半導体記憶装置。
【請求項10】
前記第1リファレンスセルおよび前記第2リファレンスセルを使用せず、前記第1メモリセルおよび前記第2メモリセルに相補のデータを記憶し、前記第1メモリセルおよび前記第2メモリセルから前記第1ビット線および前記第2ビット線に読み出される相補のデータを前記センスアンプで差動増幅する
請求項5ないし請求項9のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
可変容量素子として機能する強誘電体キャパシタを含むメモリセルを有し、強誘電体キャパシタの残留分極に応じてデータを保持可能な半導体記憶装置が知られている。この種の半導体記憶装置は、メモリセルおよびダミーセルキャパシタに接続されたビット線対と、ビット線対に現れる電圧を比較増幅するセンスアンプとを有する。ダミーセルキャパシタからビット線に読み出される参照電位を補正する補正用キャパシタをビット線対に接続することで、メモリセルからのデータの読み出しマージンが向上される(例えば、特許文献1参照)。また、強誘電体のダミーセルキャパシタが使用される場合、読み出し時に印加される電圧と逆の電圧を読み出し時以外にダミーセルキャパシタに印加することで、ダミーセルキャパシタのインプリント効果の影響が緩和される(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-102793号公報
特開2011-134383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
強誘電体キャパシタを含むメモリセルからのデータの読み出しでは、データ"0"またはデータ"1"の一方は読み出しにより破壊されるため、データの読み出し後に破壊される前のデータがメモリセルにリストアされる。このため、メモリセルのアクセス時のサイクルタイムがリストアに掛かる時間だけ長くなるという問題がある。
【0005】
1つの側面では、本発明は、強誘電体キャパシタを含むメモリセルのアクセス時のサイクルタイムを短縮することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの観点によれば、半導体記憶装置は、データを保持する強誘電体キャパシタを有する第1メモリセルおよび第2メモリセルと、前記第1メモリセルに接続される第1ビット線および第1プレート線と、前記第2メモリセルに接続される第2ビット線および第2プレート線と、前記第1プレート線を駆動することで前記第1メモリセルから前記第1ビット線に読み出されるデータと、前記第2プレート線を駆動することで前記第2メモリセルから前記第2ビット線に読み出されるデータとを差動増幅するセンスアンプと、前記センスアンプにより差動増幅された前記第1ビット線のデータの論理を反転したレベルを前記第1プレート線に出力する第1リストア回路と、前記センスアンプにより差動増幅された前記第2ビット線のデータの論理を反転したレベルを前記第2プレート線に出力する第2リストア回路と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
強誘電体キャパシタを含むメモリセルのアクセス時のサイクルタイムを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態における半導体記憶装置の一例を示すブロック図である。
図1のサブアレイの2つ分の回路の一例を示すブロック図である。
図2のサブアレイの要部の一例を示す回路図である。
他の半導体記憶装置のサブアレイの2つ分の回路の一例を示すブロック図である。
図1の強誘電体キャパシタの書き込み動作および読み出し動作の例を示す説明図である。
図1の半導体記憶装置のアクセス動作の一例を示すタイミング図である。
図1および図4の半導体記憶装置のアクセス動作の比較を示すタイミング図である。
図1の半導体記憶装置のアクセス動作の別の例を示すタイミング図である。
さらなる他の半導体記憶装置の要部の一例を示すブロック図である。
別の実施形態における半導体記憶装置のサブアレイの2つ分の回路の一例を示すブロック図である。
図10のサブアレイを有する半導体記憶装置のアクセス動作の一例を示すタイミング図である。
図10のリファレンスセルおよびメモリセルの残留分極値の時間変化の一例を示す説明図である。
図10のサブアレイを有する半導体記憶装置のアクセス動作の別の例を示すタイミング図である。
別の実施形態における半導体記憶装置のサブアレイの2つ分の回路の一例を示すブロック図である。
図14のサブアレイの左側に配置される要素の一例を示すブロック図である。
図14のサブアレイの左側の要部の一例を示す回路図である。
図14のサブアレイの右側の要部の一例を示す回路図である。
図14の半導体記憶装置にアクセス動作を連続して実施させる場合にアクセスされるメモリセルとリファレンスセルの位置の例を示す説明図である。
図14のサブアレイを有する半導体記憶装置のアクセス動作の一例を示すタイミング図である。
図19に示す波形を生成するために使用される各種信号の例を示すタイミング図である。
さらなる別の実施形態における半導体記憶装置のサブアレイの2つ分の回路の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態が説明される。
【0010】
図1は、一実施形態における半導体記憶装置の一例を示す。図1に示す半導体記憶装置100は、例えば、強誘電体メモリ(FeRAM:Ferroelectric Random Access Memory)である。半導体記憶装置100は、単一のメモリデバイスとして各種電子機器に搭載される。半導体記憶装置100は、X方向とY方向に沿ってマトリックス状に配置された複数のサブアレイSARYと、制御回路CNTLと、ロウデコーダRDECと、リードアンプRAと、ライトアンプWAとを有する。例えば、複数のサブアレイSARYの各々は、32個のデータ入出力端子I/O0-I/O31のいずれかに対応する。
(【0011】以降は省略されています)

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