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公開番号2025133402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031333
出願日2024-03-01
発明の名称ディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G11B 33/12 20060101AFI20250904BHJP(情報記憶)
要約【課題】ベースの端面と外カバーとの結合の強度を向上することができるディスク装置を提供する。
【解決手段】一つの実施形態に係るディスク装置は、磁気ディスクと、ベースと、膜と、内カバーと、外カバーと、を備える。前記ベースは、内部空間が設けられ、前記磁気ディスクを囲む第1の内面と、第1の方向における前記第1の内面の端に接続された支持面と、前記第1の内面よりも前記磁気ディスクの回転軸から離間するとともに前記支持面に接続された第2の内面と、前記第1の方向における前記第2の内面の端に接続された端面と、を有する。前記膜は、前記第2の内面のうち被覆領域を覆い、前記端面と、前記第2の内面のうち前記回転軸まわりに前記被覆領域と並んだ露出領域と、から離間している。前記内カバーは、前記支持面に支持され、前記第2の内面に囲まれる。前記外カバーは、前記ベースの少なくとも一部に結合される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
回転軸まわりに回転可能な磁気ディスクと、
前記磁気ディスクが配置された内部空間が設けられ、前記磁気ディスクを囲む第１の内面と、前記回転軸に沿う第１の方向における前記第１の内面の端に接続された支持面と、前記第１の内面よりも前記回転軸から離間するとともに前記支持面に接続された第２の内面と、前記第１の方向における前記第２の内面の端に接続された端面と、を有する、ベースと、
前記第１の内面の少なくとも一部と、前記支持面の少なくとも一部と、前記第２の内面のうち被覆領域と、を覆い、前記端面と、前記第２の内面のうち前記回転軸まわりに前記被覆領域と並んだ露出領域と、から離間した、膜と、
前記支持面に支持され、前記第２の内面に囲まれ、前記内部空間を覆う、内カバーと、
前記ベースの少なくとも一部に結合され、前記内カバーを覆う、外カバーと、
を具備するディスク装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記露出領域は、前記被覆領域よりも前記磁気ディスクに近い、
請求項１のディスク装置。
【請求項３】
前記露出領域は、前記回転軸まわりに互いに離間した第１の露出領域、第２の露出領域、及び第３の露出領域を有し、
前記ベースは、前記回転軸と直交する第２の方向に延び、
前記第１の方向に見た投影面において、前記第１の露出領域は前記第２の方向における前記磁気ディスクの端に向き、前記第２の露出領域は前記第１の方向及び前記第２の方向と直交する第３の方向における前記磁気ディスクの端に向き、前記第３の露出領域は前記第３の方向の反対の第４の方向における前記磁気ディスクの端に向く、
請求項２のディスク装置。
【請求項４】
前記ベースは、前記第２の内面の反対側にある外面、をさらに有し、
前記露出領域と前記外面との間の距離は、前記被覆領域と前記外面との間の距離よりも短い、
請求項１のディスク装置。
【請求項５】
前記内カバーと前記露出領域との間の距離は、前記内カバーと前記膜との間の距離よりも短い、
請求項１のディスク装置。
【請求項６】
前記内カバーは、前記膜に向く側面と、前記側面から前記露出領域に向かって突出する凸部と、を有する、
請求項５のディスク装置。
【請求項７】
前記回転軸まわりにおいて、前記凸部の長さは、前記露出領域の長さよりも短い、
請求項６のディスク装置。
【請求項８】
前記第１の方向に見た投影面において前記磁気ディスクと前記膜との間に位置する第１の部分と、前記投影面において前記磁気ディスクと前記露出領域との間に位置するとともに前記第１の部分から前記露出領域に向かって突き出るように曲げられた第２の部分と、を有し、前記支持面と前記内カバーとの間に介在する、ガスケット、
をさらに具備する請求項６又は請求項７のディスク装置。
【請求項９】
前記支持面と前記内カバーとの間に介在するガスケット、
をさらに具備し、
前記第１の方向に見た投影面において、前記磁気ディスクと前記露出領域との間における前記ガスケットの幅は、前記磁気ディスクと前記膜との間における前記ガスケットの幅よりも狭い、
請求項１のディスク装置。
【請求項１０】
前記外カバーは、前記端面に結合された、
請求項１のディスク装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、ディスク装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）のようなディスク装置は、磁気ディスクと、当該磁気ディスクを収容する筐体を有する。筐体は、例えば、ベースと、当該ベースの内部空間を塞ぐ内カバーと、内カバーを覆うとともにベースの端面に溶接された外カバーとを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
米国特許第１０９１００１８号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ベースの表面は、一般的に、電着塗装の膜によって保護される。一方、ベースは、溶接における当該膜の溶融を防ぐように、外カバーの近傍において当該膜を例えば切削により除去されることがある。切削によりベースの端面の幅が減少すると、端面と外カバーとの溶接の強度が低減する虞がある。
【０００５】
本発明が解決する課題の一例は、ベースの端面と外カバーとの結合の強度を向上することができるディスク装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
一つの実施形態に係るディスク装置は、磁気ディスクと、ベースと、膜と、内カバーと、外カバーと、を備える。前記磁気ディスクは、回転軸まわりに回転可能である。前記ベースは、前記磁気ディスクが配置された内部空間が設けられ、前記磁気ディスクを囲む第１の内面と、前記回転軸に沿う第１の方向における前記第１の内面の端に接続された支持面と、前記第１の内面よりも前記回転軸から離間するとともに前記支持面に接続された第２の内面と、前記第１の方向における前記第２の内面の端に接続された端面と、を有する。前記膜は、前記第１の内面の少なくとも一部と、前記支持面の少なくとも一部と、前記第２の内面のうち被覆領域と、を覆い、前記端面と、前記第２の内面のうち前記回転軸まわりに前記被覆領域と並んだ露出領域と、から離間している。前記内カバーは、前記支持面に支持され、前記第２の内面に囲まれ、前記内部空間を覆う。前記外カバーは、前記ベースの少なくとも一部に結合され、前記内カバーを覆う。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、一つの実施形態に係るＨＤＤを示す例示的な斜視図である。
図２は、上記実施形態のＨＤＤの一部を概略的に示す例示的な平面図である。
図３は、上記実施形態のＨＤＤの一部を図２のＦ３－Ｆ３線に沿って示す例示的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下に、一つの実施形態について、図１乃至図３を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
【０００９】
以下の説明において、「抑制する」は、例えば、事象、作用、若しくは影響の発生を防ぐこと、又は事象、作用、若しくは影響の度合いを低減させること、として定義される。
【００１０】
図１は、本実施形態に係るハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１０を示す例示的な斜視図である。図２は、本実施形態のＨＤＤ１０の一部を概略的に示す例示的な平面図である。図３は、本実施形態のＨＤＤ１０の一部を図２のＦ３－Ｆ３線に沿って示す例示的な断面図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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